怪人、怪魚、続々登場……灼熱のジャングル地獄、7年ぶりのパプア遠征記(前編)

皆さんこんにちは!

今年の初釣りはどんな魚を狙いに行きましたか?

私は年末から年始にかけて、海外にある魚を狙いに行っておりました!

今回の目的地はパプアでもインドネシア側、通称“イリアンジャヤ”。

放浪時代に2度訪れた思い出の地でもあります。

約7年振りにパプアを探検してきたので、その事を書いていきます。

(以下文体が変わります)

仕事を納めてから大慌てでパッキングを済ませ、無事飛行機に乗り込んだ。

毎度の事だが、徹夜でパッキングした反動で飛行機に乗り込むやいなや気絶するように爆睡。

いつかは次の日に備えて早めに就寝するくらい、余裕のある大人なパッキングをしたい!笑

今回もモバイルロッドでの遠征なので、荷物が非常にコンパクト‼︎

もう長くて邪魔なバズーカを持ち歩いていたあの頃には戻れない!笑

飛行機から出た瞬間にモワッと纏わりつく生ぬるい空気に独特の匂い。

毎回この懐かしい感覚に“ただいま”と笑みが溢れる。

先に来ていた友人とジャカルタで合流し再度飛行機で移動。

乗り継ぎで立ち寄った空港内のトイレ。

多分許可取ってないし微妙に似てないしナミがひどい…笑

あえて完璧に描かない事で著作権を回避しているのか?笑

パプアは国内とは思えないくらい本当に遠い。

感覚的にアマゾンに行くようなモノかな?

長時間の飛行機の連続でお尻が悲鳴を上げながらも、無事パプアに到着。

宿を確保しとりあえず腹ごしらえ。

辛いモノ好きの私にとってインドネシア料理は最高に美味しい!

現地に染まるにつれ、手で食べる事への抵抗は一切無くなる。

それにしても後ろのキティちゃんが怖い…笑

今回はガイドなし、知り合いなしのノープランなので、ボードを出してくれる相棒を探さしながら街を散策。

途中自転車タクシーに乗ったが、歩くのとスピード変わらないし皆んなにジロジロ見られて恥ずかしかった!笑

南国らしい鮮やかな魚がズラリと売られていた。

釣りや魚好きにとって、異国の魚屋を回るのは最高に楽しい!

年末年始という事で苦戦したものの、何とかボートマンを見つける事が出来た!

買い出しの準備がある為、出発は次の日。

当然その日は宿で大人しく…している訳もなく、近くの港で夜釣り!笑

路上で買ったイカをぶっ込んでみる。

釣りを開始して間もなく「MX-8+」に“コツコツ”と弱いアタリが。

なかなか乗らないので、しばらく食い込ませていると遂にヒット‼︎

今回初ヒットはアナゴのような色合いの小さいウツボ。

そりゃなかなか乗らないわ!笑

メガドック220」を背負える「MX-8+」には余裕過ぎる!笑

ウツボにグルグル巻きにされた仕掛けを結び直していると、今度はMX-7にアタリが!

上がってきたのは“カカップメラー”と呼ばれる魚。

非常に美味しい魚らしく、市場で見てから釣ってみたかった!

ディアモンスターシリーズの中でもオールマイティな「MX-7」。

遠征にも必ず持っていくが、今回も貴重な魚を連れてきてくれた!

友人がサイズアップしたウツボを釣り、この日は終了。

翌日も買い出し前の朝マズメだけ釣りする事に。

時折ボイルが発生するがサイズが小さく、大きいポッパーには反応なし。

隣でマイクロジギングしていた兄ちゃんにサワラがヒット‼︎

小さいジグ持って来れば良かった……。

市場で食材を買い込み遠征の準備を進める。

現地人は後先考えず食べまくるので、食材は多すぎるくらいで丁度いい。

それでも足りなくなる事もあるからね!笑

現地の食文化を知るには市場に行くのが一番。

日本でも馴染みのある食材から見ない食材までズラリと並ぶ。

市場で売られていた釣り針。

どこかで見覚えのあるメーカーのような……笑

燃料もドラムでたっぷり買い込み、目的の村へ出発。

この先どんなパラダイスが待っているのか。

どこもかしこもGTが釣れそうなフィールドが広がる!

去年のトカラ釣行」でGTを釣ってから、GT欲が高まっているが今回は我慢!笑

絶対ポテンシャル高いだろうな……。

明るいうちに目的の村へ到着予定だったが、結局夜中になってしまった。

突然の来客に村人達が騒つき始める。

しばらくすると村の中へ案内され、珍し外国人を見学に村人達が集まってきた。

インドネシアといえどここはパプア。

奥地に入れば入るほど一般常識よりも村の掟が重視される。

彼らの逆鱗に触れる事がないよう、慎重に対応していく。

村のお偉いさんに挨拶を済ませ、来訪の目的や今後の予定を説明。

無事に滞在の許可が降り、明日から釣りが出来る事に!

明日に備えて早めに就寝しようと横になった途端、爆音で音楽がなり始めた。

すっかり忘れていたが、今日は大晦日。

数少ない一大イベントに村人達は酒を飲んで踊り狂い花火をぶっ放すパーリー状態。

挙句の果てには殺傷事件が起きるというカオスぶり!笑

「こんなんじゃ全然寝れないよ!」と言いたいところだが、疲れていた事もあり、いつの間にか眠りについていた。

気合を入れて朝早く起きたが、やはりそこは南国タイム。

まだまだ出発できる様子はない。

釣り人的には朝マズメを攻めたいところだが仕方ない……。

予定よりだいぶ遅れて釣りに出発!

初めての釣り場はワクワクが止まらない!

秘境となれば尚更だ!

しばらく走って目的の川に到着。

いかにも釣れそうな雰囲気……。

これは勝ち確定だろ!笑

今回ボートからのキャスティングでは、同体重比では世界最強クラスのターゲットに対応する為、「とりあえずこの竿があれば上限は」というディアモンのベイトモデル最強「MX-∞」。

そして、操作性優先で“6系統”の現在最強モデル「MX-6Pro」(のプロトのうち製品版より強い仕様、仮に“MX-6MAX”)。

以上の2本をメインで使用。

どちらもブランク3ピースにグリップ、という7フィートアンダーのショートレングス。

やはり海外の淡水〜汽水域でのゲーム、アキュラシー重視のキャスティングでは、ここら辺がメインになる。

キャストを開始して間も無く、“カツン”という金属的なアタリが!

この特徴的なアタリはアイツしかいない!

上がってきたのは今回のメインターゲット“パプアンバス”。

現地では通称“ブラックバス”とも呼ばれるがフエダイの一種。

汽水域から淡水域まで広範囲に生息しており、引の強さが魅力的な魚である。

違う島で釣った事はあったが、パプアでは今回が初。

一度は本場で釣っておかないとね!笑

目的のパプアンバスがいる事を確信し取り敢えず一安心。

サイズアップを狙いキャストを再開すると何かがヒット!

引き的にパプアンバスではなさそう……。

上がってきたのはグルーパーの一種。

見た目は地味だが食べたら絶対に美味いヤツやん!笑

続けて倒木を抜けたあたりでディープダイバーがひったくられた。

先ほどよりもトルクのある引きをみせる。

少しサイズアップしたパプアンバス。

まだまだ小型だが本当にこの魚はよく引く。

そろそろお腹も空いてきたのでお昼休憩。

日差しの強い熱帯は日陰に入るだけでもだいぶ楽になる。

焼きそば+ご飯+卵焼きのハイカロリーパワー飯!笑

エネルギーチャージ&昼寝で午後の釣りに備える。

釣りを再開して間も無く、バラマンディがヒット!

久しぶりのバラマンディにテンションが上がるも、ランディング寸前であえなくフックオフ……。

なんせ今回のランディングネットは柄がないので、扱い難易度高め!

気をつけないと魚が暴れてフックが手に刺さるので要注意!笑

その後間も無く友人に良型のパプアンバスがヒット!

初めてのパプアンバスの引きに驚きながらも無事にランディング。

初のパプアンバスに歓喜する友人!

ここまでの長い道のり考えたら泣きたくなるよね!笑

本当におめでとう!

その後もポツポツとパプアンバスが釣れ続ける。

パプアンバスってこんなに釣れたっけ?笑

個体ごとに体色や模様が違うのも面白い。

川の合流点ポイントでボイルが発生!

流れを考えココぞという場所にペンシルをキャスト。

ルアーが岬の先端に差し掛かったその時、水面が爆発!

「食った!」イメージ通りのバイトに船内テンションブチ上がり!

ルアーを外そうとバラマンディが豪快なエラ洗い見せる。

次はバラすまいと慎重にファイトし無事ネットイン。

久しぶりのバラマンデイとの再会。

相変わらずこの魚はイケメンやな!

その後河口域に移動。

そこにはパラダイスが待っていた……。

ボートの周りでボイルが連発!

すかさずルアーを投げ込むとヒット!と思いきやバラシからのまたヒット!笑

“MX-6MAX”ブランクで釣り上げたロウニンメッキ(グリップは「MX-7」と互換)。

このサイズだとまだまだパワー的に余裕がある。

もっとデカいの出てこいや!笑

かなり群れているようでダブルヒットする場面も!

船中楽しすぎて笑が止まらない!笑

しばらくメッキが連発していたが今度は違う魚がヒット!

上に跳ぼうと走るこの引き!

おそらくあの魚!

ティップを下げてジャンプを回避し、落ち着いて寄せてくる。

上がってきたのは予想通りクイーンフィッシュ!

釣れる時は連発するけど探そうとするとなかなか見つからない魚。

ルアーを「バンニェイロ」に変え水面が割れるのを楽しむことに。

その数投目に水面が大爆発‼︎

「ヤバいのが出た!」とリールを巻いてラインスラックを回収し始めた瞬間、締め切ったドラグからとんでもないスピードでラインが出される!

すかさず指ドラグで魚を止めようと試みたが、全く止まらない!

しばらく粘ったが最終的に根に潜られてラインブレイク……。

何もできなかった……。

引の感じや根に潜ったあたりから、恐らく軽く10kgは超えるパプアンバスだろう。

ここにはとんでもないモンスターがいる……。

そして「バンニェイロ」にはヤバい奴を引き寄せる何かがある‼︎

……そんな痛恨のラインブレイクをピークに、濃すぎた初日が終了。

村に戻って早々に水浴び。

汗と海水に塗れた体をリフレッシュした後は晩御飯。

釣りを楽しみすぎて二人とも腹ペコ。

釣り上げたメッキを丸焼きにしてもらった。

自分達で釣った魚の味は格別!

満腹になって玄関先で休んでいると酔っ払いがフラフラと近づいてきた。

日本刀のような刃物を持ってきた酔っ払い。

目が座っておらず、いつ豹変するか分からないから普通に恐怖!笑

前日殺傷事件起きてるしね……。

家の中は蒸し暑いので、軒先に蚊帳を張って外で寝る事に。

こちらの方が風が通って大分快適。

爬虫類も好きなので天井のヤモリは癒し。

時折下に降りてきたヤモリを捕まえて戯れていた!笑

満腹と疲労で横になってすぐ眠りに落ちたが、身体に違和感を覚えて夜中に飛び起きる。

違和感の正体はカニ。

しかも2匹!笑

蚊帳はカニには対応していないようだ!笑

中編」に続く。

<関連ページ・レポート>

関東地方在住。大学時代に訪れたタイの釣り堀りをきっかけに海外釣行に開眼。卒業後「働き出したら出来ない釣りと冒険をしよう!」と就職を3年遅らせ、南米、東南アジアをバックパッカーとして釣り歩く。資金捻出にインドネシアで半年間働いた際、現地言語を習得。以後、語学力を武器にジャングルの最奥部まで入り込む様は、名は体を表す“ターザン”(田山)のそれ。自称“華より泥が似合う、茶色系マルチアングラー”として、魚種問わず国内外を駆け巡る。