いわば離島における“怪魚”的な存在。国内カエル52種コンプリート旅【保存版】

水族館巡りもライフワーク、気づけば立ち寄った水族施設が220館を越えました。

フィールドテスター酒巻です。

水族館巡りついでに遠征を組んでフィールドワークや釣りをしするのもなかなか楽しいです。

今年7月に新しい水族館ができるまでは国内の大きい水族館は全て行きました。

水族館巡りだけでなく、釣り・採集の方でも、自分はコンプリートアングル(種を追いかけるスタイル)が好き。

国内のタナゴ&ウグイ類&アブラハヤ類は既に全種コンプリート(私の場合網での捕獲も含みます)。

タナゴを“釣る”なら、「MX-0」の独壇場(上の組み写真は2023年現在採捕禁止種を含みますが、規制以前に採捕した際の写真です)。

タイリクバラタナゴ(オカメ)に絞った“数”釣りなら、穂先はもう少し柔らかくてもいいかもしれませんが、時には目視で狙った1匹を拾っていく“種”釣り(コンプリートアングル)、いわゆる“野”タナゴ釣りなら、「MX-0」のブレの無い硬調が扱いやすいですよ!

獰猛なアブラハヤ類は、もう少し道具の幅は広がります笑。

サイズ感が上がるウグイ類には「MX-1」のリールモードや、「MX-5S」などのリール竿がいいと思いますね。

他にも、ナマズとイワナでも取り組んでいて、あとはイワトコナマズとヤマトイワナの一種類ずつと王手がかかった状態なのですが、僕の興味は魚類だけでなく両生類にも及んでいます。

というわけで今回は少し変化球、国内カエルコンプリート旅について語らせていただきます。

繁殖期に訪れた北海道で出会ったエゾアカガエルです。

カエルの場合、“獲る”ではなく“撮る”で、クリアとしています。

さていきなりですがみなさん、日本国内に生息するカエルが何種類いるかご存知でしょうか?

今年2023年8月の段階で、在来+外来種4種類の全52種類、日本に暮らしています。

日本国内にそんなにカエルがいるんだ!と驚きませんか?

北から見て行きましょう、北海道には上写真のエゾアカガエルという固有種がおり、とはいえあの広い北海道に在来でいるのはこのエゾアカガエルとニホンアマガエルの2種類だけ。

亜寒帯の生物相は概して寂しいものですが、しかし北海道のエゾアカガエルは、オタマジャクシの特徴として捕食者に応じて形を変えるという素晴らしき防御力を有する進化をしていて、おもしろいですよね。

天敵から身を守るために、天敵に合わせて食べられにくい形に変化するそうで、本当自然ってよくできているなと感心させられます。

北海道らしい魚(オウゴンムラソイ)も楽しませてもらいました。

津軽海峡を隔て、本州に入れば、多様性は一気に上がります。

田んぼによくいるニホンアマガエルや、山へ行くとヒキガエル、清流ではカジカガエルなどなど、時期や場所を変え様々なカエルが生息しています。

上画像、左上から左下へ、モリアオガエル、ニホンヒキガエル、アズマヒキガエル、ナガレヒキガエル。

上画像、右上から右下へ、シュレーゲルアオガエル、タゴガエル、ナガレタゴガエル、ネバタゴガエル。

上画像、左上から左下へ、ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、ヌマガエル、カジカガエル。

上画像、右上から右下へ、ニホンアマガエル、ツチガエル、ムカシツチガエル、サドガエル。

トノサマガエルも有名ですが、関東に生息しているのはトノサマガエルではなくトウキョウダルマガエルだった!なんていうのも意外と知らない人が多いんじゃないでしょうか。

釣り人の間で“通称オニカサゴ”と呼ばれる魚は実はイズカサゴ(標準和名)で、本物のオニカサゴ(標準和名)は別にいる、的な?

左上から時計回りにトノサマガエル、トウキョウダルマガエル、ナゴヤダルマガエル、トノサマガエルの柄が乱れたもの。

地域によってラインや柄が違っていたりするのも面白いです。

“種”のコンプリートの先には、そういうの(地域変異)を探し巡る、進化のグラデーションを感じる旅も面白そうだなあと思います。

本州だけでなく離島には島の固有種となる種類がおり、佐渡島にはサドガエルが、屋久島にはヤクシマタゴガエルなんかもいます。

登山も好きなので、屋久島へは生き物探しと合わせて日本百名山の宮之浦岳も登頂。

有名な縄文杉も見て、海では釣り糸をたらして……とその遠征は、寝る暇もないくらい充実しました。

屋久島で見たヤクシマタゴガエル、ニホンヒキガエル(屋久島の個体は大きい)、宮之浦岳、カマストガリザメは「MX-7」にて。

このカエル旅のように目的が他にある場合、一応持っていく釣り竿としてもDear Monsterは重宝しています。

自分は「MX-7」を持参するケースが多いですが、南方への遠征に際し大型魚が掛かってくることが予想される釣り(ぶっ込み)でも、まぁ大体は対応できています。

更に南へ、南西諸島を見て行くと、奄美群島、沖縄本島と周辺の島、宮古列島、八重山列島と、地理的隔離が効いた島々には、それぞれ固有種がいます。

コロコロとした見た目が可愛い在来分布では宮古島にのみ生息するミヤコヒキガエル。

コロナの影響もあり海外遠征をしていた釣り旅人達も、ここ数年で国内の離島の魅力に気づいた方が多いように感じますが、海の魚は、島ごとに大変わりしませんが、陸封されてるカエル(塩水では浸透圧で死んじゃいますので)は独自に進化していています。

淡水の魚類相が貧弱(渇水時に干上がり死滅)な離島では、カエルはいわば“怪魚”的な、そこに行かなければ会えない魅力がある生物なのです。

両生類のカエルは、まだ、淡水魚(純淡水魚)よりは渇水に強く、生き残り、島ごとに進化している……離島に行くなら釣り(魚)だけでは勿体無い!

地質や植性、渓の雰囲気や淡水域の色彩(緑&茶)が好きな人にも、カエルは離島深部へ分け入る理由として最適かなと思います。

国内カエル全種コンプリートを目指すにあたっては、このアクセス難易度の高い離島固有種達を如何に見つけられるかが結構カギで、場所によっては直行便がなくて飛行機代が二重にかかったり、便が昼便しかなくそれによってかなり時間が削られたり、アクセスが悪い離島ならではの問題があったりします。

そして何より行ったことのない離島へ行き、せいぜい数センチのカエルを見つけて帰ってくる、それも連休の数日縛りというのはなかなか大変なもの。

巨大魚(人気生物)であれば、遊漁船などシステム・サービスがある場合も多く、ケースバイケースで近道も可能ですが、カエル探しに専門のプロガイドがいるわけも無く、だからこそ面白い。

タナゴほどまでは“場所ゲー”(ピンポイント依存)でもない場合が多く、ある程度おおらかではありますが、逆にいえばカエルは陸上も移動できる分、ポイントを絞り辛い。

魚と違って水中を探すわけでは無いので、いるかいないかハッキリしていて、また、釣りとは異なり、「たぶんこいつだな」と見つけてから食わせるまでの1ステップが無い点は、カエルの方がラクなんですけどね……近所だったら。

遠征でキツいのは、水という緩衝材がある魚以上に、天候の影響をダイレクトに受けること。

あまり寒いとカエルの動きが鈍いのもあり、ゴールデンウィーク(場所によってはまだ動き出していないことも)や夏の連休あたりを中心に暖かい時期に行くのが鉄板ですが、逆に夏なんかは旅の予約を入れていても台風で直前に頓挫という事もありました(隠岐島は3年連続台風で中止)。

離島の外来種4種、左上から時計回りにウシガエル、アフリカツメガエル、シロアゴガエル、オオヒキガエル。

「何かを全種類見る!」というチャレンジ、コンプリートアングルの釣り・生物探しをした事がある人なら分かると思うのですが、ある程度のところから恐ろしいほどコンプリートが遠くなります。

それが僕は残り5種類でした。

ラインナップとしては、

①鹿児島県 奄美大島  アマミイシカワガエル

②島根県 隠岐島 オキタゴガエル

④沖縄県 石垣島〜西表島 コガタハナサキガエル

⑤長崎県 対馬 チョウセンヤマアカガエル

③鹿児島県 奄美大島〜沖縄県  ハロウェルアマガエル

全部離島〜!!

そしてバラバラ〜!!

そしてそしてアクセス難易度の高い場所ばかり。

せっかちな僕は一気に回りたい……と思いつつも、どうにも一年では無理そうだ……という事で焦る気持ちを抑え、この残り5種類を数年かけて探していく事になりました。

まず1種類目、奄美大島に生息する国内最も美しいカエルの一種と言われるアマミイシカワガエル。

友人がいるのもあり、せっかくなら一緒に遊びつつ探そうと友人を頼りに昼は釣りを夜は両生爬虫類をと駆け回りました。

結果的にタイミングがよく、暖かい南風と雨が重なり森の生き物達は高活性!

奄美大島ではイシカワガエル以外にもほぼ全てのカエルを見ることができました。

左上から左下へ、アマミイシカワガエル、オットンガエル、アマミアオガエル。

右上から右下へ、アマミハナサキガエル、アマミアカガエル、アマミシリケンイモリ(両生類繋がりで)。

コンプリートまで残り4種、続いて向かったのは、日本海側の島根県が隠岐島。

こちらは旅代が高額なのもあり、家族旅行を兼ねて遠征です。

お小遣いだけで厳しい場合は家族を巻き込んで家のお金を使って行くという家庭持ちならではの裏ワザを駆使して向かいます。

日頃の家族サービスがこういうところに活かされます。

昼間は観光しつつ、夜にはカエル探し……絶対妻には「オイオイ……」と思われていたことでしょう(笑)

こちらも苦労の甲斐あって、オキタゴガエルを見つける事ができました。

また、1人だったら行かないような観光もできたので結果的に大正解!

隠岐島といってもいくつかの島からなるので、次訪れる時は「カエルを見つけねば!」という気持ちから解放されて、ゆっくり別の島も回れたらなと思います。

隠岐島でオキタゴガエルとオキサンショウウオ、牛突き(闘牛)、カワハギは「MX-6+」を使っての釣果。

そして2種類見れて浮かれていると、なんとここにきて2022年にヒメタゴガエルというカエルが新種記載されました。

西日本の日本海側の山に生息するカエルで、関東からだとなかなかのアクセス難易度です。

コンプリートしたい気持ち以上に「普通に見てみたいぞ!!」という事で、新種記載から一年あけた今年2023年に3度の挑戦。

というか「見つかるまで行こう!」と都合3回遠征した感じです。

埼玉〜京都間(片道600km)の遠征帰り、1回目、2回目は姿を見れず、何がダメだったのかもよく分からないまま運転して帰ってくるのはなかなかに辛かったです(笑)

それでも見たい気持ちを抑えられず、いそうなポイントをしらみつぶしに回り続けなんとか1匹……見つけた時は夜中の山の中でグニャリと座り込みました(笑)

遥々600km運転して着いたはいいが「両生類、絶対動いていないよなあ……」という寒い日があったり、車で駆け上がったは良いがターンできる場所がなく涙目で数十分バックで峠道を戻るなど初場所の洗礼はなかなかに厳しかったです。

まあでもそれはそれで楽しいんですけどね(笑)

2022年新記載、ヒメタゴガエル。

そんな“寄り道”もあって、国内カエルコンプリートまでの道のりは依然残り3種のまま。

お次はカエル探し最難関種2種類と個人的に思っている、沖縄県の石垣島&西表島に生息するコガタハナサキガエルと長崎県が対馬のチョウセンヤマアカガエル。

特に石垣島と西表島にのみ生息するコガタハナサキガエルは山の源流域にいるカエルで、「西表島の源流域ってどこ??」っていうくらい森が深くて難易度が高いのです。

石垣西表島には過去何度も行っていますが、コガタハナサキガエルのみ見つけられず。

「もうあと3種類だよ!?」と自分に言い聞かせて今年の春に向かいました(この辺りになると、自分の立てた目標に勝手に追い込まれてきます笑)。

この遠征は残念な事に大寒波がきており、地元でずっと住んでいる方が過去無いくらいの寒さなんて言っておられました。

当然、両生類は動かないんじゃないか……なんて不安の中で散策。

心が折れかけながらも森の中で突然目の前に落ちてきたソレが、なんとコガタハナサキガエル!!!

そんな事ある!?運が良すぎる!というかどんな状況で見れるかなんてわからないんだからやっぱり行かないとダメだな〜なんて再度思わされました。

その後もかなりの時間探しましたが、結局見られたのはこの1匹のみ。

もう少し状況が良かったならもう数匹見れたと思うんですけど、何せ寒すぎました。

同じく生息しているオオハナサキガエルと違いがわからなかったらどうしよう……なんて思っていましたが、実物を見たら「顔が全然違うや!!!」と改めて。

図鑑だけではわからない生の情報、自分はこれが欲しくてフィールドに出ているなと感じます。

左上から左下へ、コガタハナサキガエル、アイフィンガーガエル、ヤエヤマカジカガエル、ヤエヤマアオガエル。

右上から右下へ、オオハナサキガエル、ヤエヤマハラブチガエル、ヤエヤマヒメアマガエル、サキシマヌマガエル。

あと上の画像の左列上から2番目のアイフィンガーガエル(アダンの葉の上にいるカエル)は西表島に住む友人と見つけたもので、コイツもなかなか思い出の1匹。

国内では唯一、オタマジャクシに無精卵を与えて子育てをするという珍しい生態をした面白いカエルです。

こうしてさぁ、残り2種。

勢いにのって夏に長崎県の対馬へ遠征。

こちら対馬は2度目の挑戦、そして大雨予報。

雨を好む印象のあるカエルですが、実は強すぎると出てきません。

天候はどうだろうか……と不安になりながらも向かってみると、むしろちょうど良い雨で、コンディションはバッチリでした。

どこかしこでカエル達の大合唱、とはいえ目的のチョウセンヤマアカガエルですよ!

そんな簡単には……と思っていたらたくさん出てきていました。

最難関種と思っていただけに意外にもあっさりと見れて驚き。

さらにさらに、まさかのツシマアカガエルの色変個体も!!!

こういう出会いがあるからフィールドワークはやめられないですね。

行かないと分からない、出会えない。

左から、チョウセンヤマアカガエル、ツシマアカガエル、ツシマアカガエルの色変個体。

……こうして、長かった国内カエルコンプリート旅も、52種中最後の1種を残すのみになりました。

最後の1種類、ハロウェルアマガエル。

国内には2種類のアマガエルが生息しており、本州ならお馴染みニホンアマガエル、のもう1種類のほうであります。

「ニホンアマガエルがあれだけいるのだから、ハロウェルも探してこなかっただけですぐに見れるでしょう!」なんて思っていましたが……南西諸島の平地の湿地の少なさ故、山よりも平地の湿地を好むハロウェルにまさかの大苦戦。

そんなこんな今年の夏に沖縄本島へ2度足を運び、なんとか見ることができました。

まさかアマガエルにこんなに苦戦するなんて……という気持ちと、かつてはどれほどいたのかわかりませんが、湿地が消えることでこうも見つけにくくなってしまうものなのだな、と驚いたものです。

52種目、ハロウェルアマガエル。

併せて沖縄固有のカエルたち。

左上から左下へ、オキナワイシカワガエル、ホルストガエル、ナミエガエル、オキナワアオガエル。

右上から右下へ、ハナサキガエル、オキナワアカガエル、リュウキュウカジカガエル、ヒメアマガエル。

これにて国内全52種類カエルコンプリート!!!!(下画像は全52種+色変2種)

両生爬虫類専門で追いかけている人ならいざ知れず、釣り界隈でカエル全種コンプリートしたのはおそらく自分だけなのではないかな!?!?なんて浮かれていましたが、なんと今年2023年、達成後1ヶ月もせずに今度は長崎県が五島列島からゴトウタゴガエルが新種記載されてしまいました(笑)

これにより全53種類に。

こんな時代、規制が強くなるばかりで、釣ってはいけません、捕まえてはいけません、なんていうニュースが多く聞かれますが、新たに目標にできる種類が増えるというのも考え方によってはなかなか気持ちが良いもんです。

まだ行ったことのない離島、そして行ってみたい場所ナンバーワンの五島列島ということで、これはもう運命なのかもしれない(笑)

そのうち行くとしましょう!

今回新種記載されたゴトウタゴガエルと同じグループに、タゴガエル、ナガレタゴガエル、ネバタゴガエル、オキタゴガエル、ヤクシマタゴガエルタゴガエル……なんてタゴガエルとつく仲間はいっぱいて見た目で区別つくのかな?なにで別種なの?なんて思ったりしていましたが、繁殖期になると鳴き声が違う=繁殖形態が変わっているというのが面白いところ。

これは鳴くことのできるカエルならではなのかもしれませんね。

さて、とりあえず一度はコンプリートした全52種類、実に9割以上自力で探すという形で頑張りましたが、この時代探せば情報はいくらでも出てくると思うし、その気になれば案内してくれる人を探しまくるというのも手だと思います。

が、僕は基本的に事前情報は図鑑やWikipedia情報くらいにし、ナビでなんとなくこの辺!と目星つけてからあとは雰囲気を見ながら移動していくという、全ては達成感のため……という効率の悪い感じでやっています。

動物行動学でいうところのコントラフリーローディングというのが近いようで、動物園なんかで飼育されている生き物が餌皿にただ置かれた餌よりもボタンを押すなどして出てくる餌の方を積極的に選択するというアレです。

自分はそういう本能みたいなものが強いのかも?なんて思いますが、昨今のキャンプブームで焚き木の火を見ていると落ち着く……というのと同じように、内にある原始的な感覚こそ、実は人生を充実させるのに重要だったりするんじゃないかな、なんて気もしてます。

幸せの色変オキナワイシカワガエル

見つけた時は痺れました。

……はい、今回めちゃくちゃ長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

せっかくなのでトノサマガエルの生息域でトノサマガエルカラーの「BATRA-X」でナマズを……なんて頑張ってみましたが、これまた初場所&数時間勝負では甘くなかったです(笑)。

この辺も達成感の為、またフラリと挑戦しにいきますかね。

今だにスピードマスター現役かよ!というツッコミは無しで(笑)。

ディアモン同様、長く普遍的に使えるものを選び、釣り具代よりも遠征費に予算を回します!

ではみなさん、良いお年を!

<関連ページ・レポート>

関東地方在住。生物飼育好きの引きこもりだったが、小塚が熱帯魚雑誌に寄せたムベンガの釣行記を読んでフィールドワークに開眼、ディアモンスターを手に日本各地を回るようになる。際限がなくなる海外はあえて手をつけず、国内にこだわり、その深みを追求。一般企業の会社員として週末限定ながら、自家用車の年間走行距離は毎年4万kmを超え、定点観測的に訪れる都道府県は毎年30以上。魚の大小問わず、魚以外も両生類や爬虫類などいずれも1匹との感動を大切にして、山頂から深海まで、金曜の夜から月曜の朝まで、フィールドをウロウロしている。