「MXー8+」ってどんな竿? 〜ノムラ的「MXー∞」との使い分け〜

こんにちは。大阪の野村です。

今回は春に再販予定の「MX-8+」について、個人的な使用感をまとめてみます。

まず初めに、僕はルアーメインなので、エサ釣りについては触れません。

そうなると用途は、シンプルにビッグベイト!

……と言えど、ここ数年で「ビッグベイト」のサイズが増してきて、どこからどこまでがビッグベイトかもわからなくなってきましたね(笑)

では、「MX-8+」でどんなルアーが投げ“れる”か?

・尺ONE                              9oz/252g

・クラッシュゴースト  8.8oz/235g

・スライドスイマー250    6.2oz/176g

・バラム300                       6oz/168g

・アイスライド262T         6oz/168g

・トリプルデラックス  5oz/146g

・メガドッグ220    4.6oz/130g

・クラッシュ9                     4oz/113g

・ダヴィンチ240    4oz/113g

・ジョイクロマグナム   4oz/112g

ざっくりこんな感じ、4oz以上が個人的にはこの竿の出番かなと。

メガドッグ220でアカメ136cmを釣った時は、「MX-8+」でした。

投げ“やすい”のは個人的に5~7ozくらい、操作感もハマる場合が多い(後述)という感じですね。

ゴースト縛りで極太シーバスをキャッチした時も「MX-8+」。

8oz以上の尺ONEやゴーストも勿論投げることはできますが、アカメの様な口の固いターゲットの場合はフックも太くなるので、「フルフッキングしないと貫通能力は少し低くなる可能性が有るな」ということを頭に置いて釣りします。

フッキングパワーが必要な場合は、“硬さ”で「MX-∞」を選択します。


ただ、一般的には、硬いロッドはキャスト時の反動も強く、疲れてしまい、長時間のキャストには不向きと言われています。

自分は、投げ続ける場合は「MX-8+」、時合いや一瞬の良いタイミングといった要所要所で「MX-∞」を使う、といった感じで使い分けています。

なお、最近はビッグベイトの釣りも細分化し、突き詰めていくならば、重量面以外でも、操作法やアクション特性でロッドを選択することになります。

そこまで総合的に考慮して、僕なりにハマるなって思ったロッドとルアーの組み合わせを紹介しますね。

■「MX-∞」で投げるなら。

・コードネームバス 12.3oz/344g

・ギラギラコウゲキ 11.8oz/330g

・尺ONE 9oz/252g

・クラッシュゴースト 8.8oz/235g

入手困難でまだ試せていませんが、クラッシュフレンジー(290g)も「MX-∞」の枠でしょう。

■「MX-8+」で投げるなら。

・クラッシュゴースト 8.8oz/235g

・スライドスイマー250 6.2oz/176g

・バラム300 6oz/168g

・アイスライド262T 6oz/168g

・トリプルデラックス 5oz/146g

・メガドッグ220 4.6oz/130g

繰り返しになりますが、僕の感覚では「MX-8+」は、4oz以上7oz以下のルアーのための竿。

クラッシュゴーストはセッティング次第でも用途の幅が広いので、「MX-8+」の枠にも跨ります。

参考までに、「MX-8+」よりライトな釣りとなると、僕は「MV-75」を使います。

■「MV-75」で投げるなら。(以下、4oz以下)

・クラッシュ9 

・ジョイクロマグナム

・ジョイクロ178

・ブルージュ190

・ネコソギ

・アーマージョイント190

・ダウズスイマー

・グレイス240

・ビッグロイド

・ダヴィンチ240

……地元大阪でのシーバスだったり、宮崎のオオニベ遠征だったり、「MX-8+」で投げるにはルアーがちょっと小さい(4oz以下)場合は、「MV-75」の出番です。

なお、ターゲットによってもロッドやリール、ライン、フック、スプリットリング等の選択は変わりますのでトータルバランスで組み上げて頂ければと思います。

例えば、去年メガドッグ220(MKイトウ)に出たアカメのセッティングは、「MX-8+」にエランワイドパワー、PE8号リーダー100lbと言うセッティングでした。

純正フックと言う事を理解した上でファイトしましたが、この魚は「MX-8+」のネバリもあって運良くキャッチに至りました。

ランディングの時フックの掛かり(上画像、エラ周辺に外掛かり)を見て、「より硬い『MX-∞』ならフックが伸びてバラしてたかもな〜?」と感じました。

この辺りも、特性を理解しての使い分けをおすすめします!

ビッグベイト以外では、フロッグゲーム!

昨シーズン「MX-8+」と「MX-∞」を使い比べてみた感じ、ビッグベイトとは逆の使用頻度に。

フロッグゲームなら、僕はデカイヤツをフックアップさせるために「MX-∞」がメイン(長時間握る)。

MX-8+」はライトカバーや長さを生かしたロングキャスト、小型フロッグ(細軸フック)などケースバイケースで、といった、ルアー重量以外の部分での使い分けになります。

もう春の忙しいシーズンですね!

Are You Ready?

<参考レポート>