こんにちは、関東の殿河です。
いきなりですが、「MX-10SW」完売ありがとうございました!

予想を上回る売れ行きで自分自身も驚いておりましたが、ユーザーさんはやはり長尺モバイルロッドを必要としていた、という事なのでしょうか。
私のところにも使用感や、合わせるリールの番手、再販予定は?などなど多数のお問い合わせを頂いておりますので、今回はいただいた質問に答えつつ、昨年の秋に力を入れたライトショアプラッギング(LSP)の模様を交えながらレポートしていこうと思います。
舞台は神奈川県、三浦半島。
今住んでいる場所から磯まで近いこともあり、仕事前や休日の朝など時間を見つけて足繁く通いました。

ターゲットはイナダ~ワラサ
タックルは、「Dear Monster MX-10SW」に5000番台のSWリール、PE 2号、40lbリーダーのお手軽青物タックルです。
よくご質問いただく「MX-10SW」に合わせるリールについてですが、現状以下3機種を試してみました。
・17 TWIN POWER XD C5000XG(300g)
・18 STRADIC SW 5000XG(310g)
・21 TWINPOWER SW 5000XG(415g)
個人的に一番持ち重りが少なくしっくりくるのは、最重量の21 TWINPOWER SW 5000XGだと感じています。

というのも、MX-10SWはディアモンスターシリーズ共通の全ガイドダブルフットダブルラッピングのセッティング(AWF、AWW)。
All W-Foot Guide Setting(AWF)/オールダブルフットガイドセッティング

「軽量化」と「高感度」、現代フィッシングロッドの2大キーワードに逆行する設計。重視するのは、単純な実釣性能ではなく、そのパフォーマンスを全世界で発揮すること、発揮し続けること。使う前から壊れていては話にならない。実際の使用に際しても、ラフに扱える安心感は、釣り人の潜在ポテンシャルを解放する。
搭載機種:『HUNTERS』、『Dear Monster』(テレスコモデルを除く)、PEAK-HUNT
Since 2012
All W-Wrapping Guide Setting(AWW)/オールダブルラッピングガイドセッティング

このシステムの特性上、通常のシングルフットガイドのロッドと比較して重量は少し重ための285g、重心もティップ寄りとなる為、400g前後のリールを合わせることで重心が手元に来て、使用感も向上します。

ご参考までに、上画像が21 TWINPOWER SW 5000XGを合わせたときの重心。
下画像が17 TWIN POWER XD C5000XGを合わせた時の重心です。

他社さんの同レングスのロッドが190g~250gといった中で、「MX-10SW」は重量級といった位置づけになりますが、この重量と引き換えに手に入れた圧倒的なタフネスさ。
ラフな扱いを避けられない磯というフィールドでヒラスズキだけでなく、青物、タマンにも対応可能なパワーを兼ね備えたロングロッドとなっているので、必然的にパワーファイト可能なSW機が標準となってくると思います。
……話を実釣に戻します。
真夏のピークが去った9月の上旬ごろから三浦半島へ青物が接岸し始めました。
走りの時期はサーフを中心に小型のワカシ~イナダ、ペンペンシイラが釣れ始め、季節が進むにつれて磯へとシフトし大型率が高まってきます。
ベイトはマイクロベイトの時もあれば10cm~15cmのカタクチやトウゴロウなどの時もあり、その日の状況に合わせてカラーやルアーをアジャストしていく必要があります。
トップウォーターにも反応が良い時が多く朝の短時間でエキサイティングなゲームが楽しめるのもこの釣りの特長です。
120mm~140mmまでのポッパー、ダイビングペンシル、ミノーなどを多用するこの釣り、まさに「MX-10SW」のど真ん中といったところです。
シーズン一発目の魚は早速ワラササイズ!
少し荒れ気味だったので、ミノーでヒラスズキを狙っているところでヒットしました。
高足場ですが、余裕を持ってブッコ抜きすることができました。

2本目もワラサ!
こちらはたまに現れるめちゃくちゃ強いタイプのヤツ。
足元で下へ下へと突っ込みましたが、「MX-10SW」のパワーできっちり止めて対処。
無事ランディングすることができました。

季節は流れてハイシーズンの10月。
イナダサイズを数本追加しながら、順調に朝練をこなして行きます。

途中でカメラマンさんにも来ていただき、撮影も実施。
タマン狙いの伊豆諸島、ヒラスズキ狙いの伊豆沖磯編はアカハタのみに終わりましたが、泣きの延長戦で三浦にて何とかイナダをキャッチ。汗
この模様はいつか動画になるはず、多分(編者注:再生産の時にでも!笑)。


そして、カメラマンさんが帰った数日後に再びワラササイズを確保。
まぁそんなもんですよね。(笑)

ミノー丸呑みの丸々太ったいい個体でした!
その後もポツポツイナダを追加しながら11月中旬までコンスタントに釣れ続き、比較的良い釣果で終幕した昨シーズン2025年の三浦半島LSPでした。

さて、「MX-10SW」の質問でセッティングの次に多く聞かれるのが、グリップエンドの長さについて。
「W」セッティングモデルは現状、「MX-10SW」「MX-8SW」「MX-6SW」の3機種でラインナップされています(編者注:今後ベイトモデルもあるかも?なので一応「W」シリーズとお見知り置きを!)。
これらの3本のロッドのグリップエンド有効レングスは40cm、35cm、30cmと5cm刻みとなっており、それぞれディアモンスターの共通設計であるインターチェンジャブルシステム D13(グリップ挿入部が13mmに統一)されているため、互換性があります。
Interchangeable System D13(ICS-D13)/インターチェンジャブルシステム D13

下画像は3機種のリアグリップ、上から順に「MX-10SW」「MX-8SW」「MX-6SW」のもの。
5cm、2インチ刻みでの細かなセッティングが可能です。

今後公開予定の「MX-10SW」の解説動画でもチラッとお話しておりますが、私は“ヒラスズキで”使用する際は「MX-8SW」のエンドグリップ(有効レングス35cm)へと互換し、5cm短くして使っています。
理由は瀬際でのやり取りの際に、ライフジャケットの胸元への干渉を避けるためです。
ランディング時の引き波やうねりに合わせて、素早くロッドを左右させる際に「MX-10SW」のオリジナルエンドグリップでは、私の体格(標準〜やや小柄)では稀に引っかかるときが出てきます。

上画像は「MX-8SW」のミディアムエンドグリップ(35cm)を互換させたヒラスズキ特化セッティング、下画像は「MX-10SW」の標準ロングエンドグリップ(40cm)です。

一方で、青物やタマンなど力強い魚種に相対する際は、上画像のような「MX-10SW」のオリジナル・グリップエンド(有効部40cmのロングエンド)が必要になる場合も多数あります。
ブリ系統であればグリップエンドを腰に当ててポンピング。
タマンやカスミアジなど動きの速い魚には脇挟みでのファイトになると思いますが、そのような場合では「MX-8SW」のミディアムエンドグリップ(35cm)では少し短く、「MX-10SW」のロングエンドグリップ(40cm)が適正を示します。
たった5cmの違いですが、自分の体格に合わせて、好みのカスタムができるのがディアモンスターシリーズの大きな特徴です。

あらためて、両方のエンドグリップを比べてみると、こんな感じです。
この辺り、使い手の体格や、季節(寒い時期は着膨れ)も関わってくると思いますが、「慣れ」である程度対応できる程度(5cm)を、その気になればより個々人にベストなセッティングへとストレス軽減できるのがディアモンスターの強みだとお考えいただけたら。

もう1点、質問を頂くことが多いのが、具体的な使用感について。
キャスト時や曲げた時のフィーリングは多くの人が気になる点かと思います。
ヒラスズキも青物もタマンも対応できる竿とはどんな竿?となると思いますが、一言で言い表すと、“懐の深い竿”。
同クラスのロッドと比較しても、同等かそれ以上のバットパワーを持ち、きっちり魚をコントロールできるブランクス。
一方で、比較的軽量な15g前後のプラグをキャストし、操作することができるしなやかなティップを持っています。
また、ジグだと60g前後ならペンデュラムキャストで100m以上飛ばすことができます。

このように、世界の辺境で磨き上げられた『Dear Monster』の血を引き、中弾性の良さを前面に押し出した深い懐を持つのが「MX-10SW」という竿です。
現在、在庫は切らしているのですが、秋(9月)には再生産予定と聞いておりますので、確実に必要な方は現段階で取り扱い店様での予約注文をお勧めいたします。
いよいよ待ちに待った春、シーズン開幕と共に、ヒラスズキ、タマンをメインターゲットに今年も右往左往しようと思います!
あとは近所のメバル探しもそろそろ本腰入れて、島にマグロも行かないと。
今年も忙しくなりそうです。
それでは!
PS
「リアグリップだけオプション販売して欲しい!」という声には、“その先”を含めて前向きに検討していますので続報をお待ちください!

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