ご無沙汰しています、マツマサです!
台湾に来てからというものの特に大きな変化のない日々が続いていますが、時間はあっという間に過ぎ、早くも2年目に突入しました。
いよいよNew『HUNTERS』が発送されたということで、プロトを携えて挑んだ昨年末の韓国、そして初春の台湾釣行について書かせていただこうと思います。
2025年12月下旬、台湾から気温差が20度近くある韓国へ。
メバル狙いで先に渡韓していた川合テスターとソウルで合流しました。


韓国でターゲットとなる淡水魚はこの季節はほとんどがオフシーズン。
海外釣行は約3年ぶりだという川合さん、一緒に狙いをつけたのはスカイゲイザー。
比較的温暖で水系も豊富そうだという理由から半島南部に目星をつけ、川合さんの運転で南下することにしました(久々の海外遠征にも関わらず、今回かなりの距離を運転していただき、川合さんには体力的にもかなり負担をかけてしまいました、スミマセン……。)
今回メインに使用したのは「HT-7×4S “Backpacker”」(通称ナナヨン)。
先代バックパッカー「HT-6×4S」(通称ロクヨン)の後継機種に当たるモデルです。
ロクヨンに思い入れがある自分にとっては最も気になっていた機種を、このタイミングで実践投入することが出来ました。
今回の“Backpacker”のアップデートで最も注目すべき点は、やはり可変システムだと思います。
Grip Concept(MGC)/モジュールグリップコンセプト

グリップが分割式になったことで可変可能なモード数が格段と増え、ルアーウェイトやその場のシチュエーション、釣り人に合わせたより繊細なセッティングをその場で行えるようになりました。
ただ、テスター就任前、先代バックパッカーを購入&コシが抜けるまで酷使していたいちHUNTERSファンとして、個人的に最も嬉しかった進化はオールダブルフット化です!
All W-Foot Guide Setting(AWF)/オールダブルフットガイドセッティング

「軽量化」と「高感度」、現代フィッシングロッドの2大キーワードに逆行する設計。重視するのは、単純な実釣性能ではなく、そのパフォーマンスを全世界で発揮すること、発揮し続けること。使う前から壊れていては話にならない。実際の使用に際しても、ラフに扱える安心感は、釣り人の潜在ポテンシャルを解放する。
搭載機種:『HUNTERS』、『Dear Monster』(テレスコモデルを除く)、PEAK-HUNT
Since 2012
川上テスターもイギリスレポートの中で言及していましたが、シングルフットだった先代ロクヨンは、実は僕もかなりの頻度でガイドを飛ばしていました。
特に九州以南への南方釣行が多かった自分にとって、「小型ジグを気持ちよくスピニングで遠投したい!けど、ターゲットは牙モノだったり根に潜るミーバイだったりするので太めのリーダーを使いたい」という状況が多く、その結果、大きな結びコブがガイドに干渉して吹き飛ばすことが何度かありました。
今回オールダブルフットになったことで、持ち運びはもちろん、使用時(特に太リーダー結束時)にも強度面での安心感が増すと思います。
トロピカルな遠征が増えてくるこれから季節、僕と同じように恩恵を感じるユーザーさんも増えてくるのではないでしょうか。
……さてさて、川合テスターとの韓国釣行に話を戻します。
半日かけ釜山近郊に到着、移動日を除くと釣りが出来るのは2日間。
ノーガイドに加えて情報も殆ど無い状態で、大まかに絞ったいくつかのポイントを二人で順に周っていきました。
1日目は日没まで走り回って何の反応も無くあっけなく終了。
宿に戻るも寝るに寝られず、夜中に再度抜け出し最後の希望とも言えるポイントへ。
着いて間もなく、川合さんの「チタラ」にヒット。

姿を現したのはまさかのバス。

極寒期のナイトバス、それも韓国で。
バス持ってる川合さんも中々貴重なのではないでしょうか……笑
それまでに訪れたどのポイントもよりも生命感があり、気温一桁にも関わらず橋の下ではボイルも起こっている様子。
このまま徹夜で釣りを続けたい気持ちもありましたが、翌日の夕まずめに体力を残すため、早めに宿に戻りました。
翌日午後。
明るくなってから来てみると、釣り人がチラホラ。
どうやら地元アングラーにとってはバス釣りポイントらしく、皆さん揃ってボトムをライトリグで攻めている様子。
恐らく回遊系であろうスカイゲイザーを効率良く探すためにも、二手に分かれて釣り歩くことにしました。
しばらくすると川合さんから着信。
「ともきくん、スカイゲイザー釣れたよ!」

前日に続き、この魚も「チタラ」にて。
撮影を終え、同じ場所にシャッドテール系のワームを通すと私にもヒット!
初魚種にして韓国初フィッシュとなる、スカイゲイザー(和名カワヒラ、韓国名カンジュンチ)です。

現地のバス狙いのアングラーは目もくれない魚のようですが、やはり異国の地での初魚種というものは嬉しいものです。


ポイントやルアーなどを総合判断し、ロングブランクス&ロンググリップエンドのMode9で使用しました。

群れで回遊しているのか、その後も1匹釣れるとしばらく連発する時間が続きました。
それまでの沈黙が嘘だったかのように、一気にツ抜けを達成。

最後は二人で韓国焼肉を食べ、空港で解散。
私はそのまま台湾への帰国の途につきました。
川合さん、ほんとに運転お疲れ様でした…。
この冬の韓国釣行は、川合さん自身によるのレポートでもより詳細にまとまっていますので、ぜひご覧ください!
……さて、月日は流れ、2月下旬。
友人たちが日本から台湾まで遊びに来たのもあり、昨年の初夏にモンキスのテスター陣で訪れた“ボリ”マンディ池を久々に訪れました。
まだ冬から春への季節の変わり目。
水温がまだ低いという事もあり、オーナーから事前に聞いていたのは「喰いは渋い(給餌量が昨年訪れた時の20%ほど)」という情報のみ。
前回も充分テクニカルな状況だったので、ある程度覚悟して向かいました。
友人たちは海外で釣りをするのは今回が初めて。
海外での釣りに期待をかなり抱いていた様子だったので、台湾に来る前に念入りに「あまり期待しないで」とは伝えていました……笑。
喰いが渋いとは言え、その池に入る魚のポテンシャルの高さは前回来たときに把握済み。
一匹でもいいのでそれぞれ初海外釣行を飾るイッピキが釣れれば良いなと……。
活性があがるのは夕方以降だろうということで午前中はのんびりスタート。
この日使用したのは第2世代から追加の新番手「HT-6X“Explorer”」。
この、末尾に「X」の名を冠した1本、可変長が採用されていない一見シンプルな4ピースモデル。
もちろん、現在では世に数多ある怪魚系ショートロッドのうちの1本として、それ単体の性能で考えても引けを取らない製品だとは思いますが、しかしながら「X」が意味するところは、Dear Monster(M「X」シリーズ他)、およびそのオプションパーツとの互換性を備えているという事。
その互換性において、他とは異なる、“選ぶ意味を持つ”竿かと思います。
可変構造(印籠継ぎ部)を持たない分軽量で、またシンプルな構造ゆえ学生でも手が届きやすい価格帯(2万円台後半)なのも魅力的。
先代HUNTERSは全モデル一貫して“1本完結型・多変長ロッド“でしたが、それとは異なり、必要充分な基本性能を有した上で、既存パーツとの組み合わせによって無限の拡張性を持たせられる”ベースロッド”という立ち位置のモデルが追加されたことは、非常に面白いポイントだと思います。
そして「Dear Monster」と互換する、ブランクスが共通径である、ということは……
手持ちの「Dear Monster MX-6+」と組み合わせて、ためしに“Dear HUNTERS”を組み上げてみました。
Dear Monster Fusion(DMF)/ディアモンスターフュージョン


しかしながら予想通りといえば予想通り、ビールでも飲んでまったりやるしかない、中々渋い時間帯が続きました……笑。
前回の訪問時ような、水面付近まで勢いよく追ってくるチェイスは見られず、ボトム付近をスローに通してようやく甘噛みのようなバイトが出る程度。
ルアーサイズ18cm以上、バーブレスシングルフック1個までという厳しいレギュレーションもあり、一同苦戦する状況が続きます。
日がダイブ傾いてきてからようやく喰いが良くなってきて、スイムベイトのボトムずる引きでなんとかキャッチ。


結局この一匹が私にとって今回唯一の魚でした。
様々な拡張スタイルを楽しむことは出来なかったのですが、「この6X……“ロクナナ”と比べたら、だいぶ軽快だな」というのが自分のファーストインプレッションになります。
この「HT-6X“Explorer”」に関して、多くの方が「HT-6/7“Bushman”」(通称ロクナナ)のショートモードとどう違うのか、もう少し説明が欲しいなと感じておられるかと思います。
端的に、パワーが異なります。
このへんはパワーチャートにわかりやすくまとまっていますので、ぜひお目通しください。
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「HT-6X“Explorer”」がMH〜Hクラスのパワーに対して、「HT-6/7“Bushman”」はもう1段上のH〜XHクラスのパワーを有しています。
また、チャートから読み取れることとして「HT-6X“Explorer”」がディアモンの機種含め混み合った激戦区に位置している……つまり、“怪魚ロッド”としてド真ん中のスペックを有しているということです。
逆に「HT-6/7“Bushman”」はチャート上では比較的混み合ってない場所に位置した、結構個性的な竿、と読み取れます。
「1本だけ持ってボートも岸釣りも強引に成立させたい」という方は「HT-6/7“Bushman”」を。
「すでにディアモンやオプションパーツを所有していて互換&拡張性を楽しみたい」、「初期投資は抑えつつ、ダブルフット仕様のガチの旅竿を手に入れたい」という方は、モデル末尾に「X」のついたモデルを……今回使用した「HT-6X“Explorer”」や、同コンセプト(ICS-D13設計)のロング仕様「HT-7X“Pioneer”」を選ばれると良いと思います。
Interchangeable System D13(ICS-D13)/インターチェンジャブルシステム D13

「ユーザーの皆さんがそれぞれどんな思いで選ばれるのか気になるなぁ」……そんなことを思いながら、この日は友人たち全員が納得のいく魚をそれぞれキャッチできました。

海外自体が初めてだという友人Dくんだけが最後まで苦戦していましたが、皆で日没後まで見守る中、なんとか一本をキャッチして無事終了ーーー。
翌日はグルーパーの釣り堀に行く予定だったものの、旧正月と重なり営業していないことが発覚。
急遽、高雄の某外来魚池へ向かうことにしました。

ホテルからは、ディアモンのセミハードケースひとつで出発。
この日、メインで使用したのは韓国でも使った「HT-7×4S “Backpacker”」(通称ナナヨン)。

夕方だけの短い時間でしたが、小さい台湾ピーコックを釣って楽しむことができました。

別の場所では、こんなティラピアも……(プロトのため、フードは製品版とは異なります)。
今回の台湾遠征のために、他社のパックロッドを新調して持ってきていた友人Mくんでしたが、現地で新ナナヨンを使ってもらうと、かなり気にいった様子。
ちょうど受注開始のタイミングだったこともあり、その場で注文していました(笑)
製品版が届いた現在では、国内のボートシーバスやチニングで既にかなりの活躍をしているみたいです (ありがとう!)


最後は名物のエビ釣り堀やB級グルメも堪能して貰って、今回の台湾釣行は終了となりました。
……以上が、韓国、台湾釣行を通しての次世代『HUNTERS』の、自分なりのファーストインプレッションとなります。
生まれ変わった『HUNTERS』を手に、これからユーザーの皆さんがどんな旅や魚と出会っていくのか楽しみです!
さて、自分は次どこへ釣りに行こう……。