こんにちは!学生テスターの禾です。
前回の記事(Chapter 2)から引き続き南米旅の様子をお届けします。
この記事(Chapter3)含め以降3回に分けて、南米旅の最後に訪れたガイアナでの釣りについてまとめていきます。

まずはガイアナへの移動から。
ブラジル、マナウスから夜行バスで、中継地となるボアビスタに移動しました。

この夜行バスは、大々的に「USB充電できます!」という宣伝をしていたのにも関わらず、乗車してみると車内の全ての席のUSBポートは壊れていて(意図的?)、生命線であるスマホが充電できないままボアビスタに到着してしまいました。
何事も、期待してはいけないのが南米ですね笑
空港で充電をさせて貰い、ルアーの補修なども実施。
この日の昼にボアビスタの空港で、小塚さんと合流しました。
小塚さんはニューヨーク経由でブラジルに来ており、極寒の氷上バスフィッシングを終えてから、一転して灼熱の南米に別のバスを釣りに来ていました笑

(小塚さんのリュックを覗いたら防寒着で埋め尽くされてました)
1ヶ月弱ほど日本人と対面で会話していなかったので、相手に日本語が伝わるだけでも大興奮です笑
ボアビスタからガイアナ国境への道のりは乗合タクシーで1時間ほど。
不安だったイミグレもすんなりと通過でき、あっという間にガイアナ側に入ることができました。

正直、治安の悪いジョージタウン経由よりも、比較的安全なマナウス経由でガイアナに入るほうが楽なのでは無いかなと思います。
その日の夕方には乗合タクシーに乗車し、釣り場となる村に向けて出発することができました。

肉料理を食べて元気をつけてからいざ出発!

首都とブラジル国境の都市を結ぶ唯一の幹線道路ですら未舗装のガイアナ。
乗合タクシーのほとんどはラリー仕様のハイエースでした。


悪路を進むこと5時間ほど、夜間に休憩を挟み、翌朝6時頃には村に到着しました。
改めて計算してみると、空港があるボアビスタからガイアナの釣り場までの移動時間はたったの16時間。
1弾丸遠征も組めそうな距離感ですね。
もちろんノープランで来たので、まずは案内人探しから始めます。
村に到着して最初に見かけた売店のおばちゃんに話しかけると、さらっと案内役のおっちゃん(以下Pさん)を召喚してくれました。

数日前までこの村に滞在していたモンキスユーザーの友人をアテンドしていたのもこのPさんだったみたいで、話はスムーズに進みました。
それでは実釣編。
ここからは時系列ではなく、釣りの種類に合わせてまとめていきたいと思います。
本記事では、ウォームアップを兼ねて村周りのライトゲームとナマズブッコミゲームからご紹介します。
今回は案内人Pさんの庭にハンモックを掛けさせて頂きました。

庭先には良さげな渓流があったので釣りをしてみることに。
「MX-1」に、ディアモンユーザーさんがイチから設計した世界最小のベイトリールを搭載したウルトラ・ベイトフィネスタックルで挑みます。
AR-Sスピナーを投げると文字通り「入れ食い」。
Black Tailという魚種がたくさん釣れました。
魚を掛けること自体は極めて簡単なので、(自分には)超ピーキーなベイトリールが難易度を程よく上げてくれて楽しかったです。

小塚さんもサクッと一本。

別の筋ではイエロー系ピーコックの幼魚が釣れました。
幼魚と成魚の模様が全く異なっていて面白いですね。

小塚さんは少しダウン気味にスピナーを入れて流しているとガツンとヒット。
明らかにこのタックル(特にリール)が想定しているサイズを超えた何かが掛かってしまった……。
慎重にいなしてファイトすること5分ほど。
上がってきたのは中サイズの流水系ピーコックバスでした笑


渓流のピーコックバスですから、引きはかなり強い川バスのようなイメージ。
マジでどうやって獲ったんですか……笑
わいわい記念撮影。

夕方はライトゲームで確保した魚を餌にしてナマズぶっ込みをすることに。
Pさん宅の目の前の本流はかなり深いエリアで、ナマズぶっ込みに最適とのこと。

船から餌を落として待つこと15分ほど。ガツガツとナマズらしいアタリが!
思いっきり合わせると竿先には生命感が!
ポンピングしまくって巻き上げると豹柄のナマズがついていました。

現地名はレオパードキャットフィッシュ。
ボロノイ模様の豹柄とバショウカジキを彷彿させる背びれが特徴的です。


ロッドは「MX-∞」、元々は「グニャグニャしたグラス系ぶっ込み竿は好かん!」と、同用途に小塚さんの好みのテイスト(フルカーボン)で作った竿。
昨今、ビッグ〜ジャイアントベイト用ロッドとして人気ですが、言うまでもなく本来の(?)使い方でも、気持ちよく扱うことができました。
楽しい時間でした(笑)

このレッパードキャットフィッシュ、数あるナマズの中でも、現地では食用では一番人気な魚種とのこと。
せっかくなのでキープして、その日の夕飯に頂きました。

コラーゲンっぽい皮が美味しいですね。
出汁は格別でした。
このような感じで、村周りでもポンポン魚が釣れるという、生命感のあるアマゾンらしいアマゾンにようやく巡り会えることができました。
次回以降(「Chapter4」「Chapter5」)は、村から離れ、ジャンプ泊を交えながら挑む本流&ラーゴの釣りをご紹介します。
ぜひ御覧ください!
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