3連休で3000km。パパ前ラスト、「MX-0」から「MX-∞」までフル動員した西日本遠征。

子供が産まれてバタバタしていました、フィールドテスター酒巻です。

日に日に成長し、こちらが慣れた頃には次のステージへ。

こうしてあっという間に大きくなっていくのかな?なんて感じるところであります。

子育てに忙しくしていたらなんだか寒くなってきてしまいましたが、季節外れながらに夏の三連休遠征の模様を報告したいと思います。

まず目指したのは愛媛県の動物園。

からの島根県のゴギという中国地方のみに分布するイワナを探しに行きました。

埼玉県からだと九州南部と山陰は格安の飛行機で行ける北海道や沖縄県よりもアクセスが悪いので、なかなか行けずにいて今回2度目の挑戦。

声をかければ案内してくれる人もいましたが、最初の一匹は自分で見つけたかったのと、何よりスケジュールが全く決まってなかったので巻き込むのも悪いな、ということでいつも通りの単独完結遠征になりました。

まあ身軽でいいですね。

渓流部をあまり長いタックルで挑むのもな、という事でディアモンスター「MX-5S」を振り回し、無事ゴギを釣ることができました。

吻部まで入る模様が特別感あって美しいですね〜!!

ついでにイシドンコをディアモンスター「MX-1」でサイト釣り!

前回来た時は大雨にあたり、泣く泣く撤退と言うことがあったので、今回は天候にも恵まれ、見れて嬉しかったです。

2日目は広島県でカブトガニを探しつつ(見れず)、岡山県へ移動してムギツク探し。

ムギツクはガサガサで今まで何度も採っていますが、釣るとなると途端にハードルが上がります。

目の前まで見にきますが、餌を高速でスパスパしてしっかり食い込まないのでアワセても鈎がかりしないという釣り人泣かせの魚です。

これまた西日本在来の魚で埼玉県民の僕としてはカッコいいしなんとしても釣りたい1匹でありました。

数年間西日本に行ってはあちこちの県で狙い続けてようやく釣った1匹、水中から上がってきて姿が見れた時には思わず鳥肌がたちました(笑)。

大きさも太い個体が釣れてガッツポーズ。

全身をまっすぐ抜ける黒いラインや太い尾鰭の付け根、見れば見るほど魅力的でありました。

そして何より、ここ数年間酷使しまくっているディアモンスター「MX-0」でまた一つ思い出の魚を手にできたのも嬉しいです。

こうして道具への愛着が強くなっていくのも釣りの醍醐味ですよね。

それから移動するとちょうど暗くなるので奈良県へ。

こちらは完全に思いつきでしたが、「そういえばタウナギ釣ったことないな」と3時間勝負でそれっぽいところをぐるぐる回って小さいながらに釣れました。

所もなんも分かりませんでしたが勘を頼りに、車内にあった有り合わせの道具でチョチョイと仕掛けを作りチャレンジ。

穴に潜られると引きずり出すのが大変と聞いていたので、MX-∞」にPE5号装備という頭の悪いタックルでしたが、やはりこのサイズの魚には強すぎました(笑)。

「魚なの!?」という見た目や動きは、疲れた頭を更に混乱させてくれました。

実際に見れると刺激になります。

そこから今度は滋賀県へ移動、到着したら朝マズメだったので夏の風物詩ハス狙いです。

眠い目を擦りながら、再びディアモンスター「MX-5S」を取り出しルアーの早巻きでガツンっ!

婚姻色のしっかり出たオスに眠気が吹っ飛びました。

奈良県から足を伸ばして良かった!!

それから仮眠しつつ岐阜県に寄り道をしてタガメ探し……。

ついでに色彩変異のオタマジャクシ(トノサマガエルかな?)。

気づけば真っ暗で仕事に影響がでるわ!という事で区切りをつけて埼玉県へ帰りました。

……3連休の走行距離3000kmオーバー、滞在した県は愛媛県、島根県、広島県、岡山県、奈良県、滋賀県、岐阜県でした。

ポイント情報があればもっとスムーズだったのかもしれませんが、探す楽しみと天秤にかけたら結局自分の足に頼ることに。

またこんな無茶なスケジュールになったのも単独だったから、というのもあるかもしれません。

子供が産まれてみるとなかなか思ったように遠征には行けなくなりました。

後悔のないように行ける時にフィールド行きましょう!!

今回自由に使えた最後の連休を振り返って、振り切っておいて良かった!と改めて(笑)。

皆様悔いのなきよう今この瞬間から人生を楽しみましょう!

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関東地方在住。生物飼育好きの引きこもりだったが、小塚が熱帯魚雑誌に寄せたムベンガの釣行記を読んでフィールドワークに開眼、ディアモンスターを手に日本各地を回るようになる。際限がなくなる海外はあえて手をつけず、国内にこだわり、その深みを追求。一般企業の会社員として週末限定ながら、自家用車の年間走行距離は毎年4万kmを超え、定点観測的に訪れる都道府県は毎年30以上。魚の大小問わず、魚以外も両生類や爬虫類などいずれも1匹との感動を大切にして、山頂から深海まで、金曜の夜から月曜の朝まで、フィールドをウロウロしている。