最高の思い出の為の努力。〜水面の“イトウ”を襲った136cmのアカメ〜

どうも野村です。

少々大袈裟なタイトルになってしまったか?

まっ、本題へ参りましょう。

さて今回は高知県。

って言うだけで察しがつくだろうけど、そう。

僕の大好きなアカメ狙いで釣行してまいりました。

はい!と言う事で、実釣最終日になりました~!(笑)

ここまでは2バイト。

チェイスもそこそこ。

「何故だ……。」

ほぼ初日から津田テスターと合流し投げ倒したが、ヒットには至らない。

ただ、僕らは気付いてた……「月」の存在に。

いざラストナイト、スタート。

夕方の話し合いの末、津田君(以下、いつもの呼び方で)とは別々のポイントを選択する事に。

僕は3日程前からずっと狙ってる(バイトがあった)場所があり、そこで勝負をかける。

辺りは暗くなり、ベイトの音も次第に聞こえなくなった。

「月」コイツが出るまでの1時間勝負そっからは運ゲーだ。

平穏な時間だけが過ぎて行く。

多少のベイトは居るが緊張感は無く、雰囲気が無い。

残念な事に早くもここでムーンUP。

満月が煌々と水面を照らし、生命感は全く無くなった。

僕の残す所のワンチャンスは「雲」。

大きい雲に月がのまれた時のみ、ベイトがたまにザワつく場所がある。

それこそ僕が狙っているポイント。

時刻は23時半頃。

きたきたデカイ雲、10分くらいは打てそうだ。

月が雲に隠れて辺りが暗闇に……答えは早かった。

「ッドス!」

懐かしいこのバイトの感じ!

タックルに不備は無い、全力でやりあえる。

少しディープエリアだった為、自分は後退しつつ魚との距離を詰める。

理想的なかかり方を見て安心しつつランディング。

やった……ふぅ~。

全身の力が抜ける。

津田君を呼んで写真撮影後にリリース。

そんなに大きくは無かったが、自分の中では大満足の一匹だ。

ありがとうアカメ、ありがとう津田君。

<タックルデータ>

ロッド:自作8ft

リール:スコーピオンMD

ライン:6号

リーダー:VARIVAS/オーシャンレコード80lb

ルアー:ガンクラフト/ジョイクロマグナム

フック:Shaut/ストレートポイントトレブル23-1/0ミディアムタイプ

さぁ~て、こっからどうする?

散々悩んでポイント変更。

もうすぐ夜明けの時間帯。

ここでもバイトを貰っていたが、先行者有り。

くぅぁ~マジかぁ……。

まぁ空いてる場所で降りるか……。

ゴースト、尺ONE、その他マグナムベイトの類を色々やったが反応は得れず。

明るくなって来たので、前回レポートの島根釣行から調子の良いメガドッグにチェンジ。

手返し良く探っていく。

太陽が登り始めた朝5時過ぎ、そいつは爆破音と共にイトウ色のメガドッグを水中へと引きずり込んだ。

追い合わせをしようにもロッドすら立てれない程のトルク。

タックルバランス的に一番弱いのはフック(純正品から変更なし、BKKのSPEAR-21 SS 2/0相当)。

何度か無理をした為曲がってるだろうと予想し、少しドラグを緩める。

そうなると一発のランの距離が果てしなく遠い。

やっとの思いでライディングポイントまで寄せた。

実はこの時まで案外冷静で、「120は行ったんじゃ?」」くらいにしか思っていなかった(ちなみに自己記録は121cm)

ライディング直前に派手にエラ洗い……その口のサイズが見たことのないサイズ、急に震えが止まらなくなった

エラ洗いをかわし、大人しくなった所をボガグリップでカチッ!

「ォッッッッシャーーーーーーーーーーーー!!!!」

デカ過ぎ(笑)

昨年135cmを手にしている津田くんが現認して……136cm!

本当にありがとう!!!!!

<タックルデータ>

ロッド:「Dear Monster MX-8+

リール:エランワイドパワープラス71

ライン:YGK/オッズポート8号

リーダー:VARIVAS/オーシャンレコード100lb

ルアー:メガバス/メガドッグ220 MKイトウ(モンスターキスオリジナルカラー)

<追伸>

SNS公開後、年配と思わしき釣り人からのネガティブな反応も良き思い出。

「夜行性の魚を!」

「陸にあげるなんて!」

などなど……。

明るい時間帯に釣りが成立するなんて、ひと昔前は考えられなかったことだから、無理もないかもしれません。

ただし、僕らはちゃんと釣れた後のことまで考えて釣りをしてますよ、と。

そのための装備を持ってきてるんですよ、と。

重量計測は大人5名により全長120cmのソリを担架(水平体勢の点も、アカメへの負担が少ない)として水を入れたまま水平な場所へ移動、ブルーシート等使える物全てを使い、魚の命を第一優先し、迅速かつ正確に行いました。

結果、32kg!

ソリの重さ分は事前にゼロに調整、当然いったん水は抜いて。

超正確な計測より、アカメの体調を気遣い、少々残る水の分(1kg以下の小数点)は切り捨てで認定……すぐにバケツでソリに水を入れ直し、またみんなで“アカメ担架”を担いで水に戻しました。

その後は蘇生を行いつつ写真撮影、十分回復した後にリリース……場所バレを防ぐ意味で公開はしませんが、これらの一連の流れは、動画でも記録してあります。