学生時代の〆括り。臨機応変・縦横無尽の九州長期遠征(前編・磯ヒラ編)

こんにちは! 関東に引っ越した殿河です。

今回は2月の後半に行った九州ヒラスズキ遠征をレポートします!

Shinkirowの「AITHRIA」と Dear Monster の「MX-9S」を場所毎に使い分けてヒラスズキをキャッチすることができました。

終わってみれば後のトカラ列島編も含めて約20日間の遠征になりましたので、前後編に分けてお話します。

まず2月15日午前中に大阪を出発し、2号線をひた走り五島列島へのフェリーが出ている佐世保へ向かいました。

日付が変わる頃に関門海峡を通過。佐世保へ到着すると夜が明けてました。

そこから出港時刻まで少し仮眠し、車をフェリーに積み込み2時間半ほどで自身初の五島に上陸!

先ずは北東風があたる面の磯に向かいました。

あらかじめポイントの目星を付けていたので、約30分ほど磯を歩いて岬の先端へ向かいました。 

途中高巻きする箇所もありましたが、ここはモバイルロッドの利点を活かして両手を空けて安全にクリアできました。

到着すると、予報より風が弱くサラシ薄&場所が狭い。

撃てるポイントが少なくいきなり“ロッ苦ショア”の予感でしたが、ここは五島列島。

ヘビーシンペンで足下にできたサラシをリフトアンドフォールで探るとヒット!

グッドコンディションのチヌでした。

タックルはShinkirow「AITHRIA」(92ロングモード)にツインパワーSW 5000XG PE2号 リーダー40lb でした。

とりあえず魚が出たことに安心し、ロングドライブの疲れもあったので早めに温泉に浸かり、寝……ません。

「夜は夜で釣れる魚がある!」ということで“常夜灯を徘徊”(Light-Cruise)。

島内を走り回り、良型アジパラダイス発見!

ど干潮潮止まりでしたが、無限に釣れる(笑)

足下で群れが溜まっており、バイトが丸見えで楽しめました。

ジグ単でひとしきり探った後はプラグで沖を探ると深いバイト。笑 

さすがの離島クオリティに安堵し、アジ臭い車内で就寝しました(後にドア全開換気&ファブリーズばらまきで対応)

干潮で足場が高かったことやプラグを遠投することもあったのでShinkirow 「LIGHT-CRUISE」(63ロングモード)に2000番リール PE0.4号、4lbリーダーに1gのジグ単や5g前後のメバル用プラグを主に使用しました。

翌日はしっかり朝マズメ寝坊し、凪の島内を走り回りましたが、無念の日没。

次の日は朝に目星を付けていたポイントに入りましたが、ここもサラシが薄く苦戦。

五島とは言えポイントを外すと甘くないようです。

昼からは大きくエリアを変えて南風のあたるポイントにinしました。

朝に先行者が入った形跡がありましたが、気にせず突撃。

待望の一面サラシスープが広がってます!

焦る気持ちを抑えてルアーを結び一投目。

いきなり黒銀の魚体が白いサラシを割ってルアーを突き上げヒット!

丁寧にいなしてしっかりキャッチ。

五島上陸から3日目、待望のヒラスズキでした

ここから怒濤の連発劇が始まります!

サラシの出ているスリットを撃っていくと面白いようにヒラが出てくる出てくる(笑)

途中で釣れすぎるので車から二軍のルアーボックスを持ってきて普段使わないルアーでキャッチしていきました。

ちなみにソロ釣行なので物撮りはスマホ用三脚にインカメで10秒タイマーで連写で撮影しています。

楽しい時間はあっという間で日没後は磯歩きの疲れを取るために温泉へ。

ここで五島在住で出身が大阪の自分と同じ地域のイシダイ釣り師の方と遭遇。

今日の釣果や五島の近況をお話していると、「明日のお昼に家においでよ!イシダイご馳走してあげる!」とコンビニ飯で済ましていた自分には大変ありがたいお言葉!

初めて食べたイシダイ。

予想を大きく上回る美味しさでたまげました笑

ご馳走になった後は自家焙煎のコーヒーもご馳走して頂き、ご夫妻の暖かさに感激しました。

お話の中でヒラスズキを食べたいとおっしゃっていたので、昼からは張り切って磯をランガン。

が、こういうときに限って渋い。笑

5箇所目のポイントで自分が圧倒的信頼を置くルアーで60cmくらいのを何とかキャッチ。汗

このポイントは足場が高くズリ上げ必須だったのでタフネスなDear Monster「MX-9S」“キメラ”カスタム(以前のレポート参照)を使用しました。

素早く血抜きと下処理を施し、釣って20分でお渡しすることに成功!

安堵し温泉に浸かっていると再びお会いし、晩ご飯もご馳走してもらえることに!

お返しのつもりでしたが、早速ヒラスズキと熟成されたイシダイの刺し盛りが登場し、その他豪華なお料理も頂きました。

お別れの際にはコーヒーパックもお土産に持たせてもらい、身に余るご厚意に預かりました。

本当にありがとうございました。

必ずの再訪と、次は一緒に磯に上がりましょう!と約束しお別れ。

気持ちよく熟睡し翌日のお昼のフェリーで本土に戻りました。

佐世保に戻ると友人からLINEが。

内容は「数日後の宇治群島だけど、シケで日程がずれた」とのこと。

ここから怒濤の予定変更祭り。

実は元々五島の後は、鹿児島に下り、南薩でヒラ、その後、宇治群島一泊二日、宮崎でオオニベ、長崎に戻って小塚さんと合流し憧れの男女群島という予定でしたが、どうやら男女もシケで出船が怪しそう。

1度大阪に帰ろうかと思いましたが、南薩の友人からヒラは調子良さげという連絡が。

「鹿児島のヒラスズキ釣りたいかもなぁ」

という漠然とした理由で気付けば3号線を南に走っていました(この選択が後のイカ爆裂釣果に繋がる)。

友人と合流し初日は南薩地方をランガン!

激磯を数カ所回りましたが、2バイトと渋い。

気を取り直して鹿児島グルメを食べて

翌日は北薩地方をランガン。

一箇所目の漁港横のイージー小磯、一投目で良型キャッチ(笑)

足場低めだったのでエクステンシャフトは抜いて、Shinkirow「AITHRIA」(88ショートモード)で。

昨日の苦労は何だったのか……という感じですが、ヒラスズキとはこういうもの(笑)

他にも小型をキャッチし満足の釣果でした。

と、今回はここまで。

後編は翌日以降、小塚さんと合流したイカの旅をレポートします!

お楽しみに

それではまた!

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関西地方在住。幼少期より磯釣り好きの父・祖父の影響を受け成長した、国内外を飛び回るロックショアマン。大学院では近年関西で増殖する外来魚を研究、日本の釣りの未来に想い馳せる知的一面も持ち併せる。バイクや車弄りの趣味が昂じて、車中泊仕様にカスタムしたマニュアル軽バンで釣りに調査に走り回る日々。「MX-9S」「MX-7S」を軸とするスピニングタックルメインのスタイルで、「ロックショアをもっと安全に楽しめるよう、マルチピースロッドを未来の主流に!」と情熱を燃やす。