2024年注目の「Shinkirow」。2つ目のキーワードは「ドメスティックシーン」。

モンキスの“中の人”、吉田です。

2024年注目の「Shinkirow」、徐々に個々のモデルが全貌を表しつつありますが、「高弾性」に続くシリーズ全体としての2つ目のキーワードは「ドメスティックシーン」

日本国内だけで釣りをしていると気づく機会は少ないかもしれませんが、日本のフィッシングシーンは世界随一ともいえるレベルでガラパゴス進化(深化)を遂げています。

手のひらに乗るタナゴから自分の体重を超えるマグロまでを追いかけ……

かと思えばチヌやスズキのように、同じ魚をさまざまな釣法で狙う。

道具おいても針コーナーだけでも数え切れないほどの製品が陳列する。

こんな国、実はなかなかありません。

釣りを楽しむということに関して、自画自賛ですが日本人は天才的。

そんな恵まれた日本国内(ドメスティック)のシーンを右目で、日本にはない魚種や文化を含む海外シーンを左目で見ながらで創り上げたシリーズが「Shinkirow」。

多くのメーカーが両目で見て、逆にモンキスがこれまで両目とも半目をつぶってきた部分。

Dear Monster、HUNTERS が目指した高い強度と汎用性の試行錯誤を土台としつつも、国内(ドメスティックシーン)においてモバイルロッドのポテンシャルを活かし切ることを狙っています

タフコンディションが常のドメスティックシーンを照準に仕上げた「Shinkirow」シリーズは、試作を繰り返すほどにシャープに仕上がっていきました。

ゆえにこの細さ。

最も細いブランクスを採用したモデルとDear Monster(の共通径)を比べると、見た目では倍近く差があります(実測値はそこまではない)

絶対的なタフネスさを求めたロッドと、シャープさと軽快さ求めたロッドの差です。

ガイド選択においても、高弾性ブランクスのポテンシャルを引き出すべく、継ぎ竿では基本的に採用を見送ってきた(「HT-6×4S」のみ例外)、シングルフットガイドをメインとして採用しています。

シングルフットガイドは、ダブルフットガイドと比較したとき、その名の通り片足の分だけ重量が軽くなるわけですが、シングルフットガイドの採用はすなわち、下巻き無しにブランクスに直接ガイドを巻くシングルラッピングとセットになります。

つまり、片足だけでなく、下巻きの分も軽くなる。

ガイドセッティングに関する重量の軽減は、ロッド重量の軽減に繋がりますので、感度の向上、シャープな、つまりは軽快な使用感を手にすることができます。

Shinkirow」でモンスターキスに出会う方々には、このガイドセッティングは標準、ブランクスのクオリティに目が行くと思いますが、それはそれで。

現時点でのモンキスユーザーの皆さん(Dear Monster 、 HUNTERSをお使いの方々)にとっては、これまで“Z”の2本だけを例外として、モンキスではダブルフットガイドはダブルラッピング(ブランクスにスレッドを下巻きする)を基本としてきましたから、(ブランクスの良さはご理解の上として)総合的な完成度に驚いていただけるのではないかと思います 。

手にすれば分かる、「モバイルロッドはここまでやれる」ということを。

Dear Monster や HUNTERS のような極限状況を想定したタフネスさではなく、「Shinkirow」に求めたのは、国内(ドメスティックシーン)においてハイパフォーマンスを発揮するエクスクルーシブ仕様。

言い換えれば、若干のピーキーさも併せ持ち、それ故に、使いこなす楽しみが生まれ、満足の上をいくパフォーマンスを発揮してくれるロッドシリーズに仕上がってきました。

しつこいかもしれませんが、「モバイルロッド専門メーカーだからここまで作れる」と自負しています。

今後更新される各モデル担当テスターのレポートにも、是非目を通してみてください。

私の言っていることが、より具体的にご理解いただけるはずです。

<関連ページ・レポート>

大学時代に小塚と出会い、初めての釣り旅がパプアニューギニアという刺激的すぎる原体験をしてしまう。卒業後は水産会社に勤務し、その後モンスターキスに入社。ほぼ全ての実務を統括し、公式セレクトショップ「Monster BASE」の店長を務める。ジャーキングやトゥイッチなど、ロッドワークを駆使したルアーフィッシングを好み、忍耐を必要とするエサ釣りは苦手。モノ、ガジェット系中毒で、旅で使えるアイテムの検証やリールのカスタムに余念なし。高身長(186cm)ゆえ、大型魚を釣っても写真では小さく見えてしまうのが悩み。