「遠くから行こう!」自己記録のナイルパーチを追い求めてトゥルカナ湖へ。(ケニア2022後編)

テスターの川合です。
前回マスキールアーでメーターオーバーをキャッチした前編に引き続き、その後編になります!

本題へ入る前に、情報が少なく広大なアフリカの湖で役立つアイテムについて。

あったら便利だと思って持ち込んでいるものが魚探です。

ひと昔前の旅人から見たらどう思われるかは分かりませんが、ほとんどの旅人が、おそらくその時代に使えるものを使って旅してきたはず……であれば、「現代で使えるものは使おう!」というスタンス。

2020年のタンザニア&ザンビア(タンガニーカ湖)の旅以降、「Deeper」と呼ばれる小型の魚探を導入していますが、携帯アプリと連動してある程度の水深と地形を把握することができるため。

かなり重宝します!

時おり、ナイルパーチ!?と思われる魚が魚探に反応した時はテンション爆上がり。

……さてさて本題、ケニアのナイルパーチ釣行の続きです。

釣行2日目、メーターオーバーのナイルパーチが出た後、引き続きマスキーマニアタックルズのジェイクやジョインテッドクロー尺ワンなどの強気ルアーでトローリングをしましたが、反応はもらえず。

ビッグベイトに拘っているだけではなく、一段と効くイメージが強かっただけに、苦戦を強いられそうな予感。

過去の実績ルアーは持っていないので、ビッグベイトスタイルでやりきるしかない!

釣行3日目、今回持ってきたルアーの中で小型の部類のラパラのCDマグナム22で……ようやく食った!

サイズは小型ですがその分、魚体は整っていてこれはこれで好きです。

午後からは新作の「HT-∞∞」から安心と実績の「MX-∞」(前回149cmもこのロッドで)に持ち替えて釣りをすることに。

小塚さんを父に持つ異母兄弟のような2本ですが、単なるレングスやパワーの違いではなく、ブランクスの特性自体が新しいので、テストも含めて使い比べをしてみました。

ルアーは色々試しますが、イマイチ反応が薄く、今一度ラパラのCDマグナム22に変えてみると、ヒット!

先程同様、求めているサイズではなかったので、写真を数枚撮ってリリース。

どちらも強い竿ですが、ハンターズとして「HT-∞∞」が“柔”(低弾性)の強さだとすれば、それと比較した時、ディアモンスターである「MX-∞」は“硬”(高弾性)の強さ、それぞれ異なるブランク特性を体感しました。

夕方、活性が上がって餌を食うであろうタイミングで、ここぞ!というピンポイントで続け様にヒット。

掛かった時の重量感とファーストランから、小さくはないかな?と言った手応え。

船ベリに寄ってきてから、強烈な突っ込みを見せて上がってきたのは……自己記録とまではいかなかったものの、120クラス推定20kgオーバー!

このエリアは基本マッディウォーターのトゥルカナ湖とは思えないほど水色が綺麗で、入水写真はまるでアカメだなと思いました。

食ってくるタイミングがある程度読めるようになってきたのもこの頃。

気づいたらラパラ……やっぱりCD22でしたね。

20cm以上(ボディのみ、ソフトテール含まず)を“ビッグベイト”として、ブレずにやり切りました。

こんな感じで、釣行3日間で計4匹のナイルパーチをキャッチ。

真っ暗になる前に村へ戻ります。

時間はたっぷりある。

トローリングで最低限のチェックはできたし、明日からは隙見てキャスティングもトライしてみよう!

アフリカで悪戦苦闘の中での釣りが楽しくなってきたところですが下船中、強風で転覆寸前の事態に。

異常自体発生……嵐がやってきた?

昨日まではそれほど気にならなかったですが、以後毎日台風並みのとてつもない強風が吹き荒れることになります。

それほど心配せず風が弱まる日を待ちますが、一向に強まるばかり。

気がついたら1週間丸々経過(汗)

さらに数日後……自称ガイド(事実上タダ飯食うためについてきただけの若者)の1人がマラリア発症を訴え倒れる……。

唐突すぎて……もしかしてこの後全員マラリアになっちゃったり?

アフリカでは常に最悪の事態を想像してますが、このまま釣りを続行すると最悪の場合、命の危険すら感じました。

その後もしばらく野宿して様子をうかがいましたが、風が弱まることはなく、むしろ強まる一方。

ナイルパーチからブレず、2週間ほどこの村に滞在して釣りをする予定が……釣りが成立したのは結果的に3日という結果に。

トゥルカナ湖の僻地ネタ。

半砂漠気候のため、基本的に水不足。

貴重な雨が降ると嬉しそうにペットボルトに水をためる村人達。

この人達が日本に来たらどんな反応を示すのでしょうか……?

諦めがつかず、時間とお金のある限り挑戦だ!と思い、新展開を模索。

以前一緒にアマゾン放浪した釣り旅人と偶然の再会も、後押しになりました(選択肢の少ない僻地では、旅人のポイント選択がかぶる事も多い)。

ガソリン代を割り勘する意味でも、彼を誘って大移動……追加で2日間釣りをしてみましたが、魚自体は出たせたものの自己記録となるナイルパーチには出逢えず。


安定のラパラCD22に「HT-∞∞」の組み合わせ。

野営の食事は、釣った魚の素揚げなど……とにかく暗くなるまで釣り。

ケニアの星空。

実は東アフリカはものすごく星が綺麗です!

理由は漠然としていますが、アフリカの僻地で見る星空ってなんだかロマンチックです。

久しぶりの海外遠征は、楽しくも不完全燃焼という結果に。

アフリカ大陸は釣り旅をする人が少なく情報も極めて少ない、むしろだからこそ行くのですが……今回、ベストシーズンと思われる時期を情報収集できただけでも一歩前進。

装備を整えて、再度リベンジしたいと思います!

怪物は間違いなくいる。

ナイルパーチ以外にも、世界のラテスを追う旅は今後しばらく続きそうです!

1996年、富山生まれ。小学2年生で釣りを始める。程なくルアーフィッシングに目覚め、国内外に視野を拡大。19歳の時、職場での事故で右手を大怪我。利き手でロッド操作ができなくなるハンディを背負うが、釣りへの情熱を失うことなく、むしろ”労災怪魚ハンター”と開き直って、繰り返される手術の合間に世界を釣り歩いた。社会復帰後はほぼ毎日、「HUNTERS」を手に地元の海に”キトキト”の(旬の)魚を追いかけながら、遠征ペースも落とさない釣りジャンキー。 2022年現在、海外だけで計10回、9か国に釣行。好きな怪魚はラテス属(アカメ属)。