「MX-9S」と「MX-7S」の使い分け&組み合わせで、海サクラを練り上げる。

こんにちは竹内です。4月釣行では「DearMonster MX-7S」で雪代増水河川でのトラウト釣りを紹介しました。

今回はその「MX-7S」のブランクと「DearMonster MX-9S」のグリップを組み合わせた”9SL“で春から初夏にかけて北海道沿岸に岸寄りするサクラマスをターゲットにショアからのサクラマスを追いかけてみました。

昨年の秋から”9SL“を手にし、冬の西表島遠征(前編後編)から体に馴染ませ、首を長くしてこのシーズンを待ち望んでいたので、他の釣りの浮気はほぼせずに思う存分”9SL“を振り続ける日々を送りました。

もともと最初は海釣りにはあまり手を出さずもっぱら川釣りメインの釣りをしてきました。

しかし魚種や場所を問わない「MX-7S」を手にしてからは、このたった一本で自由に北海道の釣りを楽しむことができたことから、ロックッフィッシュやショアジギングをするきっかけにもなりました。

産卵遡上の為に北海道沿岸に岸寄りするシロザケ、カラフトマス、サクラマス、アメマス。

中でもサーフから狙うサクラマスの釣りは一層興味を引き、海釣りで特に力を注いでいる釣りです。

サクラマスを釣る場合、ヒット直後から口切れしやすいサクラマスでは「MX-7S」のブランクの硬さが絶妙で口切れが原因で起こるバラシを軽減することができます。

また、「MX-9S」グリップではひったくられるような瞬発的なアタリでもグリップエンドの長さやしっかりとしたリールシートの手元周り、しっかり上半身でホールドし不意なアタリでも竿がブレずに安定する事でファイトに持ち込むことができます。

ランディングの際も竿全体で浪打際から引きずり抜くことができます。

タックルセッティングではリール4000番台スピニングPE1.2号リーダーは5号。

使用するメインのルアーはメタルジグ。

30g~40gまでのものを使います。

これがショアジギングでサクラマスを狙うにあたり主要となるウエイトとなります。

この“9SL”(「MX-7S」のブランクと「MX-9S」のグリップを組み合わせ)では最も爽快にキャストできるウエイトになります。

ジグのカラーは自分の好みでピンクベースのものを良く使います。

その日により、ベイトの種類が異なる為ジグのカラーよりサイズの選択の方が重要になってくると考えています。

よりベイトに近いサイズのジグを選択します。

メタルジグ以外でも12cm前後のミノーを使用します。

遠浅サーフが主な場所になる為、海面から深さ100cm前後までの層を引くことができ、波打ち際の駆け上がりにサクラマスが集中している場合でも浪打際ギリギリまでルアーを引くことができるフローティングタイプのものを使います。

9SLでは12cm13gのミノーでも操作、アクションが簡単にできます。

休日は妻と一緒にサクラマス釣りに行きますが、妻が普段から使っている「DearMonster MSX-71」(「MX-7S」と同じブランクにトルザイト・チタンガイドを搭載したリミテッドモデル)のブランクにMX-9S」のグリップMX-9Sを装着し同じく“9SLリミテッド”で使っています。

下の写真は妻がソロ釣行した時の釣果ですが、“9SLリミテッド“で快調にサクラマスを釣り上げれたようです。

本人曰く、「キャストをする時に力を入れなくてもルアーが十分に飛び、グリップの長さが丁度良くキャスト時からサクラマスを釣り上げるまでスムーズに行える事から、今までサクラマス釣りで使っていた『MSX-71』に比べて体の負担が軽減された」とのことでした。

自分も日によっては貸し切り状態のサーフになり長時間、海岸線をランガンしますが、集中してロッドを振り続けやすくなりました。

“9SL”でショアジギングのサクラマス釣りに挑戦しましたが例年と比べ釣果に格段の差がでました。

サクラマス相手では“9SL”はとても良い感触でした。

今後、魚種を海サクラに限らず、ヒラメ、アメマス、海イトウ。

フィールドを本流河川や湖でもとても楽しい釣りになることを確信し楽しみにしています。

ちなみに、今シーズン釣れたサクラマスは必要分以外の魚や30cm前後の小さい魚はリリースしました。

より釣ったサクラマスを美味しく食べる為、糠漬けにし、保存食を兼ねた発酵健康食品

へと手を加えました。余計な水分が抜け、熟成し脂が一層乗るのでオススメです。

今後も“9SL”(「MX-7S」のブランクと「MX-9S」のグリップを組み合わせ))を北海道で使い込んでいく予定なのでレポートにて報告させて頂きます。

それでは6月、これからは初夏の北海道、海に川に湖に思う存分楽しんできます!

北海道地方在住。26歳で脳梗塞で意識を失い、リハビリを兼ねて釣りをする日々を送る。その過程で底知れぬ北海道の豊かさに魅了され、回復後の現在も暇さえあればフィールドに足を運ぶ。 河川でのトラウト釣りを軸に、同一河川に通い込むよりは、未だ踏み入れた事の無いエリアを探索し続けるスタイル。モンスターキスの存在を知って以降、釣りの幅が拡大し、海でのトラウト釣りや、ライギョ釣りにも注力しはじめた。大地に深々と根ざした釣師を目指し、日々修行の毎日。趣味はキャンプ、山菜採り、テレマークスキー。