こんにちわ!
富山のシーバスマン、定廣です!
今回は晩秋編、前回の初秋のレポートの続編的にお読みいただければ、季節の移ろいが繋がります!
年の瀬も迫りシーバスのハイシーズンも終わりを迎えようとしているこの頃。
そんなハイシーズン終了間際の晩秋は富山のシーバスゲームの熱は最高潮に達します。
サイズ、数ともによく釣れる晩秋のシーバスゲーム攻略において、富山湾でメインとなるベイトがコノシロ。
20~30cm前後のコノシロが大河川河口域に溜まり、それに産卵間際のデカいシーバスが着きます。
釣れれば概してランカー(80up)、“入道”(北陸・富山での大型スズキの方言。私は90upをそう呼んでいます)も珍しくない、ストロングなパターンです。
今年7本目の“入道”はトップで。
8本目は、ウェイクベイトで。
12月に入り「Shinkirow」で追加キャッチした“入道”は2本。
ルアーは14cmクラスのウェイクベイトが主体。
ウェイクベイトは長さの割に太く、引き抵抗が大きいルアーですが、私が担当する「Shinkirow」の1本は、このくらいまでは許容範囲です。
下は、少しサイズダウンした12cm20gクラスのウェイクベイトでキャッチしたランカー(今年30本目の80up)。
同等ルアーサイズのペンシルベイトでもランカーをキャッチ。
コノシロのサイズ感とは違うものの、状況次第ではダウンサイズしたほうが良いケースも多いです。
全国的に、周年通した時のスタンダードなシーバス釣りといえば、この辺り(120mm前後で細身)のルアーを用いた釣りでしょう。
私が担当する「Shinkirow」は、ここにベストバランスをおいています。
時系列は多少前後しますが、以下の2匹も12cmクラスのミノーで出たランカー(80up)。
秋真っ只中では大型のトップウォータープラグが有利ですが、水温低下に伴い大型のウェイクベイトが強くなる日が多くなります。
また日によっては120mmクラスのプラグが良い日もあり、コノシロを頭に置いた秋のシーバス釣りとはいえ、状況にアジャストしていく意味で幅広く投げられるタックルセッティングが要求されるというのが、私の考えです。
イナッコやサッパが群れる状況ではマッチザベイトのレギュラーサイズのプラグが有効ですし、寒暖差の大きい時期でヒットレンジも日によりけりのため、9~12cmクラスのシャローランナーで表層を攻めたり、バイブレーションで地形変化をついたりと臨機応変な対応が求められます。
そんな中で、スピニングタックルを用いたスタンダードなシーバスフィッシングにおける大型ルアー(140mm・50g前後)から、レギュラーサイズ(120mm・20g前後)のプラグまで、様々なルアーウェイトに対応するのが私が投げ込んでいる「Shinkirow」。
基本的には9~12cmクラスのプラグを中心に据えて開発をしましたが、最終的には40g程度は標準的に、投げ方を工夫すれば70gくらいまでは投げられるロッドに仕上がったので、秋、コノシロや落ち鮎等の大型プラグが必要なシチュエーションに出会ったとしても問題無く対応できると思います。
渇水が続いた2023年の秋は河口域の釣りがメインになりましたが、上写真は落ち鮎パターンで140mmクラスのプラグでキャッチしたランカーサイズ。
勿論大型プラグメインであれば、より硬い強いロッドのほうが飛距離、アクションのつけやすさ、フッキングの面で有利です(より大型ルアーが得意な「Shinkirow」もラインナップにありますよ!)
その上で、ポイントに着いてみないと当日のパターンがわからないような状況でもとりあえずこの一本を持っていけばなんとかなる、私が投げ込ませていただいたモデルはオールシーズン活躍するロッドに仕上がったと思います。
このレポートを提出した12月26日午前時点で、2023年はシーバス295本、うちランカー(80up)31本、“入道“(90up)8本。
北陸はクリスマス直前に大雪、富山のアングラーのシーバス熱もクールダウンした印象ですが、様々な状況にアジャストできる懐の深いこのロッドで、私は年末年始も富山のシーバスを追いかけ続けたいと思っています!
<関連ページ・レポート>