怪人、怪魚、続々登場……灼熱のジャングル地獄、7年ぶりのパプア遠征記(中編)

前編」の続きになります!

2日目の朝飯は揚げバナナ。

熟す前のバナナなので甘さはなく、ポテトのような感じ。

サンバルソースと良く合って美味しい。

さあ行こうか!

気合を入れて釣りに出発。

基本寝ていて無駄な体力を使わない船頭のおっちゃん。

移動の指示も寝転びながら進行方向を指差すだけ。

しかし、バラマンディが釣れて時だけは飛び起き、自らランディングのフォローに入る!

バラマンディをリリースする素振りを見せようものならブチ切れる!笑

どんだけバラマンディ好きなんだよ!笑

それで僕らはおっちゃんを“バラ爺”と命名する事にした。

毎日バラマンディをキープしていたのに、僕らの食卓に並ぶ事はなかったのはなぁぜなぁぜ?笑

絶対にバラ爺が全部持ち帰ってんだろう!笑

先ずは河口の水深のあるエリアからスタート。

根掛かりしないよう倒木の際を丁寧に引いてくるとガツンと強い衝撃が走る‼︎

根に戻ろうとする魚を「MX-∞」のパワーで強引に止め、倒木から引き離す。

最後までトルクフルな強い引きで抵抗したが、何とかランディング。

上がってきたのは両型のパプアンバス。

体高と厚みのある身体から繰り出される強烈な引きを経験したら虜になる事間違いなし!

パプアンバスを障害物から引き離す事、太軸フックを確実にフッキングさせる事、船べりでの強烈なツッコミに耐える事を考慮すると、バットパワーが強く、粘りのある「MX-∞」が最適。

そのままでも十分使用できるが、「MX-7」のグリップ等、少し短いものに変えるとキャストの快適性が向上する。

グリップを組み替える事で、その場の状況に合わせてカスタマイズ出来るのも、グリップ共通型の「ディアモンスターシリーズ」だからこそ成せる技!

手持ちのロッド本数が限られる旅先ではこれがかなり重宝する!

この魚とは思えない牙で獲物を殺しにかかる。

そりゃ手元に伝わる衝撃も強いハズだ!

絶対に噛まれたくない……。

続けてペンシルに変更しシャローを攻めていると水面が割れた!

サイズは可愛いがトップで出した魚は格別!

続けて友人に大型のアプアンバスがヒット!

ルアーを破壊されながらも何とかキャッチ!

友人もMX-∞」使用しており、パプアンバスの釣りにはドンピシャだと‼︎

途中ターポンのボイルを発見。

スピナーを投げるとすぐにヒット!

友人から拝借した「HT-6x4S」で釣り上げたターポン。

古代魚らしいフォルムがカッコいい。

昼食を食べ終え、バラ爺達が休んでいる間に陸っぱりから五目釣り。

倒木の周りをポッパーで攻めると何かがチェイス!

何度か投げ直し遂にヒット‼︎

MX-1」で釣り上げたテッポウウオ。

単体で小物の餌釣りはもちろん、オプションの「MX-SlideGrip」と組み合わせる事でルアーのキャストが可能となり、マルチアングラーにとっては大きな武器になる!

何が釣れるかわからない海外にも必ず持っていきたいロッドの一つ。

先程釣り上げたテッポウウオを“”MX-6Max”(「MX-6Pro」のブランクパワーアップサンプル)で泳がせて大物を狙う。

泳がせて1分くらいですぐラインが走りだした。

少し食い込ませてから合わせるとしっかり重みが乗った!

上がってきたのはメジロザメ。

時には川まで遡上して淡水にも強い珍しい種類だ。

今回ペンシルに襲い掛かる場面も!笑

釣りを再開しバラマンディを狙い始めた友人。

粘り強くトップを投げていると遂に水面が割れた!

上がってきたのは念願のバラマンディ。

続けてパプアンバスも!

やっぱりトップ出ると興奮する!

夕マズメに河口に移動したが今日はボイルが起きず。

ベイトと深く関係しているからタイミングが難しい……。

昨日楽しんどいて良かった!笑

こうして2日目も終了……その夜もバラマンディは食卓に上がらないのであった。笑

3日目は違う河川を攻めてみる事に。

とりあえずペンシルで広範囲に探っているとヒット!

上がってきたのは皆さんお馴染みマングローブジャック。

マングローブ帯の釣りはコイツ抜きでは語れない!

日本でも西表島などで狙う事ができる。

そのままペンシルを投げ続けていると再び水面が割れた‼︎

しかし重いがあまり引かない。

何と1個のルアーにメッキがダブルヒットしていた!

そりゃ泳げないから引かないわ!笑

その後もメッキやマングローブジャックから反応はあるが、本命のパプアンバスの魚影が薄そうなのでポイントを移動。

移動して早々に一艘のボートがこちらに近づいてきた。

何だろうと思っていたら燃料をせびられた!笑

まあ海外でたかりに会う事は日常茶飯事。

気を取り直して休憩がてら昼食を取ることに。

するとまたあの男が現れ、今度は飯をせびってきた。

どんだけたかりやねん!笑

しかしどこか雰囲気が重々しい。

怪我しているし訳ありな感じでおっちゃんに何か諭されてる。

後で聞いたら、このあいだ村人を刺してしまい、警察に捕まるまで村八分にされてるとの事。

殺傷事件の犯人はオマエだったんかい!笑

逃走犯に人道支援……良い事(?)をした後は自分にも返ってくる。

巻いていたディープクランクにアタリがあるも乗らず。

トゥイッチを2度入れ、巻き始めるとズシっと重みが乗った‼︎

船べりで強烈なツッコミをみせたが、「MX-∞」のバットパワーで耐え勝負あり。

昨日よりサイズアップした両型のバラマンディ。

アカメと比べてスリムだが、また違ったカッコ良さがある。

もちろんバラ爺のバイブスぶち上がり!笑

今度は友人にデカそうな魚がヒット‼︎

走られてラインがなくなりそうになりながらも、ボートでフォローして何とかランディングに成功。

上がってきたのは何と両型のGT!

そりゃ青物タックル以外(「MX-∞」)でこんなん掛けたら引くわ!笑

その後友人と数本パプアンバスを釣ってこの日は早めに終了。

昨日は遅くまで釣りをしていて村に戻るのが夜になってしまい、心配されて怒られたからね!笑

戻ったら楽しみのご飯タイム!

今日のメニューはパプアンバスのフライ。

身がしっかりしていて歯ごたえ抜群。

フエダイ系の魚だけあってかなり美味しい。

村人からデザートにマンゴーも頂いた。

玄関先でマンゴーを貪る外人(自分)。

皮だって現地人に習って歯で剥いちゃうぜ~

ワイルドだろう?笑

後編」に続く。

<関連ページ・レポート>

関東地方在住。大学時代に訪れたタイの釣り堀りをきっかけに海外釣行に開眼。卒業後「働き出したら出来ない釣りと冒険をしよう!」と就職を3年遅らせ、南米、東南アジアをバックパッカーとして釣り歩く。資金捻出にインドネシアで半年間働いた際、現地言語を習得。以後、語学力を武器にジャングルの最奥部まで入り込む様は、名は体を表す“ターザン”(田山)のそれ。自称“華より泥が似合う、茶色系マルチアングラー”として、魚種問わず国内外を駆け巡る。