「サベージギアで釣ってみろ!」ロッド視点のSAVAGE GEAR撮影行2023まとめ。

みなさん、2023年の釣りは充実していましたか?

自分(小塚)は夏、SAVAGE GEAR ブランドの日本展開に際しPR協力のご依頼をいただきまして、2023年後半の釣りが想定外の、面白おかしい方向に進みました。

今回のレポートではサベージギアさんとの撮影行4回(①大阪&南紀、②北海道、③千葉、④鹿児島)について、モンキスHPではロッドという視点からまとめてみたいと思います!

まず前提として、“日本三大怪魚”(アカメ・イトウ・ビワコオオナマズ)は動画ではやらないということは、事前にご了承いただいていました。

動画で出すリスクが大きすぎるし、解釈次第でその浪漫を損ねかねない事を、わざわざ僕がしたくはないからです。

一方で、“ご近所三大釣魚”(バス、ナマズ、雷魚)も自分はやらない、少なくとも今年取り組む時間がないことも事前に了承いただいていました。


対象魚的にも上記6種を除いた“縛り”釣り。

国内の契約ルアーメーカーさんには、「“怪魚ハンター”として、異国の釣り文化の紹介もその役割」という点、ご理解いただいていましたが、とはいえ競合ラインナップで釣るのは個人的には遠慮したい。

必然的に上画像の3種、通称「アヒル」「ヘビ」「ネズミ」(そのまんま笑)の3種に“縛り”。

個人的には2023年夏を境に、楽しみ方の方向性としてワーム(非分解性のソフトプラスチック素材・PVC)を使わないスタイルを模索していくつもりでしたが惹かれたルアーがあったので延期。

通称「パイク」(またもそのまんま笑)。

小:10インチ(約25cm約115g)、中:14.5インチ(約37cm約400g)、大:19インチ(約48cm約850g)と3サイズ選択肢がある中で、先述の契約メーカー(262mmまでラインナップ有り)に配慮、うち中&大の2サイズに“縛り”。


パイク(Esox属)はユーラシア〜北米大陸にまたがって生息するノーザンパイク(一般種)の他にも、地域固有種としてアムールパイクやマスキー、チェーンピッケレル……と世界に10種程度が記載されている“怪魚”。

“怪魚ハンター”的には「こいつで釣ってこそ、だろ?」と言われているように感じました。

というわけで、

「パイクは分かりませんが……ネズミ、ヘビ、アヒルのキワモノ3種では、何かしら釣ります」と約束。

その上で、

「……僕のフォローと言っては失礼ですが、“オレンジ色の戦士”達にも協力をお願いしてみますよ」と提案。

“オレンジ色の戦士”とは……言わずもがな、日頃HUNTERSを握る若いテスター陣

イメージカラーのオレンジ色が象徴するように、SAVAGE GEAR と HUNTERS はブランドイメージも親和性が高い。

個人的にも、以前はオレンジ色の車に乗っていたくらい、オレンジは好きな色。

そんなこんなで、「じゃぁ、ボーケンします!笑」とSAVAGE GEAR さんとの旅が始まりました

……最初の撮影は、9月の大阪湾。

まずは頭を空っぽにして動画でお楽しみください!

内容が内容な事もあり、公開が一番最後になりましたが、このノリ、この撮影からサベージさんとの旅が始まりました。

動画以外でネタバレしてもアレなので、使われなかったサムネ候補画像(シルエットのみ)で。

ブランドカラーのマッチングでいえば、オレンジ色のHUNTERSを使いたいところでしたが、用途的には「Shinkirow」のインショア系モデルがドンピシャ。

イージーな状況ではなかった事もあり、日本の海への特化型である2モデルをローテーションして、なんとか撮影を成立させることができました。

……その後向かった尾鷲・池原ダムの様子は伊藤秀哉テスター(以下シュウヤ)がまとめてくれていますので、写真だけ。


ここでもやっぱり「Shinkirow」、帽子だけオレンジで色合わせ(私物です笑)

詳細は以下レポートでご覧ください。

この旅を契機に、以後自分もHUNTERSを握り“オレンジの戦士”の仲間入り(笑)

Dear Monsterでも代用不可な唯一無二の1本、「HT-∞∞ “Gamechanger” 」通称“ゲーチェン”を握ります。

レポート内でも軽く触れてもらっていますが、Dear Monsterクオリティでしか満足できない玄人が手にしても、ご満足いただける1本かと思います。

……次なるの撮影行は、9月下旬の北海道!

当初は本州内で撮影の予定でしたが、目的地は他地域よりひと足早く禁漁期(ヤマメ・イワナ)に入る河川だということを見落としていました……まぬけ。


“イワナ・ヤマメとの釣り分け”という視点でも、2022年から意識的に取り組み始めた“渓流ビッグベイト”

“THEビッグベイト”としてジョイクロ178で口火を切りましたが、いざやってみると、ヤマメはまだしもイワナなら普通にビッグベイトを襲いかねないという印象(チェイス確認)……困った笑。

ブラウントラウトに漁業権は設定されていませんが、撮影ということもありいつも以上にグレーは黒。

撮影予定日前々日、目的地変更、禁漁期の無い北海道へのチケットを手配。

結果的に事前情報を集める時間は無し、案内人も都合つかず(頼まず)で、「道南・ブラウントラウト」で検索すれば筆頭に出てくるメジャー河川へ。

狙い所やタクティクスの詳細は動画にまとまっているので、そちらで。

結果的にではありますが、地元ローカル案内の秘密ポイントで……ではなく、ハイプレッシャーリバーだからこそ“渓流ビッグベイト”の可能性を見せられたかなと。

公開後「PE6号で渓流!?」という部分にもカルチャーショックを受けたという声が届いているので、そこに至る経緯はロッド選択にも関わるので補足でお話しします。

実は前年2022年、「MV-55」の再生産に際した“渓流ビッグベイト”模索行@本州内で、同行者が一般的な渓流ミノーイングで通した後攻でも、充分以上に魚が出てくるという経験をしていました。

同行した吉田テスター(素人では無い)のキャッチが2日間で上写真1匹だけという状況、ポテンシャルのフィールドでの話として聞いてください。

この2日間、彼と先行後攻入れ替わりつつジョイクロ178を投げ続けた自分は、9バイトうち4回フックに触れて(いわゆるバラし)、ノーキャッチという結果でした。

その全て、どう小さく見積もっても40cm以上は堅いという大型個体ばかり。

おそらく、いやほぼ間違いなく、と言えるまで“フックアップしない事実”を数値で得られた、理由はタックルバランス

こと時も「MV-55」という“縛り”釣行のおかげで、「ロッドが弱すぎるとNG」という自分なりの結論を導くことができました。

少し話はそれますが、近年の自分はプライベート(テスト行)では、魚をキャッチすることよりも“失敗”をしっかり重ね、経験の引き出しとすることを意識しています。

手を変え品を変えれば魚に近づく(時もある)のですが、魚を獲ることだけにこだわれば、「釣れた」という成功体験が強烈な分、他がボヤけてしまうと。

極論、釣らなければ、手を変え品を変え時間や日を変えて、同じ魚から追加情報を得られるかもしれない。

……この時は「2オンスクラスのルアー・フック径を扱うに際して、渓流のシチュエーションに適したロッド(「MV-55」)ではフッキングしない」という“失敗”をしっかりと蓄積できました。

合わせて、MV-55」で扱うならもう少し小さなルアー細軸のフックがいい

ベストマッチは、平均的な5cm〜やや大型の15g前後まで、抵抗の大きいミノー等だろうと。

同行者がいる釣行は特に、“正解”を見せてくれるので自分は意図的に“失敗”をやり切ることができます。

この釣行で案内してくれたのは、翌2023年にテスターとしてモンキスに参画いただく田山テスター

適切サイズのミノーを起用に扱い、MV-55」で、55cmという狙ったかのようなサイズをキャッチ。

ポイントを熟知した彼でも1本という2日間で、(繰り返しになりますが)ビッグベイトに縛った僕は、9バイトうち4バラし

“渓流ビッグベイト”に大いに可能性を感じながら、一時帰宅しました。


翌月、単独でのリベンジ行では、ブランクスは「MX-6」にパワーアップ、「MX-7」のグリップでレングス・バランスを調整して、早々に確認・検証完了。

2バイト目で(前回から通算11回目で)キャッチに至り、「もう充分」と納竿、また別のロッド・ルアーのテストへ大移動……“成功”の先は、その繰り返しがあるだけで、1匹目の達成感には敵わないから。

……そんな2022年夏の経験から、“渓流ビッグベイト”において、対象魚のサイズではなく、ルアー重量に合わせたロッドセッティングが重要であることは、北海道に行く前の時点で自分なりに見えていました。

撮影(本番)では、普段の“失敗”の逆をやればいいだけ。

経験的に、“迷い”こそが取材・撮影の大敵であることを知っています。

欲しい時に、欲しい方法で、欲しい魚を引き出すための経験値……自分が目指しているのはそんな釣り人。

とにかく数を釣って「どやー!」のステージは過ぎ、「最小限の殺傷で、最大限の感動」を引き出すこと。

動画に残るならば、提案したいものは、そんなスタイルとスタンス。

増えすぎた釣り人と、限りあるフィールドキャパシティ……見る人にとっても、魚にとっても、サスティナブルだろうなと。

この北海道行は、表向きはサベージギアの可能性を探ることでしたが、裏コンセプトとして“MX-2文字系”の最終確認、“MX-◯5”のウロコ付け旅となりました。

新作は海外でのテストを必須としているディアモンですが、ビッグマイナーチェンジであれば“海外”(飛行機遠征)の北海道くらいが適切かと。

むしろ、国内のタフなフィールドこそ、この3本のコンセプトにふさわしいのでは、と……。

せっかくなのでまたボツ案のサムネ候補画像を使いますが、“本番”では1/2〜1オンスクラスの“渓流ビッグベイト”と呼ぶには小さめのサイズ感のルアーを使いました。


カメラの前で確実に1本を引き出すため、中軸「MX-65」がメインに。

初めて入渓する川、限られた撮影スケジュール、それらを加味してリュックの中には残りの2本も待機させていました。

高低差のあるポイントでは「MX-75」を、ルアーのサイズ感から必要十分な状況では「MX-55」を使いわけ。


サベージギアを輸入代行するピュアフィッシングさんは、同様にABUも取扱中。

自前のアンバサダー2050を合わせ、“渓流ビッグベイト”の更に先、数年前から取り組んでいる“渓流ダイレクト”、“ダイレクトリール・トラウト”という提案もこれを機と思ったのですが……。

来年以降のお楽しみということで笑。


キャスティングシーンだけは下動画の冒頭でもご覧いただけますので、ビッグベイト&ディアモンが可能にする、ネオクラシックな未来に思いを馳せてみてください。

釣れなかったけど、サムネにもなってます笑。

モンキスHP的には本筋を離れますが、カメラが回っていないタイミングでのヒットだったのもあり、サベージルアーに関して補足話を。

ブラウントラウトの反応は想定の範囲内でしたが、気難しいと思っていたレインボートラウトも、ボディで約10cm、シッポ含めて20cmあるネズミ(大)でキャッチ。

ことサベージルアーのリアル造形なら、トラウト・渓流に関してビッグベイト攻略は更に有効かもしれません。

ちなみにこいつは、「MX-65」で遠投&フライフィッシングみたいな軽くシェイクしつつのドリフトでしたよ。

動かさない釣りだと、動かす釣り以上に、リアル造形は意味を持つ印象

この後、巻きの速い釣りでもネズミ小でデカいブルーバックのミスバイトがあり、渓流においてネズミは、最も意識すべき“ビッグベイト”かもしれないと思いました。

……そんな北海道滞在中に、年内で追加で2回、今度はルアーニューTVさんの動画撮影依頼をいただきました。

「1本は東京湾のシーバスでお願いしたく、あと1本は何でも良いです笑」と……その“なんでも良い”ってのが、大変なんですが……縛ってほしい笑。

サベージギアさんから少し話は逸れるようで逸れませんが、10月上旬には、撮影ではなく、単身「Shinkirow」のテストも兼ねて鹿児島へ行ってきました。

この遠征は、夏以降、サベージギアのPR協力を快く了承してくださった契約メーカー・メガバスさんに対しての恩返し釣行と位置付け、メガバスルアーに“縛り”ました。

“縛り”は縛りで、ルアーが減り、旅には相性良し(この旅も電車釣行でした)。

その釣行の詳細レポートは既にメガバスHPで公開済みなのでそちらをご覧いただければと思いますが、無関係の「Shinkirow」が目立つ写真・内容は控えてのレポートですので、その点に関して補足します。


船にしろ磯にしろ、ベイトタックルでのキャスティングゲーム、(主流のスピニングタックルと比較して)スローキャスティングゲームの可能性を探るのがロッド視点でのマイテーマ。

BB(ビッグベイト)タマン、成立……最終的には「メガドッグ180」でもタマンが“ヒット”(後述)。

船、磯共に本命はキャッチできずも、有意義なテストになりました。

がしかし、釣れれば良いという話じゃない。

ズバリ「このままでは中途半端、ブランクから作り直し!」と決断することができた旅にもなりました。

上のタマンは足元でラインブレイク、錯乱状態でまだ脇のタイドプールに止まっていたものを、飛び込み、掴み取り……この経験を経て、“迷い”が吹っ切れた。

もっと長く、強くする必要がある、と。

良い機会なので津田テスターにテストいただいているスピニングモデルも自身でチェック、荒磯ではなく、ゴロタ浜や小磯までなら、個人的にはその時点でも満足な使用感でした(氏はまだまだ、良いものをとその後も試行錯誤してくださってます)。


時系列は前後しますが季節性の高いターゲットを狙いオフショアへも繰り出して、そちらは本命ノーバイトに散りましたが、船長曰く「サメなら1年中大丈夫ですよ」とのこと。

この鹿児島釣行が、後のシャークキャスティング撮影の下見となって、サベージ旅のクライマックスへと繋がっていきます……。

鹿児島から戻ってすぐの10月中旬、今度は千葉県・木更津を起点に、東京湾でBBSB。

せっかくなので、こちらも先入観なくまずは動画からご覧ください。

動画では入りきらなかった裏話は、この撮影に同行・協力してくれた川合テスターのレポートと、シュウヤのレポート、別のアングラーの視点からすでに2本もレポートにまとめてもらっているのでそちらで。

個人的には、「HT-∞∞」をメディアの前で本格投入した釣行でした。

100gの釣れ筋から、800g超のドリームサイズまで、この広すぎるウェイト幅を1本でこなせるのは、うちのラインナップでもこの竿しかない。

先2回の大苦戦を受け、海域かつ一般種を狙う撮影ということで、ルアーの“縛り”を一部緩めて、手堅い釣りも展開しました。

「まぁ、これだけ釣れば、最後は夢に殉じてもいい……ですよね?笑」と。

そんな東京湾の爆釣を経て、「国内であれば何でも良い」撮影、10月下旬の鹿児島へ最後の撮影旅に向かいました

動画に入りきらない裏話は、シューヤのレポートで。

結論から言えば、(これまで首の皮1枚で繋げてきましたが)最後の最後で“失敗”してしまいました。

がしかし、それでも1本の動画にまとめられるという事実が、サベージギアというブランドを物語ると思います。


釣れなくても、物語のある釣りを展開できる。

ルアーに卓越した個性がなければ、こうはならない。

ロッド視点で言えば、「800g超のルアーでも(数投は)投げられる」ではなく、「800g超のルアーでも2日間通して投げられた」と体験を通して認識のアップグレードができました。

……その後、“オレンジ色の戦士”、川上テスターによってヘビ、ネズミ、アヒルによる“ご近所三大釣魚”(バス・ナマズ・雷魚)のコンプリートは達成。

「この1匹のために、どんだけこの夏の自分、魚に優しく終わったと思ってんですか!」と笑ってましたが、“ただ釣るだけ”でなく、フィールドのMAX級までも釣獲したそうそうです。

SAVAGE GEAR の日本語HPには、創業者のデンマーク人・マッズ・グローセル(Mads Grosell)氏のコトバ・スタンスとして、

「フィールド最大級のモンスターフィッシュを獲ること以外重要ではない。」

と謳われています(公式SNSより許可を得て引用)。

投げて巻くだけでOK、誰でも釣れる……そんな、現代日本の釣り業界で求められる価値観、安・近・短の価値観とは逆の世界観(だと思う)

“縛り”は人を強くする

サベージギアさんとの4回の撮影行を経て、「これで釣りたい」「これで釣ってやる!」という“縛り”が釣り人としての成長をもたらしてくれたという実感があります。

鹿児島でのソフトスイムベイの現場強化(硬質化)、今あるもので何とかすべく思いついた“バネ線チューン”なんて、辺境での“旅”そのまんま(画像はルアニューTV埋め込み動画から切り出し)


持っていける荷物量を筆頭に、資金、言語、レギュレーション等々……釣り旅、怪魚釣りは、いつだって“縛り”ゲーム。

でも、そこには紛れもないホンモノの自由があった。

不自由の中にこそ、真の自由は見出せる

制限は創造の母だ……10代の頃から完成されきった日本製ルアーには感じなかったナニカ、荒削りの舶来品のルアーに感じた「使いたい」と思わせるナニカを、30代後半になったいま言語化するならば、こんなところなのかな?

逆説的に、荒削り、“未完成”という完成の形、釣り人に残された“余白”こそが、創造性の原点となり、モチベーションになる。

求めていたのは、魚の数やサイズではなく、感動のサイズアップだったのだと気付く。

さまざま“縛り”があったからこそ味わえた、解放のカタルシス(浄化)。

こうして、ネズミ、ヘビ、アヒル、のキワモノ3種での釣果コンプリート

ディアモン、HUNTERS、切り札の「Shinkirow」までモンキスロッドを総動員して、有言実行できました!

「サベージギアで釣ってみろ!」、合わせて「モンスターキスで投げてみろ!笑」

是非、一度手にしていただけたら。

きっと、どちらも程良く“不満足”いただけるかと思いますよ。


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株式会社モンスターキス代表。怪魚(巨大淡水魚)を追いかけ、これまでに世界56か国を釣り歩く。物心つく前から魚(釣り)に熱中し、30年以上経った今日も継続中。北陸・富山に生まれ育ち、小学4年時にキジハタからルアー釣りを開始、中学・高校時代はバス釣りに熱中。大学進学以後は「今しかできない釣りを。遠くから行こう!どうせなら大物を狙おう!」と世界の辺境を目指した結果、いつしか“怪魚ハンター”と呼ばれ、それが仕事になり、旅は今も続いている。著書多数、近書に「怪魚大全」(扶桑社)。剣道3段。趣味はハンティング(鉄砲)