こんにちはテスターの菅野です。
気になる方も多いと思います開発中の「DearMonster MGX-∞S」。
古田テスターがテストを進めていますが、僕もお借りして曲げてきました。
今回の舞台はニュージーランド。
自身初のヒラマサに挑んできました。
この旅はオーストラリアに住む友人(リョウ/上画像)のアテンドにより実現しました。
彼とは高校の同級生で、当時海外旅を共にした仲。
今では世界的に有名なレストランで働く料理人でもあります。
そんな彼と共にレンタカーで走ること5時間ほど、やってきたのは実績の名高い地磯。
今回はロックショアのみでヒラマサを狙います。
ここニュージーランドでヒラマサはキングフィッシュと呼ばれており、“キンギィ”と呼んでいました。
使用したタックルは二人とも全く同じ、以下の通りになります。
ロッド:「DearMonster MGX-∞S」
リール:ツインパワー1400HG/シマノ
ライン:PE 8号/リーダー150lb
先に言っておくと、このロッドは古田テスターを筆頭にオフショアでのテストが重ねられており、ロックショアでの使用に関しては、勝手に僕が“使ってみた”という実験的釣行になります。
……実釣3日目の朝マズメ、待望の瞬間はまさに一瞬、友人の叫び声と共にやってきました。
薄明かりの逆光で黒く浮かび上がる大きな水飛沫は、今でも脳裏に焼きついています。
何度もバイトし最後は足元で叩きつけたルアーにバイト、見ていた僕も興奮しました。
一度は根に入られましたが意地のファイトで引き出し、PEズタズタながらも見事キャッチ!
サイズは文句なしの123cm18kgでした!
確実に群れが回っているので、ランディング直後僕もキャスト!
そして数投で!
少々サイズは落ちましたが114cm 12kg!
ルアーはネイチャーボーイズさんのSURFISH220f記憶に残る魚をまたこのルアーでキャッチしました。
「DearMonster MGX-∞S」の8フィート前半のレングスは、一般的なロックショアロッドとしては、標準的ではなく、短いです。
そんな「短い」ということのデメリットを最小限にすべく、ポイント選択で対応。
足元から水深のあるエリアを選びましたが……やはり手前で突っ込まれ、その点ではヒヤヒヤしました。
主に使用していたルアーは20~22センチ100g~130g。
ダルくなく、使用したプロトでもハリがあるので(よりハリを持たせる方向にテストが進行中)、かなり飛距離を出せたなと言うのが印象。
ブランクのブレも少なくライントラブル(エアノット等)が非常に少なかったのも個人的に高ポイントでした。
肝心の対魚とのパワー感ですが、12キロの魚はほぼ出されることなく取り込むことができました。
磯からの20キロオーバーとなると僕には未知数なのと他社関係なしにアングラーの腕次第なところもあるので磯での使用はご自身の判断で……
オフショアであればかなり夢が広がるなと言った印象です。
飛行機での移動もそうですが、釣り場へのアプローチへの安心感は流石のディアモンシリーズ、50cmアンダー仕舞寸法のメリットを再認識。
ロッドは全てリュックにまとめ、両手はフリーに。
ロープを出した箇所も両手でしっかりと安全に降りる&登ることができました。
そして、ディアモンシリーズのもう一つの強みである互換性。
もちろん、今回使用した「MGX-∞S」も“ディアモンスター”として、例外ではありません(参考レポート)。
「Dear Monster MX-9S」のブランクを組み合わせることで、レングスを獲得。
誰が呼んだか“MX-10S”、約10フィートの竿として、磯での使用もより扱いやすくなります。
エサ釣りではありますが、(時間は前後しますが)初日にこのセッティング(“MX-10S”)でメーターオーバーをキャッチ。
しかしながら、「MGX-∞S」の標準使用に比べると言うまでもなくパワー感は落ちるので、メリット・デメリットを総合判断した結果、今回はオリジナルのレングス(8フィート前半)で、短くも強いブランクによるセッティングで通しました。
……と言うわけで磯での実験的な釣行でしたが、モンキスの今年のスローガン“Make Progress 2023か”、“ディアモン”を一歩進めるディアモン、このロッドの夢ある可能性が見えたそんな釣行でした。
ブランクをもう少し改良(ティップ周りのハリと、グリップ周りの軽量化)すると聞いていますので、首を長くしてお待ちください!
<追伸>
今回は海がメインの旅でしたが、淡水ではこんな釣りも。
世界最大のウナギとも言われる、ニュージーランドオオウナギを釣獲。
こちらはすでに仕様確定済み、発売までそう遠くないと聞いていますので、ご期待ください!
<関連レポート・ページ>