シーバスの秋……までの移行期攻略法。初秋の富山、「Shinkirow」で“入道”2本追加。

こんにちは!富山のシーバスマン、定廣です。


さて、ついに情報が公開され始めた「Shinkirow」シリーズ。

うち、私がテストしているモデルを用いたシーバスゲームについて、前回の夏編に続く形で、今回のレポートでは初秋のテスト釣行の模様をまとめていきたいと思います。

秋のシーバスゲームの代表的なベイトといえば落ち鮎、コノシロ、ボラ等が挙げられます。

そのどれもが大型ベイトであるためどうしても大型プラグが定番となりやすいこの時期ですが、私はこの時期でも9~12cmプラグを中心にケースバイケースで14~16cmプラグを織り交ぜるスタイルを基本としています。

というのも、意外とフィールドに立ってみると想定ベイトが居ないケースがあるのがこの初秋の時期。

落ち鮎も意外と落ちてなかったり、コノシロかと思いきやイワシが入っていたり、ボラといえないくらいのイナッコサイズの群れだったり……と大型ベイトパターンを期待していったものの実際にはサイズが小さかった、ということはよくあることです。

ベイトが目視で確認できればすぐにルアーをダウンサイズさせれば良いのですが、毎度都合好く目視できる訳ではありません。

そういった場合にとりあえず12cmプラグから反応を探り、そこからルアーのサイズ感を上下していくのが私のスタイル。

グリグリ巻いて波動強めのが反応がいいのであればより大型のルアーを試してみたり、波動弱めに反応があるのであればダウンサイジングしてみたり……といった具合でアジャストしていきます。

上写真は9cmクラスのプラグにてキャッチしたランカーサイズ。

イナッコのサイズが小さめだった為ダウンサイズした所ヒットしてくれました。

ハイシーズンといえどシーズン初期(秋口)は9cmクラスの出番も多いです。

こちらは12cmのプラグでキャッチしたランカーサイズ。

スタンダードなサイズ感なので1年を通して出番があります。

秋が進むに釣れて更に大きな14~16cmクラスのプラグの出番も増えてくるでしょう。

こういった「12cmクラスのプラグを軸に9~16cmクラスのプラグをローテーションする」場合に便利なのが、今私が担当しているモデルです。

若干強めのスタンダードなシーバスロッドとなっているため、対応できるルアーの幅が広く様々な状況に対応できます。

ロッド:Shinkirowプロト(8フィート後半〜9フィート中盤)

リール:シマノ4000番

ライン:PE 1.5号

基本的に河川や干潟等のオープンエリアをイメージしたロッドとなっており、ロングレングスにより飛距離が稼げるロッドとなっています。

特に20g程度のルアーのキャスト感に拘ってベリーのパワーを調整し、軽い入力でも容易に飛距離が出せるようになっています。

特にウェーディング等の上半身だけでキャストしなければならないような状況でも安定してキャストできるロッドとなっています。

また、魚が掛かった際にもベリーがしっかりと曲がりこみ、フックやラインへの負担を軽減してくれる為、比較的小さなフックでも伸ばされるリスクを抑えつつ、強靭なバットにより大型のシーバスとも渡り合えるよう、各所を整えました。

11月末のレポート提出時現在、前回の夏レポートから2本(上&下個体)追加し、Shinkirowでキャッチした“入道”90オーバーは合計4本に。

捻れによって歪むことはあっても、フックがまっすぐに伸ばされることはありませんでした。

また、これらの大型相手でも主導権を奪われずにしっかりとコントロールしてファイトすることができ、小型フックで大型サイズを捕るスタイルにはピッタリのロッドに仕上がったと思います。

と、新製品の紹介も兼ねつつ初秋のシーバスゲームについての私なりの攻略方法の紹介でした。

秋も深まっていけば、大型プラグが活躍するシーズンになります。

次回はそんな、秋本番のランカーハンティングをレポート予定です。

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モンスターキスの地元・富山で、年間250日以上フィールドに立つシーバスジャンキー。身近に釣れる大型肉食魚というギャップ、非日常感に魅了され、そこに飽き足らず全国各地のシーバスを求め遠征。「自力で探し出す魚」を重視し、ノーガイド、ノー情報でアウェイの地を駆け巡る。過去3年の釣獲シーバス(全て岸釣り。ランカーは80cm以上)は、2022年309本/ランカー37本MAX100cm、2021年211本/ランカー32本、2020年216本/ランカー20本、北陸・甲信越地域に展開する量販店「FISHERS」が夏と秋に主催するシーバスダービー過去3年間全6回で4回入賞(優勝1回、準優勝1回、3位2回)