フィールドテスターの川上です!
この冬、またも「HUNTERS HT-7/8」で思い出に残る“イッピキ”と出会うことができました。
自分は数あるモンキス製マルチピースロッドの中でもハンターズシリーズの使用頻度が高いのですが、アルビノのソウギョとの出会いを良い機会に、今回のレポートでは最も使用頻度が高い「HUNTERS HT-7/8」について僕なりに紹介していきたいと思います。
このロッドは菅野テスターと辻テスターを中心に練り込みが行われたロッドで、僕もモンスターキスのフィールドテスターになる前から”1ユーザー”として使用していました。
日常使いの中で、用途として最も多かったのは地元新潟での雷魚釣り。
自分が雷魚を狙うシチュエーションの大半を小場所が占めており、「HT-7/8」の7フィートモードがバッチリハマりました!(ちなみにルアーはモンキスコラボの「BATRA-X」のブレードチューン)
近距離戦で好んで使っているのがこの”黒い7フィートモード”で、取り回しの良さから今年最も多用したセッティングかな?と。普段の釣りでもかなり使い勝手がよいと感じました。
初回レポートで紹介したアリゲーターガーとアオウオを釣ったのもこのセッティングなのですが、両者とも掛けたのは5m以内の超近距離でした。
何かと至近距離でのファイトになる事が多く、冒頭で紹介した今冬に釣り上げたソウギョのアルビノ個体も掛けたのはティップから15センチほどの距離。
ポイントの都合上走らせる事ができず、ドラグはほぼフルロック状態。メインラインはPEラインの100lbを使用しており、身切れやフックが伸びるリスクもあったのですが、ロッドが受け止め獲る事ができました。
ハンターズシリーズの特徴である、
「扱えるウェイトのレンジ」「高負荷に対する粘り」「掛けた魚に対する追従」
をフルに活用でき、ロッドの破損も無く”基本性能の高さ”を感じました。
技術的な部分になりますが、これらを実現したのがグラスコンポジットブランクで、価格を抑えるという面でも一役買っている構造になります。パックロッドという肩書きを持つ以上は無視できない”破断強度”という部分においても60度検品で10キロのリフトアップをクリアできるブランクに仕上がっています。
釣った魚との比較ですが、写真の通りのサイズ感です。ロッドの仕舞寸法が50センチ(6pc)ですので、当然の事ながら機内持ち込み可能な長さです。
実際に空港での荷物検査の場面での写真を。
赤いバックパックが預け荷物で、ブラウンの小型バッグが機内持ち込みの荷物です。機内持ち込み用のバッグにハンターズの2機種「HT-6/7」と「HT-7/8」が含まれています。国内便ですが、余計なトラブルを避けるという面において機内にロッドを持ち込めるというのは大きいかと思います。
ハンターズシリーズの特徴でもある「可変長システム」についても触れておきたいと思います。
先ほど「HT-7/8」の”黒い7フィートモード”について触れましたが、可変長シシテムを利用し”8フィートモード”にトランスフォームさせれば無理無く飛距離を稼ぐことが出来ます。
30グラムほどのジグや14グラムほどのミノーをある程度飛ばしたい場面。
僕の場合は地元でのショアジギングやオフショアのキャスティングゲームでも「HT-7/8」を使用しました。
船からのナブラ撃ちとはいえ、現場では遠投が必要な場面が思いのほか多いです。ナブラの沸いている場所までルアーを(無理無く)届ける事が出来るのも可変長システムで”8フィートモード”にした結果の強みと言えるかと。
基本性能と携帯性を高次元で兼ね備えているのがハンターズシリーズ!
今回は「HUNTERS HT-7/8」をメインに僕なりの使い方・物語を書きまとめましたが、新たにスピニングモデルの「HT-6×4S」もラインナップされ、さらにカバーレンジが広がりました。
気になる方は是非一度触ってみてください!