こんにちは!
高知のビッグベイター、武村です!
朝晩と冷え込み、水温も低下し、本格的な秋になりました。
SNSでも、秋らしいルアーが目立ち、魚も食欲の秋になっていますね。
今回は、ビッグベイトを使う上でとても大切な、「スナップ」の話です。
私自身、まだまだ模索中のスナップですが、現時点での私の考えをお伝えできればと思います。
まず、スナップを使う必要性があるのか、ないのか。
ルアーによって、使う場合、使わない場合と、わけている方もいると思います。
私は、全てのルアーにスナップは使用しています。
アクションを自由にさせたいから、ルアーの交換をスムーズに行いたいから、ロッドを多く持ち歩かないから、理由はいくつかありますが、スナップを使用する一番の理由は、“ルアーを壁に当てた時に、ラインにキズをつくことを避けるため”です。
ビッグベイトで魚からのバイトをもらうために、私が一番気にかけていることは、ルアーを”壁”に追い込ませることです。
“水面“、”ボトム”がわかりやすいと思いますが、私が一番使用する頻度が高い壁は、”護岸”や、”リップラップ”です。
アクションを目で確認しながら、ルアーを護岸に当てていく。
魚から見ると、”逃げたいけど逃げられないという状況”を、意図的につくります。
このときに、柔らかいものにルアーを当てる場合には傷みづらいラインも、硬いものに当たると、一発でキズがつきます。
直結の場合、ルアーが護岸に当たると、ラインの結び目が直接護岸に当たり、ラインがキズつきます。
ですが、スナップを使用することで、護岸とスナップが当たり、ラインのキズつきを回避できます。
数多くあるスナップで、現時点での私の使用頻度が高いスナップは、モンスターキス(小塚さん)が発売に一枚噛んだ「怪力スナップ」です。
耐久性が一番の理由であることは言うまでもありませんが、スタンダードな形状も、使いやすい理由のひとつです。
自由度高くアクションさせたいルアーには、ワイドな形状のスナップを、繊細にアクションさせたいルアーには、先端が尖った形状のスナップを使用することが多いですが、「怪力スナップ」は、その中間的な位置にある形状をしており、オールマティに使えます。
私のお気に入りのスナップ(の一部)ですが、一番左が「怪力スナップ」です。
黒色の表面塗装なので締まって細く見えますが、同サイズ比(3番クラス)で言えば最太のワイヤーが使われていると思います。
形状に関しても、メーカーによってさまざま工夫があり、結果的に一長一短が生まれて、その長短のバランスどりにメーカーの個性やスタンスが見えるわけですが、「怪力スナップ」に関してはルアーのアクションでスナップを選ぶことなく、どのルアーにも使用することができる形状かと思います。
ビッグベイターに愛用者が多いリング状のスナップも、一時期多用していましたが、確かに強度は申し分ないのですが、私の釣りに関しては、交換のし難さによりルアーの交換が億劫になる(結果、頻度が下がる)部分に課題を感じるようになりました。
多くのロッドを持って釣りをしない、1タックルでどんどんルアーをローテーションしていく岸メインの釣りだからこそ、リング状ではない通常のスナップでなければいけませんでした。
今年の春のアメリカ遠征も「怪力スナップ」のみで通したほど、現在信頼して使っているスナップです。
ビッグベイトゲームはファイト時だけでなく、キャスト時にも大きな負担がかかり続けます(時に、開いてルアーだけ飛んでいく)。
荷物量に制限のある遠征、持参したテストサンプル(ルアー)に数に限りがある、そして補充できない、そんな状況でも「怪力スナップ」なら、安心して使い続け、フルキャストし続けるることができました。
1個単価で見れば高価なスナップではありますが、モンスターキス(小塚さん)が見出し、モノヅクリの雄たる「日本の部品屋さん」が製造・販売を手がけているスナップですから、クオリティは折り紙付き。
ことバス相手になら、ロストしない限り使い続けることができると感じますので、結果的にコストパフォーマンスも良いですよ。
何度も開け閉めを繰り返していると強度が落ちるスナップも、「怪力スナップ」に関しては、ほぼ強度低下を感じることはありません。
スナップひとつで釣果が大きく変わる!とまでは言いませんが、気にかけて選び、使い分けることで、ルアーのアクションすらも変化する奥深い世界であることに気付くと思います。
ルアーに比べればお財布にも優しい使い比べになると思います。
スナップ代をケチって、もっと高価なビッグベイトをロストしていては、本末転倒です。
まずは実績十分&スタンダードな「怪力スナップ」を入り口に、そして基準に、必要に応じて色々なスナップを使い比べてビッグベイトゲームを思い切り楽しんでみてください!