令和7年7月7日に「MX-7」で釣った77cmの雷魚の話。

なっつです!

いま雷魚・ナマズシーズン最盛期という事もあって、同時に進行しているライトゲームの中でのイカ型ルアー縛りのレポートの作成を一旦休み、こちらからを書いてみようと思います!

6月は梅雨だった事もあり雷魚釣りは梅雨明けにしようと思っていましたが、今年はあっという間に梅雨が明けたので7月の頭から雷魚に絞って遠征に行ってきました。

雷魚釣りは私が大好きな釣りで、このレポートを書き終えた頃にはまた雷魚遠征に行ってると思います。

この季節しかできないこの釣りがとても好きで、有給を駆使して明るくなってから日が暮れるまで何日も連続で釣りをするのがとても楽しいです。

雷魚は視覚で獲物を捕食しているので昼間の明るい時がフロッグを見つけやすくて釣りしやすいと言う事もあり、どうしても日中の釣りを本気でやろうと思ったら、仕事休んで行うことになってしまいまうのです笑。

遠征をしていく場所はもちろん“聖地”、九州某地域。

ここは日本一のクリーク(水路)の長さで全長が2000km有ると、地域で有名な雷魚ショップのオーナーにお伺いしました。

それだけ雷魚が棲息できる場所があれば聖地と言われるのもわかる気がします。

それじゃぁ、ここは誰でも釣れるのかと言うとそうでもなく、水路王国ならではの難しさもあります。

それは“溜池と違って雷魚がそこに留まる事が殆どできない”という事。

それは難しさでもあり面白さでもあります。

理由はこの長い水路は基本他の水路と繋がっていて水門の開け閉めに雷魚は自由にうろうろ泳ぎ回っています。

次にそれだけでなく「いい感じのカバーだからここで次も釣ろう!」と思って翌週行ってみると、たくさんあったカバーはなくなり、つるつるテンの水路に様変わり。

何があるかというと水路のボウフラ対策や悪臭予防、水路の詰まりを防ぐために年に1〜2回は地域の自治体などが定期的に水路の清掃を行うので、人が何人も入ったり、時には重機を使用したりしてカバーを刈り取っていきます。

すると雷魚も逃げていくのでその直後なんかは殆ど雷魚はいません。

そして水路清掃だけでなく本来の目的でもある田んぼへ水を引くということもあるので、その時に濁りも水路に入ってきたりすると視覚に頼る雷魚はそのような水質を嫌って動いてしまいます。

基本的に、濁りは釣り辛い方向に働きます。

なので“聖地”では、毎回来るたびに開拓している感じがして、まるで竿を片手に冒険しているみたいでとても楽しく感じます。

駐車場に車を停めたら後は竿を片手にと最低限の荷物だけで歩いて水路を巡れるのも好きな理由の一つ。

大移動は車とはいえ、気づけば1日で15000〜20000歩歩いてる事もあるので、冒険感は唯一無二です(笑)

水路を歩いているとカバーの濃い薄いは必ず存在し、そのような状況変化に対応するため、フロッグは同じ種類でも、重さを変えたセッティングを数種類持ち歩くようにしています。

重さ別に分けているのと、他社のフロッグも比較の為に置いてみました。

基本は「バトラクス」と「アラパイマ」

加えてそれぞれボリュームアップした「ジャイアント・バトラクス」と「アラパイマ・ギガス」の、計4種類。

この4種のウエイトを調整するだけでフロッグは事足ります。

基本はノーマルサイズのバトラクスとアラパイマを付けていますが、カバーが濃いと雷魚が気付きにくいので大きい方を使ったりとその場で使い分けています。

今回は初夏でカバーが生え始めたった感じだったので小さい方のアラパイマの出番が多かったです。

そして初夏のクリークでカバーも濃く無いと言う事もあり、ロッドはショート&ストロングな「MX-6Pro」を試しに、そして私的ド定番の「MX-7」とで、計2本をメインに釣りをしていきました。

この遠征では「MX-7」が大活躍でした。

クリーク撃ちでは飛距離はそこまで必要ないので、竿の長さもそんなに要らないんですが、万が一のパワーもいるので全てを兼ね備えているオールラウンダー中のオールラウンダーの「MX-7」が役に立ちます。

50〜60cm位の雷魚のバイトも弾かないし、そうかと思えば80cmオーバーも難なく抜けるのでモンキスの最高傑作なんじゃないかと私は思っています。

池などのヘビーカバーがわかりきれば「MX-∞」が頼りになりますが今回は今年のファーストコンタクトと言う事もあるので探り釣りも兼ねてるので取り回しの良さも必要となるので「MX-7」は「MX-∞」に比べて当然ライトなので、こちらを選択しました。

女性の私ですら軽く感じていますから男性の方はより軽いんじゃないかなと思っています。

それと釣具で雷魚に欠かせないのは偏光グラス。

右が、偏光グラスを使用した際の見え方です。

こんなに違いが出るので小さすぎる個体などはもう確認して狙わないなどできるのでとても便利です。

カバーの下だと見えないので、それは仕方ないですが、見えるとその辺も選別がしやすくなりますし、必然的に紫外線に晒されるこの釣りで目の疲れの軽減もしてくれるしで、雷魚釣りにはいい事しかないなと思っています(笑)

そうして「MX-7」にアラパイマやバトラクスを持って、偏光グラスをかけてうろうろと歩きながら釣りをしていくんですが今回のファーストコンタクトで地味に嬉しかった魚がいます。

令和7年7月7日に「MX-7」で釣った77cmの雷魚です(笑)

世間は七夕なので婚姻届が多かったとニュースになっていましたが、釣りでもこれだけ「7」が並ぶと、そこまで大きな雷魚ではなくてもなんだか嬉しく思います。

そして雷魚を狙っていると水路だと時にナマズも混じってきます。


今回は水路でナマズが居たのでフロッグで狙ってみました。

いつも夜に釣っているので目の前の浅い水路で見ながら釣るナマズはなんとも新鮮でした。

ナマズに絡んで“聖地”遠征から話は脱線しますが、せっかくの夏を満喫したいので夜はライトゲームの他にはナマズ釣りにも行っています。

この夏は今年の西日本釣り博で見て一目惚れしたサベージギアのコウモリルアーでどうしても釣りしたくてウズウズしていました(笑)

ナマズがコウモリを食べるってのがなんとも怪魚らしくて個人的には好きなルアーになりました(笑)

ルアーはフロントのフックを外し、後ろをバーブレスのフックに付け替えて、ケミホルダーをボディーに付けて……とナマズ仕様にしてあります。

このナマズ釣りも「MX-7」でできているので、本当に「これ1本有れば」を地で行ってる竿だなと思っています。

大好きなナマズ釣りで脱線しましたが、そんな感じで“聖地”遠征は大満足に終わりました。

……以上が、とりあえず初夏まで、シーズン前半戦の雷魚・ナマズ釣行2025のレポートになります。

昨年の夏は丸々海外に居て、トラブルの連続で疲弊していたので、今年2025年の夏は日本をガンガン楽しもうと思っています。

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バスフィッシング好きの母の影響で釣りを始め、幼少期からサビキ釣りなど手軽な釣りはもちろん、乗合の船釣りも経験する。学生時代に参加した国際交流サークル活動では留学生達との異文化交流を通して、釣った魚を食べる楽しみにも気づく。サークル仲間と軽自動車をカーシェアして移動することが多く、混み合う車内での快適性を求め、様々なパックロッドを模索する過程で「ディアモンスター」に出会う。メインターゲットはライギョ・ナマズ・タコ。釣り以外の趣味は読書、映画鑑賞、キンギョやライギョやナマズなどの飼育。