雷魚釣り2022まとめ(PART.1)~シーズン序盤の「MV-75」編~

広島のなっつです。

いよいよ秋も深まり、暖かい時期のライフワークにしている雷魚釣りも、まもなくシーズンオフです。

今月のレポートは2022年のシーズンを振り返ってみます!

1シーズン通して見えてくるもの、季節進行に伴う釣りの変化を、来季に向けての参考にしていただければ幸いです!

さてさて。

今シーズンの雷魚釣りは春先、昼間は夏を感じさせるような気候ではあるものの基本肌寒い中でスタートしました。

真夏には睡蓮の葉が一面を覆うヘビーカバーなポイント。

今年は4月の下旬に行ってみましたが、蓮の葉は殆どなくオープンに近い感じ。

池の端っこに少しだけ睡蓮の葉と茎が残っているような状況。

「まぁちょっと端っこを撃ってみるか?」と鞄から竿を出して組み立てます。

番手は雷魚釣りには欠かせない「MX-∞」。

フロッグは「バトラクス」。

カバーがない為、軽めの水平に浮くようにチューニングしたものを選びました。

まばらに生えている睡蓮の葉の中に「ポチャン」と柔らかい音で落とせば、巻き出した途端にグワっと水面をうねる様な波紋が!

「これは、雷魚がついた!」と直感的に身構え、とはいえ平静を装いそのまま巻き続けると「バコッ!」と気持ちの良い音を立ててバイトしてくれました。

カバーもないので、割とスッと上がりました。

まだ水も冷んやりしていましたが、綺麗な雷魚と出会えて「始まったんだな」と思ったのを昨日のことの様に覚えています。

雷魚が開幕したとなったら私の頭の中は雷魚一色。

次の休みは雷魚釣りに行こうと決めたのは言うまでもありません。

翌週は別の雷魚ポイントを巡ってみる事にしました。

ポイントに行くと5月の初旬はまだ殆どの場所がオープンで、カバーは無い状況。

この日は気温は20度以下で、まだ肌寒い気候でした。

前週に雷魚を釣っている事もあり、期待をして何ヶ所も足を運んでみたものの、中々雷魚の姿すら見えない……「まだ早かったのかなぁ」と思いながら、何気なく立ち寄ったポイント。

オープンの池の真ん中、僅かに波紋が出た所にフロッグを撃ってみると……着水音で気づいたか、雷魚がフッとついたのがわかりました。

フロッグを巻き出した瞬間に「バコン」と激しいバイト!!

MX-∞」をしっかり脇に挟み、上のグリップを握り雷魚の抵抗に必死に耐えます(笑)

MX-∞」は強い竿なので、これくらい竿を立てたくらいではビクともしません。

雷魚の激しい抵抗をいなし、ランディング。

この時は雷魚用のゴツいリールで1日釣りをしていたこともあり、手が疲れたのを覚えています(笑)

次回からはロープロタイプのリールにしようと思い、帰宅。

そんな感じで開幕した今シーズン、あらたに使ってみたい竿がありました。

それは「MV-75」。

モンスターキスのYouTubeアカウントに投稿されている動画にも小塚さんが「これは雷魚ロッドかな」と解説していたので使ってみたいなとずっと思っていました。

仕事から帰ると、母親から「荷物届いてるよ」との呼び声。

箱を手に取った瞬間、「え?これ空箱?」と困惑。

箱を振ってみるとちゃんと中身は入っている様子……少し心配しながら箱を開けてみるとそこにはちゃんと「MV-75」が入っていました。

そんなこんなの第一印象は、今でもハッキリ覚えています。

「軽ッ!!」

(※会社補注。テスター向けの簡易包装で発送しての感想です)

「これ、『MX-7』や『MX-∞』より長いんよね!?」と思わず声に出してしまうくらいの軽さ。

パックロッドは構造上、少し重くなると言われているけれど、これにはビックリしました(笑)

声に出してまで驚いたので、母が「どしたん?」と不思議そうに様子を見にきたほど。

手元に届いたとあっては使いたい欲は抑えられません。

直ぐに次の休みに雷魚釣りへ出かけました。

ポイントについて竿を組み立てる時間も、ワクワク、ウキウキ!

「V」シリーズは、「X」シリーズとは違い、非分割の1ピースグリップです。

キャストのクセは人それぞれですが、捻りを加えて投げる方、「Xシリーズ」でグリップがズレるのが気になる方にはおすすめの仕様となっています。

MV-75」の長さと軽さは、一日中竿を振る釣りをする方にはとても良いアドバンテージとなります。

5月の中旬なのでまだカバーは無く、今回も軽めにチューンした「バトラクス」をセット。

長さと軽さもあって、楽にキャストできました。

そうしていると「バコッ」と雷魚が派手にバイト。

フッキングを決めると、「MV-75」は綺麗に弧を描きました。

上がってきたのは、太く体高のあるキレイな雷魚。

これが「MV-75」での1本目の雷魚でしたが、これまで使ってきた「X」シリーズ(「MX-7」と「MX-∞」)とは異なる釣り味です。

以後、しばらく「MV-75」を使い込んでみました。

6月になると睡蓮の葉も徐々に伸びてきて、睡蓮の中で掛けてカバーごと釣り上げたりする展開もありました。

カバーの重さもあり、大きく弧を描くもそこはDearMonster、「X」シリーズ同様のバットパワーは流石の安心感でした。

フィールドに出続けていると、さまざまな発見と、経年変化があります。

昨年の秋に息絶えていた立派な鹿も、その一つ。

冬を超え、初夏を迎える頃にはすっかり白骨化していていました。

頭蓋骨と雷魚の組み合わせも、なんだか味わい深い……(笑)

雷魚から少し話はそれてしまいますが、カバーゲーム以外でも試したくて、ナマズにも「MV-75」を使ってみました。

以前のナマズのレポートでも使っている画像ですが、改めてロッドにフィーチャーして。

この時使っていたのが、「MV-75」。

太ももくらいある、太く大きなナマズでした。

カバーから雷魚を引き抜いてるので硬そうなイメージを持たれるかもしれませんが、この様な可愛いナマズのバイトも弾きません。

竿を曲げ、きっちり獲るロッド、といったイメージ。

12~13gにチューンしたモンキスオリジナルの「バトラクス」から、メガバスさんとコラボの18gのBATRA-X、更にジョイクロなどの2オンス50gクラスのビッグベイトまで幅広い重さのルアーを背負えて、守備範囲がとても広い!

こうして1ヶ月程共に色々な魚との出会いを経て、その後「MV-75」はまた別のテスターの元へと旅立っていきました。

シーズン序盤、雷魚釣り以外も「MV-75」はとても活躍してくれました。

もう少し手元にあれば蛸釣りも活躍していただろうな、と思いました(笑)

雷魚釣り2022まとめ(PART.2)に続く〜

バスフィッシング好きの母の影響で釣りを始め、幼少期からサビキ釣りなど手軽な釣りはもちろん、乗合の船釣りも経験する。学生時代に参加した国際交流サークル活動では留学生達との異文化交流を通して、釣った魚を食べる楽しみにも気づく。サークル仲間と軽自動車をカーシェアして移動することが多く、混み合う車内での快適性を求め、様々なパックロッドを模索する過程で「ディアモンスター」に出会う。メインターゲットはライギョ・ナマズ・タコ。釣り以外の趣味は読書、映画鑑賞、キンギョやライギョやナマズなどの飼育。