渓流から大洋(カヤック)まで全世界対応。フィッシング・バガボンド、松政智紀という男。

初めまして!

この度新しくフィールドテスターとして活動することになりました、松政智紀(まつまさともき)です。

最初のレポートということで、今回は自己紹介レポートとさせていただきます。

大阪出身大阪在住ですが、幼少期から高校卒業まで富山、石川に住んでいたこともあり、釣りは北陸で覚えました。

小学生の時に、アユの友釣りを嗜む父の影響で始めた友釣りで釣りデビューし、シーズン中は富山河川をメインに毎週通っていました。

中学に入ってからは、普段友釣りをしている川に稚鮎と同じタイミングで遡上してくるサクラマスに興味を抱くようになり、サクラマス釣りに熱中。

それがルアーフィッシングを始めるきっかけになりました(今思えば川サクラから始めるのは中々に渋い……笑)。

友釣りは勿論、ルアーに関しても富山がメインフィールドであったため、石川に引っ越した後は電車と自転車を使って釣りに行くことが多かったです。

そのため、仕舞寸が短く携行性に優れたモバイルロッドが自分の釣りのメインツールとなりました。

高校卒業後は進路を迷ったあげく、魚のことについて学びたいという気持ちから関西の大学の水産学科に進学。

しかし、入学と同時にコロナ禍に突入。

2年間はオンライン授業のみで大学に行くことは無く、端末片手に長期滞在型・車中泊スタイルで県外のフィールドに釣りに行くように。

幸か不幸か、コロナ禍で海外へは挑戦しづらかったものの、オンライン授業メインの結果、“住むような旅”が可能だった大学時代前半。

特に高い頻度で行っていた高知、長いときは1ヶ月間自給自足でした。

大学の同期が釣り好きばかりなのもあって、それまでやったことが無かったソルトなど他ジャンルの釣りにも手を出すようになり、手持ちのモバイルロッドだけでは限界を感じつつありました。

自分の釣りにモバイルロッドを導入した当初、その手のロッドでは最高峰性能である「Dear Monster」シリーズは高嶺の花。

モンキス代表・小塚さんのデビュー作、「怪物狩り」(2010年上梓)が愛読書であった自分は、当時モンキスの製品説明や釣果写真を見てはディアモンを持って海外へ釣りしに行く自分を思い描いていました(笑)。

しかし、その価格は学生の自分にとって決して安いモノでは無く、ましてや「Dear Monster」の強みであるグリップの互換性を発揮するために複数本揃えるとなると……そんな時、大学1年の時にリリースされたのが「HUNTERS」シリーズでした。

強度を保ちつつも低価格、おまけに可変レングスというディアモンにはない機能に飛びつくしかありませんでした。

大学2年の夏に「HT-6/7」を購入。

ビッグベイト・サーモン”を自分なりに確立。

同年冬に「HT-6×4S」が自分ラインナップに加わり、僕がカバー出来る釣りは飛躍的に増えました。

“ロクヨン”発売直前のイベントで、富山の釣具店で小塚さんとお会いし、当時試験的に行われアルバイトとして参加してたサケの釣査で「試しに使ってみて欲しい」と初導入。

写真は、小塚さんに撮ってもらいました。

そんな縁もあって「HT-6×4S」に関しては発売前から試投させてもらい、今に至るまで常に使っているので、誰よりも曲げている自信があります!笑

自粛ムードが無くなりつつあった大学3年になると念願のディアモン(「MX-9S」)を手にし、夏の小笠原で初めてのロックショアを経験

この遠征は、同大学の殿河テスターと一緒だったので、詳しくはそのレポートででも。

その流れを引き継いで、大学3年と4年の後期(計1年)は、奄美大島の研究室に配属されたため以後しばらく南方中心の釣りとなりました。

島自体は大きい奄美の中でも、自分が暮らすことになったのは陸の孤島とも言える山と海に囲まれた人口わずか数人の集落。

運転が禁止されていた上に交通網が無く移動が困難だったため、釣りが出来るのは徒歩圏内だけでした。

いわゆる“釣り移住”ではないため様々制約がある中でしたが、手持ちのロッドで出来ることは全てやりきったかなと思います。

国内ボーンフィッシュ(ソトイワシ)も、確立。

大から小まで、昼も夜も……。

この頃、後々の海外釣行を見据えて「MX-6+」が自分ラインナップに加わり、淡水から海水まで、南西諸島の釣りを満喫しました。

そんな奄美で過ごした大学時代後半、MX-9S」で手にした堤防キハダは、住んだからこそタイミングに当て込めた1本、自分なりの奄美暮らしの到達地点かなと思います

奄美と本土と行ったりきたりの日々……モバイルロッドの携行性に関する恩恵は言わずもがな。

本土にいる期間もタックルそのまま、北は北海道、南は西表&小笠原まで国内を堪能しました。

積極的にカヤックも導入し、それによっても釣りの幅が大きく広がりました。

本土では奄美にはない自然地形とターゲット、「MX-39」で渓巡り(トラウト)にも熱中。

北陸・富山に縁がある自分、“日本最高の魚”を求め、黒部川源流、標高2400m超まで釣り歩きました。

そうこうしている間に海外渡航の敷居も下がり、2023年、タイで念願の海外釣行デビューを果たします。

国内で手に馴染んだ「HT-6×4S」「HT-6/7」「MX-9S」は、そのまま海外でも活躍してくれました。

卒業論文&発表も終え、一息ついた2024年2月。

奄美から本土に帰るも、間もなく夢だった南米アマゾンへと飛び立ち、つい先日まで1ヶ月ほど放浪していました(釣りができたのは数日だけでしたが……)。

中々濃い旅だったのでこれについては近いうちにまたレポートで詳しくまとめようと思います(笑)

帰国後に卒業式を迎え、大学生生活にも終止符。

卒業式に集まった同じ学部の仲間たち、殿河テスター(院卒で2年先輩)をはじめ、各々が所有するモンキスロッド(多くが「MX-9S」です笑)を手に記念撮影。

コロナに翻弄された学生生活は入学前に想像していたものとはかけ離れたものとなりましたが、最終的には地球の裏側にまで足跡を残すことができ、それなりに充実したものとなりました!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

新年度を迎え生活環境も一変、自分自身にとって転換期であるこの1年。

新ブランド「Shinkirow」シリーズの発売を開始したモンスターキスと、新たな旅路へと歩を進めていきます。

拠点は今しばし大阪。

先日も遊漁船エリンギ(尾後テスター)の案内で、池尻テスターと久しぶりにシーバス(マル)を。

相変わらず意識は南方に向いていますが、まだ“三大怪魚”と呼ばれる魚を一度も釣ったことが無いので、時間があるうちに(日本にいるうちに)ひっそり狙っていこうと思っています(笑)。

……以上、自己紹介にお付き合いいただきありがとうございました。

モンキスファンの皆様、以後よろしくお願いいたします!

それでは、また!

大阪生まれの北陸育ち、友釣りアユから釣りをはじめ、サクラマスでルアーを覚えた異色の釣り原体験は、大学時代に南西諸島に移り住んで超マルチアングラーとして覚醒。モンスターキスが位置する富山にもルーツを持ち(小塚の幼稚園の後輩)、黒部川源流・標高2400m超の“日本最高のイワナ”から、ホタルイカパターンまで国内のニッチを語れる一方、アマゾンをはじめグローバルスタンダード(怪魚)の話もできる超新星。2024年夏以降は海外の大学院に進学、現地から情報発信予定。