5人全員安打達成!モンキス・テスター合宿2024@九州バショウカジキ編

どうも大阪湾の船長アングラー尾後です!

皆さんは2024年のベストフィッシュはなんでしたか?

僕の2024年ベストフィッシュは”国内で手にした芭蕉梶木”

少し時間が空いてしまいましたが、そんな2024年秋の九州遠征をレポートしていきます。

2024年、夏頃。

モンスターキステスターのLINEグループに小塚さんからのメッセージ。

「9月、鹿児島県でセイルフィッシュの船を1週間押さえてます。皆さんいかがですか?」

そんなメッセージを見て同い年&家が近い松政テスター(以下ともき)と一緒に後半3日間行くことにしました。

遠征に行くとなるとまず考えるのが、目的地までの移動手段ですがぱっと考えついたのが3パターン。

①飛行機で大阪~鹿児島まで飛ぶ

②自走で鹿児島まで向かう

③大阪~福岡まではカーフェリー、福岡~鹿児島までは自走

飛行機案①は高いし、俺ら時間あるしと、すぐに無しに笑(予定変更の時も調節しにくいですし)。

オール自走かフェリーでスキップするか迷いましたが、行きはフェリーを使って体力温存、帰りは帰る時に考えようと笑。

予定ガチガチに決めるのも良いですが、僕はこんな緩い感じが好きです!

そうと決まればフェリーを予約。

車両の登録含めすべてネットで完結して、当日は受付なし、1時間前に行くだけ。

めっちゃ楽です!

車に荷物を詰め込んでいざ出発!!

意気揚々と福岡に到着してから気づいたのですがETCカード持ってくるの忘れた笑。

半強制的にオール下道が決定したのでした……。

お金の無い若者2人なんで丁度よかったかも。

途中寄り道フィッシングを挟みながらその日の夕方には鹿児島まで到着。

次の日からいよいよ釣り開始!

と意気込んでいるところに前半組から、「今年は全然セイル入ってないよ」「一回跳ねたの見たぐらいだね」と……。

開始前からダメな感じが漂ってる笑。

前日までの状況を加味して船長と相談し、ビッグベイトでサメ狙いしつつカマスサワラ狙いへ変更することに。

すべてがうまく行かないのが遠征の醍醐味ですよね笑

そしてようやく釣り開始!!

何回船に乗っても朝の出船時はわくわくして大好きです。

朝はビッグベイトでサメ狙い。

タックルは「MX-∞」。

とりあえずこれかな~とスラスイ250をチョイス。

早巻きしてみたり飛ばしてみたりしますがこれで合ってるのか?

というかこんな底見えて浅いとこにサメ居るんかな~とか思ってると、デニイロを投げていた川上テスターにチェイス!

一気に船上の活性は上がりましたがサメの活性は良くないようでその後何もなし。

後半はカマスサワラ狙いに!!

皆はデカいミノーやペンシルを投げ倒しる中、僕はせこくブレードジグでなんか釣れんかな~と笑

タックル(ブランクス)はディアモン系のプロトロッド。

「鹿児島まで来て坊主はいやだ!」とりあえず魚釣りたいんです笑

やっぱりジグ入れるとスマガツオにカンパチに50upのオオモンハタといろんな魚が釣れてくれます!

この日はリールシート部分は「MX-9S」と互換して使いました。

そんな感じで魚釣って遊んでると、川上テスターの投げていたペンシルにカマスサワラの強烈バイト。

一瞬ヒットしたものの直ぐ外れてしまいましたが、一気にみんなやる気モードに!

僕もペンシルに変更して何回かチェイスを貰いましが惜しくもバイトまではいかず、少し後ろでルアー見てる感じ……。

「こりゃブレードジグやな」とか言いながらジグを落としてみたら……「食った!!」

4000番リール、PE1.5号、リーダー30lbと、無理は出来ないタックルですが、大阪湾のメーターサワラと考えれば獲れる。

テンションだけ抜かない様に慎重にやり取りして無事ネットイン!!!

きたぁ~ワフゥ!!

針曲がってました……危ない笑

本命が釣れなさ過ぎて精神的に疲れ切った船長と熱い握手を交わし初日の鹿児島釣行は終了。

2日目もこんな感じかな~と思っていたら、小塚さんから「船おさえられたから、今夜中に長崎まで大移動しよう!」と……!?

ここ最近は長崎でカジキが大量に入っているらしく、少しでも可能性がある方へと行くことに。

てな感じで船上がり後、ぶっ通し6時間下道走って長崎まで!

助手席で寝ていたともきは、とても快適そうでした笑。

◾️2日目@長崎

ちょっとだけ仮眠して夜明けと共に出航です。

事前情報ではカジキが沸いてるだとか……。

船長に話を伺うと「5人全員安打も狙えると思いますよ~」

え、まじですか。

期待度マックスでタックルを準備します。

今日は市販状態・ノーマル仕様の「MX-9S」に、8000番リール、PE4号リーダー100lbのセッティング。

邪念を払うために小物タックルは置いていきます!

何が釣れるのかもわからないのでとりあえず130mmのダイペンからキャスト開始。

風も無くベタ凪の大海原に投げること2投目。

急にドンッ……。

なんかきたぞ~とか思ってると水面ドバババババっとテイルウォーク。

セイルきたぁ!!!!!

そこから一気に20mぐらいダッシュ。

からのフックアウト….…。

「えぇ~まじで……」

バレたものの、開始早々にヒットがあった事で正直楽勝に釣れるだろうと思っていました!

この時は……笑。

そんな様子も見て、小塚さんは目標としていたビッグベイト(メガドッグ180)を早々に見切り。

「でも、前例が無いなら、ベイトでのキャスティングにはこだわる!」

と「MGX-∞∞」ジャイアントシンドロームで“ジャイアント”ドッグX(98mmですがw)のジャイアントコンビでヒット。

リールはカルカッタ401、ブランクスは高弾性の「MX-∞」に互換し軽量ルアーの飛距離を補うセッティング……こうしてファーストバイトをミス無くキャッチ。

お次は吉田さん。

「こういう釣りのために整えた」という開発中のプロトロッドで、危なげなくキャッチ。

「オトナ気なく本気で釣りにいってごめんよ〜。このタイミングで抜けとかないと、後で追い込まれるのは嫌だからね〜笑」

なんて、年長者2名は早々に賢者モード。

そして苦戦する、尾後、松政、川上の若者3人。

松政&川上は、そんな朝まずめにヒット無し。

一方、僕に関しては5ヒット全バラシという失態(けして小塚さん&吉田さんが優先して投げたわけではないです笑)

話には聞いていましたが、口周りが固いのでフッキング率が悪すぎる。

船長に改善点を聞くと、フックはシングルフックが良く、バイトがあっても早合わせせず反転してから合わすのが良いと。

そのアドバイスを聞いてシングルフック持ってなかったのでジギング用のアシストフックに変更。

ルアーも少しでも口に入りやすいように140mmのミノーへ変更。

ルアーのサイズ感が合っていたのか直ぐに追加の3バラシ笑。

潮の影響か魚の反応が悪くなってきてそろそろ釣らないとやばいなと思ってきた頃合いにまたまたヒット。

今度こそバレないでと願いながらファーストランを耐え豪快にテイルウォーク。

ここまでバレなければあとはテンションだけ抜かないようにファイトしていきます。

流石、世界最速の魚だけ合って一瞬で50m近くラインを出されましたが、スタミナは無いらしく後半は割と素直に寄ってくる

最後、船際での抵抗をいなして無事ランディング。

「ヨッシャー!!!!」

ロッドパワー的には「MX-9S」で充分、むしろトータルバランスでドンピシャでした。

そしてここから第2の戦い写真撮影。

芭蕉梶木はスピード早い魚あるあるの、酸欠で直ぐに死ぬ魚。

いつもは船上に上げて一瞬で撮影して逃がしているらしいです(それでも1~2分は絶対かかる)。

が、出来るだけダメージを少なくしてあげたいので入水して良いか船長に聞いてみると。

ぼく「入水したら危険ですかね?」

船長「僕もやったこと無いので分からないです」

ぼく「う~ん、やります!」

てな感じで入水撮影に。

勿論、魚が暴れて怪我する可能性があるので自己責任で!

若干溺れかけましたが魚は元気にリリース成功しました笑。

僕の1匹を最後に、一気に魚の活性がダウン。

午前中のスーパーボイルが噓のようにぼけ~っと浮いているだけの芭蕉梶木。

小塚さん、吉田さん、自分……見事に年齢順に抜けていき、そして残された川上&ともき(松政テスター)の年少コンビ。

このタイミングでふたりがヒットがない原因を自分が推測すると……。

ふたりのタックルセッティングは、

松政/「MGX-∞S “G.T,Gorilla”」にPE6号。

川上/「HT-∞∞」にPE4号。

2人とも飛距離が出ないため魚の居るところまで届いていないのでバイトもない模様。

この対策として、松政テスターは先ほど吉田さんが釣り上げたプロトロッド(PE3号タックル)を借りることに。

川上テスターはこのベイトタックルで釣ることにこだわって、ルアー自体にウェイトを追加して飛距離をUPする作戦に。

まあ飛距離が伸びたからと言って簡単にというわけではなく……。

ヒットもないまま残り30分。

やばい雰囲気が漂ってきた中、急に今日イチのなぶら発生。

先にヒットさせた松政テスターは最初のジャンプでバラシ……。

めっちゃ悔しがってました。

そしてここまでベイトロッド縛りで投げ続けた川上テスターについにヒット。

立て続けに松政テスターにもヒット。

本当にラストチャンス。

絶対ばらさないように丁寧にファイトして……。

無事5人全員安打で終了。

最初はどうなることかと思った芭蕉梶木遠征でしたが、終わってみれば個人的には出来過ぎな遠征となりました。

ロッドのテストとしても大収穫だったカジキ遠征。

使用したプロトロッドに関しても、順次公開していきますのでお楽しみに。

さてさて帰り方をどうするか~と相談すると2人同じ意見でフェリーで乗船。

船内で勝利のビールと朝食バイキングまで頂いて贅沢に大阪まで帰りました!

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遊漁船エリンギ船長。正統派として地元・大阪で将来を期待されたライトゲームの天才少年は、野タナゴを釣り歩く旅で“怪”に覚醒。繊細なライトゲームで培った確かなスキルをベースに、“旅”マインドが融合、柔軟な発想で展開される釣りは、今後無限の将来性を秘めている。2023年、大阪湾で遊漁船エリンギを開業。自らが釣るだけでなく、人に釣らせるスキルを日々研鑽し、製品にもフィードバック。ビッグベイト・チヌなど、新しく楽しいゲームの開拓を続け、「これが釣れる」はもちろん、「これで釣りたい」という釣り人の思いを形にする。