アカメの夏2023。「MX-75」で手にした極太130オーバー。

テスターの辻です!

菅野テスターの137cmに続き、僕も130オーバーのアカメをキャッチすることができました。


今回はこの1匹に至るまで、2023年の4回の高知遠征をまとめたいと思います!

……今年最初の高知遠征は初夏。

菅野テスターと合流すべく地元・三重から車で5時間半運転して高知へ向かいました。

現在高知に釣り移住している旧知の菅野テスター(以下、いつもの呼び方でシゲくん)と合流後して、早速釣り場へ……夜中から朝まで投げ倒すも反応は得られず!

現地のリアルタイム情報を持つ友人と一緒でも、そう簡単ではありません。


夜、 小塚さんからお借りした10オンスクラス・30cm超のジャイアントベイトで。

小ぶりだけど1年ぶりのアカメに思わず笑みがこぼれます。


その後、ポイント移動!

ここでカラー違いで更に1匹追加!


がトラブル発生。

借り物ジャイアントベイトが高切れ……以後、「メガドッグ220」で水面に縛る理由に。


朝マズメ、自分でリペイントした「メガドッグ220」で水面爆発!

シゲくんもモンキスオリカラ・ハンターズオレンジでキャッチ!

この日は当たり日で、24時間で、2人で計4匹のアカメを手にする事ができました。

タックルは、以下2タックルを使い分けました。

ジャイアントベイト(6〜10ozクラス)用に「MX-∞」+ 12 アンタレス HG(夢屋深溝スプール)+PE6 号&リーダー120lb。

メガドッグ220」(130g)など、大型ビッグベイト(4〜6ozクラス)用に「MX-7」(ブランク)+「MV-75」(グリップ)+カルカッタコンクエスト201HG+PE5号&リーダー100lb。

今回は操作性を重視して、中・低弾性のHUNTERSではなく、中・高弾性のDear Monsterをメインに使用しました。

ナイロン・フロロラインがメインのバスフィッシングに始まったビッグベイト釣りは、伸びるラインを使用するためハリのある高弾性のロッドが主流でした。

近ごろビッグベイトシーバスがブームとなり、シーバス=ソルトシーン=PEラインと、伸びないラインとバランスを取る意味で中・低弾性のロッドが増えました(HUNTERSも、結果的にですが、コロナでこの流れに乗りました笑)

そんな中で、ルーツは雷魚タックル(フロッグゲーム)、PE直結スタイルの進化系とでもいう“怪魚”タックル、Dear Monsterは、バスロッドとシーバスロッドの良い所取りのようなイメージです。

中でも「MX-∞」はかなり特徴的な1本で、ジャイアントベイト用のロッドとしては異様に軽く、バスロッド的な高弾性ブランクで、PEラインとの組み合わせではルアーがよく飛びよく動きます。

元々は小塚さんが海外の大物ブッコミ釣り用に作った剛竿で、とはいえ「ブニブニの竿は好みじゃない」とエサ釣り用の竿としてはカッチカチ……何用とも言い切れない、あえていうなら“怪魚”用としかいえない、唯一無二のテイストを持つロッドです。

……思えば約6年前。

当時、僕もシゲくんも2人とも10 代で、初めて訪れた高知ではわからない事ばかりで疲労困憊になりながら、 なんとかエサの泳がせ釣りでアカメをキャッチしました。

この時も、ロッドは「MX-∞」でしたね。

時を経て、釣り方がエサからルアーに変わっても、同じロッドで対応できました。


「(ロッドは変わらないけど)良くも悪くも自分達も、周りも、色々変わったね。 笑」

シゲくんとそんな話をしながら、2023年最初の高知遠征は大成功で幕を閉じました。



その後、この夏は2度高知へ遠征しましたが、アカメに出会えるチャンスは無く、悔しい気持ちでいっぱいに。

行けば確実に釣れるというほど、アカメは簡単な魚ではありません。

そうこうしてる間に、逆にシゲくんが高知から地元三重へ遊びにきてくれました。


ホームの池原ダムで無事、 池原らしい魚を釣ってもらえて、嬉しかったです。

MX-5S」や「HT-6×4S」でワームを使えば、大から小まで数釣りに……最終的にロクマルには届かずも59cmまでキャッチ!


まぁ、1番喜んでたのはシゲくんではなく、シゲくんに数年ぶりに会った僕の両親でした……笑。

「この夏のうちに、ケリつけたいね」なんて、高知での再会を約束して解散ーーー。

そうして、夏もそろそろ終わりの足音が聞こえてくる頃、運命の2023年4回目の高知遠征。

今回はシゲくん友人1人を加え、3人でうろうろポイントを見て回るところからスタート。

2日目の早朝、友人に1匹目。


HUNTERS「HT-7/8」で、水面爆発!

メガドッグ220」(130g)も“投げられる”けれど、“ナナハチ”はもう少し軽いペンシル、近年選択肢が増えた160〜200mmクラスのペンシルベイト(〜100g)くらいが、ベスト重量かなと思います!


友人の釣果はまさに竿とルアーがドンピシャの1本でした。

同年代の友人たちがHUNTERSで釣ってくれるので笑、自分はこの夏はDearMonsterで通していきます。

今年4回目の高知は、ロッドは新しくWEB限定発売となる「MX-75」を託されました。

MV-75」を使ったことがある方ならお分かりのように、“ナナゴー”はメガドッグ220、 ジョイクロマグナム、 K9あたりの、いわゆる4オンスクラスのビッグベイトにドンピシャで、気持ちよく飛ぶ&操作できます。

そして「今回も雲行き怪しいなあ。 でもまぁ、僕にできる事やるだけだしな」なんて、いつも通り静かなる闘志を燃やして挑んだ夜……。

キタ!!

トババッ!!


計測すると、133cmありました。

苦労して、 悔しい気持ちでいっぱいで帰ることが多い高知ですが、釣果に関係なく毎回本当に楽しい。

今年4回目の遠征は、釣果にまで恵まれ、感無量。

2023年は特に、友人や先輩方のおかげだとつくづく思い、感謝する年になりましたね。

ありがとうございます。

あらためて、タックルはMX-75」+リール12 アンタレスHG(夢屋深溝スプール)+PE6号&リーダー120lbでした。



今回活躍した新作「MX-75」をはじめ、55、65、75とリニューアルした“X2文字系”の3機種は、ルアー釣りが好きなあなた!!なら笑、必ず「持っててよかった〜」と思うハズです。

アカメ以外には、高知ではこんな獲物も……タイリク?


そして、ヒラ!


ビッグベイト専用(中・低弾性)ではないので、写真のようなミノー・ジャークベイトの釣りにも使える“何でもあり”なロッドです!

是非検討してみてください!



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近畿地方在住。父兄の影響で3歳から淡水魚釣りに触れ、小学1年生で本格的にバス釣りを始める。高校在学中から、アルバイトでお金を貯めては、海外への単独釣行を繰り返してきた。高校卒業後、一度は就職するも「やっぱり旅がしたい!」と退社。2019年に釣行したコンゴ共和国では、在住者以外ではおそらく史上最年少記録となる20歳でムベンガを釣り上げる。現在までに計4回、5か国への釣り旅を経験。好きな事はぼーっとする事。