モンキスロッドで100魚種釣ってみた!〜2年間の軌跡〜

関東在住の殿河です!

今回は“モンキスロッドで100魚種釣ってみた!”と題して、様々な機種を用いて、日本、世界各地で出会った魚たちを2023年からの時系列順に機種情報と交えてレポートしていきます!

使ったのはDear Monster、HUNTERS、「Shinkirow」シリーズのスピニング機種で、それぞれ、「MX-7S」「MX-9S」「MGX-∞S」「MGX-8S」「HT-6×4S」「LIGHT-CRUISE」「SOGAINY」「KEARSHI」「AITHRIA」……その他、GIGAS系プロトロッド。

色々と触って、それぞれの特性を生かしながら様々な釣りに使用しました。

まずは自分の得意なロックショア!

2023年の年始、寒空の下、南紀の磯で「MX-9S」で1魚種目、ブリをキャッチ!

これを皮切りに、奄美でカスミアジ、ミナミクロダイ、ゴマヒレキントキ、テリエビス、ミスジアカヒレイシモチ、リュウキュウヤライイシモチ、コトヒキ、ギンガメアジ、オキフエダイ、ベンガルフエダイ。

高知でカサゴ、ヒラスズキ、ミナミハタンポ、カンパチ、オオモンハタ、メバル(纏めた写真内の魚は順不動です)。

草垣でヒレナガカンパチ

壱岐でネンブツダイ、マルアジ、ホシササノハベラ、マダイ。

地元大阪でスズキ、ナマズ、オオクチバス。

西表でアカハタ、ゴマフエダイ、カンモンハタ、オオグチイシチビキ、ムネアカクチビ、タカサゴ、タテスジハタ、バラハタ、シロブチハタ、マダラハタ、ニジハタ、アオノメハタ、ナンヨウカイワリ、イソフエフキ、イシフエダイ、ミツバモチノウオ、マトフエフキ、ミンサーフエフキ、ヒメフエダイ、アミメフエダイと追加。

この時点で46種類を突破

ここから2023年の夏シーズン。

トカラでツチホゼリ、ヤミハタ、バラフエダイ、オジサン、ヒレグロハタ、ヒトミハタ。

高知でアカメ、チヌ、チャイロマルハタ、ハガツオ。

このあたりで、次の遠征を控え「もっと強い竿が要る……作ってるっぽい!」と、ダメ元で「プロトを貸してください」とお願いしてみたことをキッカケに、テスターに就任

当時まだ発売前だった「MGX-∞S」を手に、小笠原・母島ネムリブカ、アカマツカサ、タマン、イシガキハタ、イソゴンベ、キヌベラ、カッポレ、スマ、メアジ、バラクーダ。

本州に戻って、琵琶湖でハス釣って、富山でキジハタ釣って、地元でアカカマス、アカエソ、ダツ、マサバ、サワラ、マアジ、ユカタハタ。

ここまで、76魚種。

ひとまずここまでは、「MX-9S」と「MX-7S」をメインに、ここ一発のビッグゲーム・小笠原、草垣には「MGX-∞S」、ライト系の釣りには「HT-6×4S」と使い分けてきました。

ここから更に魚種を伸ばそうと意気込んだ秋シーズン。

アカメとヒラマサに心を奪われてしまった僕は、高知と九州離島に傾倒してしまい……全く追加魚種無しで1年を終えました(意志が弱い)

そして、2024年の元旦も昨年と全く同じ磯で新年を迎え、見事にボウズを食らった僕は、「このままではダメだ」と突発的にタイ行きの航空券を手配。

そして、以前レポートした通りトラカマスという一見バラクーダとほぼ違いが分からない魚をタイの地磯で釣り上げ、帰国。

海外で魚種を伸ばせるチャンスでしたが、ビッグゲームに拘った結果なのでまぁしゃーないと言えばしゃーない。

この辺りで情報公開、自分は「一竿入魂!」の開発スタッフではありませんでしたが、完成した「Shinkirow」シリーズを幅広く使わせてもらうことができ、新たな武器を手に国内を駆け回ることにしました。

まずは九州、続くトカラ遠征にて「KEARSHI」でドデカいコブシメをキャッチし、「AITHRIA」でヒラマサ(小マサ)。

地元大阪に帰り、ジギングで「MX-7S」にてフサカサゴ、マルソウダでコツコツ魚種を伸ばす。

その後、西表へ飛んでロウニンメッキ、ウメイロ、シロダイ、オジロバラハタ、コクハンアラ、スミツキハタ、スジアラとプロトロッドでキャッチ。

学生時代、これにて終了。

2024年春、関東に引っ越して「TRAVERSE」でタチウオ(テンヤ)、「SOGAINY」でグレ、ムラソイ

離島へ「KEARSHI」を持ち込んでアオリイカ、アオヤガラ、ケンサキイカ。

やはり「Shinkirow」シリーズは国内魚種向けにラインナップされているのもあり、慣れ親しんだライトショアジギングやライトゲーム、自分にとっては縁遠い釣りだったエギングにもそれぞれ適性を発揮し、各地で印象的な魚(イカ)を連れてきてくれました。



もちろんDear Monster シリーズも並行して使い続けて「MX-7S」でイシダイ、オニヒラアジを釣って97魚種。

タマンの外道でシブダイ、そして「MGX-8S」でキハダ……99魚種

この時点で2024年9月。

ま、1種くらい直ぐに追加できるだろうと高を括っていましたが昨年の秋はヒラスズキに傾倒してしまったこともあり、足繁く磯に通いヒラスズキとハマチを釣り続け気付けば追加無しで2024年12月。

「さすがに年は跨ぎたくないなー」とぼんやり考えていると、数か月前に専用ロッドを借りて挑んだ釣りを思い出しました。

全く触れたことの無かったこの釣り、少しでも付け方が良くないと、あっという間にエサが無くなってしまいます。

「カッカッカッ」という特有のアタリを積極的に掛けていくこの釣り、「意外と面白い!」……と思ったのと同時に「TRAVERSE」でもいけそう!

ということで寒風吹きすさぶ東京湾に浮かんできました。


結果は……。


100魚種目はカワハギ、全く自分らしくない魚でフィニッシュとなりました(笑)


ということで結局2年かかった100魚種チャレンジはこれにて終了!

今年は (今年も?) ヒラスズキに本腰入れて取り組みたいと思います!

……というより取り組まないといけない大きな理由ができたので(笑)

それでは!



関西地方在住。幼少期より磯釣り好きの父・祖父の影響を受け成長した、国内外を飛び回るロックショアマン。大学院では近年関西で増殖する外来魚を研究、日本の釣りの未来に想い馳せる知的一面も持ち併せる。バイクや車弄りの趣味が昂じて、車中泊仕様にカスタムしたマニュアル軽バンで釣りに調査に走り回る日々。「MX-9S」「MX-7S」を軸とするスピニングタックルメインのスタイルで、「ロックショアをもっと安全に楽しめるよう、マルチピースロッドを未来の主流に!」と情熱を燃やす。