テスターの川上克利です!
今回は夏に行った北陸のマハタ釣りについて書いていきたいと思います。

今回のマハタ船は釣り仲間に誘われての釣行。
前々からやってみたかったオフショアの泳がせ釣りをしてみました。
基本的に強度のある専用竿を必要とする釣りですが、”ゲーチェン”「HT-∞∞」ならなんの問題もなくクリアしてくれるだろうと、不安要素ゼロで関西から北陸は能登半島へ向かいました。
道中、深夜の日本海側にて泳がせ釣りで使う獲物をちょこちょことゲット。

北陸の豊かな海らしく、楽しませてくれる海のゲスト達。
スピニングタックルを用いたこの手の釣り全般も、ハンターズの”ロクヨン”「HT-6×4S」一本で無理なく完結する事ができます。
久々にサビキ釣り。
たまにはこういうのも楽しいのです笑

そして本命、明日使う泳がせ釣り用のエサ、アオリイカも!

自分が食べるお土産用は帰路で確保するとして、とりあえずは泳がせ用のをキープ。
ブクブクで活かしながら出船場所まで運搬。
船に乗り込みました。
今回、日本海側でのオフショア船は人生で2回目。
ちなみに1回目は2年前の2021年夏、小塚さんたちに初めて会った放浪で、福島・猪苗代湖からの地元新潟でのサワラキャスティングでした。
普段淡水域で使っているままの“ナナハチ”「HT-7/8」をキャスティングのメインに、時々そのままのレングスで沈めても使いました。


「“ナナハチ”の“ハチ”(ロング8ftモード)では流石にシャクるのしんどいなー」
という場面、ジギングメインのタイミングでは、“ロクナナ”「HT-6/7」の“ロク”(ショート6ftモード)で使って、40upのイズカサゴ(通称オニカサゴ)を釣獲。

「こいつは美味そうだ」と食べたことのない魚種にワクワク。
真っ赤に染まる血抜きバケツに放置したら、小塚さんが気づかず水換えに魚ごと流してしまい、カモメには勿体無い高級魚を献上してしまった、という……。
自分の地元・新潟が発祥という(全然知らなかった)サワラキャスティング、「これから流行るみたいよ〜」なんて、川合さんは“ロクヨン”「HT-6×4S」で、小塚さんと吉田さんは「MX-7S」で爆ってましたが……今、全国的に広がって、ホントにブームみたいですね。

参考までに、新潟で出船する前日は、福島の猪苗代湖でレイクジギングを楽しみました。
“ロクナナ”「HT-6/7」の“ナナ”(ロング7ftモード)で50upイワナもキャッチ。

翌日、使用感を最適化する意味で“ロク”(ショート6ftモード)を使って、「なるほど〜バーチカルって竿短い方がやりやすいな」、からの「鬼アザース!」となったわけです。
……脱線し、長くなってしまいました。
何が言いたいかというと「あの2021年の爆釣で味をしめてしまった」ということ。
オフショア(船・バーチカルの釣り)とはいえ、いつものHUNTERSで何ら問題はない、とーーー。
……さてさて2023年夏、出船場所から1時間ほど走ったか?
ポイントに到着。
開始早々、僕は船酔いで瀕死状態……笑
僕のような人間は、アネ○ンを飲まないとオフショアの釣りができないらしい。
遠くを見つめながらサビキ釣りでお土産のメバルを狙う間、船中、乗り合わせたジギングアングラー諸氏はハタと思われる魚にラインを切られたりバラしたりと、獲り切れない場面を何度か目撃しました。
僕の“ゲーチェン”をみて「何この太い竿!」と軽く笑われたのであえて言いますが(バット部ブランク外径15mm)、逆にシロートの僕には、その方々のロッドが爪楊枝みたいに見えました。
「こんな細い竿でやるんだ、ホントに獲れるの?」と思いました。
ジギングをしている方もいたので、食わせに特化した泳がせ釣りは最後まで遠慮。
魚はいるけど、獲りきれて無い。
ラインなのか竿なのか、掛ける位置なのか?
同船者が獲れない原因を悶々と想像しつつ、メバルを稼ぐ。
そしていよいよ僕のターン。
周りから笑われつつもPE5号に200lbの極太リーダー(南米や、国内アリゲーターガー標準)に、狂気的に太い針。
昨晩釣って生かしておいたアオリイカをセット。
仕掛けをボトム付近を漂わせ、悠々と泳いでいるアオリイカに全神経を注ぎ、地平線を見つめる事約十数分(船酔いによる遠い目)
ボケーっとしていると、唐突に手元に伝わる、ドスンッッという手応え。
「……喰った。」
完全に食った感触が伝わってきたので数秒間食い込ませ、信頼の”ゲーチェン”で思いっきりフッキング!
ラインスラッグを殺しフッキングを叩き込み、フッキングの動作と同時に根から剥がす。
“ゲーチェン”「HT-∞∞」のトルクで、一切の主導権を与えず。
あくまで無慈悲に、浮かせる、浮かせる、浮かせる。
中層付近で反転して突っ込もうとする魚。
この竿は、そんな事許さない。
無理矢理に頭を向かせ、黙々と寄せ続ける。
上がってきたのは最終的にこの日の船中MAXウェイトとなる、文句なしのマハタ。

同船者の中には、「何その竿、ゴツすぎでしょ!」なんて言う方もいたのですが、オーバースペックでもなく、実際に”キャッチ率100%”という結果だけが残りました。
かけた後はしっかりと曲がって”トルク”で魚を浮かせてくれました。
イベントなんかで実際に触っていただくと分かるのですが、この竿、かなり曲がり込みます。
そして曲げ込んだ時の安心感とトルク、底力は相当なものです(下は別日に撮影した参考画像)。
先のジギンガー諸氏が試みていた竿と糸を真っ直ぐにするファイト(ライン強度にのみ依存するいわゆるリールファイト)ではなく、強度で体重を後ろにかけ、竿を思い切り曲げる感覚が気持ちいい……船からであれ岸からであれ、自分はこれが大物釣りの醍醐味だと思います。

地元の雷魚、ナマズは当然のことながら、ビッグベイトシーバス、ジャイアントベイトゲーム、そして今回のようなオフショアの泳がせ、ぶっ込み釣り等々……。
ここまでの仕事を合格点以上にこなしてくれるのも、”カーボンパキパキ”テイストの竿でなく、曲がり込んでくれる剛竿だからこそ。
今回の様なオフショアでの餌釣りにおいては、想像以上にドンピシャのテイスト。
参考までに、(自分はその場にいませんでしたが)イベントで触って、「GT遠征に持ってくわ。トモのラーク(竿受け)に常駐させる」とオフショアの泳がせ釣り用に購入してくださるお客さんがいたそうです(嬉)。
作った僕自身が知らない世界でしたが、ちゃんと実績と共に「そういう用途(沖エサ竿)でもオススメです!」と今後自信を持って言えそうです。
さあ、メインターゲットであったマハタを釣り上げ、船酔いにより僕は無事死亡しました……。
そして数時間後、無事に帰港。
車に魚(冬の食料)を積み終えると、その足でお土産狩り、漁港巡りスタート!
相変わらず日本海の漁港は豊かで。

イナダのもっとちっちゃいヤツ(フクラギって呼ばれてた、ふくらはぎサイズ)と遊びつつ、たまに襲ってくるダツをキャッキャと回避してみたり。
釣れたアジにチヌ針を背負わせまくって、アオリイカをゲットしてみたり。

後から知ったけど、専用の仕掛けが出てるらしいっすね笑。
そして日本海のシーバスも久々ゲット!

ここまで全て、海のライト系ターゲットは”ロクヨン”「HT-6×4S」一本で完結。
釣果写真こそないものの、レンチを使ったオフショアのライトジギングもロクヨンでいけました(次回は結果出します!)
釣りの幅が広すぎる釣行でも、今回なんだかんだで“ロクヨン”と“ゲーチェン”の2本で遊び切れました。
これが”汎用性”ですね。
そして、“ゲーチェン”でハタを釣る事ができたのも、“ロクヨン”で特餌(活アオリイカ)を確保したからこそ。
サクっと行った割には内容の濃い北陸・能登遠征でした!

さてさて。
現在、季節は冬に向かっていますが、多魚種系釣り人のいいところはオフシーズンがない所、一年中釣りができるので、常に楽しいですよね~。
さぁ突然ですが、皆さんはこの冬、狙いたい魚が決まってますか!?
モンスターキスでは、今年2023年も東京湾で3日間(11/23~25)、ボートキャスティング船をチャーターしているそうなので、特に決まってない方はぜひ挑戦してみてください!

“ゲーチェン”とメガドッグ220(MKイトウ)で水面爆発……これ岸からだと中々に時間泥棒。
厳しい日もあるとは聞きますが、ほぼ岸100%の自分からすれば、時々のボートゲームは毎度ボーナスステージ。
なんだかんだ言っても(多くの場合、岸よりは)釣れる印象が強い。
写真の雰囲気でも伝わる通り、年齢層も若め、ワイワイ楽しもう、道具とか細かいこと気にすんなというノリ(これ貴重と能登で知る笑)なので、初めましての方も是非!


11/24日は巨大アナゴ(ダイナンアナゴ、通称クロアナゴ)も狙うそうなので、長モノ好きはこの日をチョイスしてみては?
結構絞られるんで、めちゃくちゃ楽しいですよ!
自分は先約があって今秋は行けませんが、“ゲーチェン”「HT-∞∞」がピッタリな釣りだと思いますよ〜。
<参考ページ・レポート>