愛知の伊藤です。
今回は4〜5月にかけて2022年ライギョシーズンのスタートがどんな釣りになったか、レポートしたいと思います。
今年の4月は例年よりも早く一気に気温が上がった印象で、肌感覚で雷魚の季節到来を感じました。
春は1週間もあればフィールドの状況が一変します。
鯉のハタキ真っ最中でキャストもせずに帰ることもありますが……「そろそろ釣れ出したよ」と聞こえてきてからではなく、自分で、継続的にフィールドを観に行く事に意味があると考えます。
鯉、ヘラブナのハタキも終わり….コレは期待できる!
今回もディアモンだからこその互換構造を最大限に利用!
レングスはオリジナルのMX-∞(全長7フィート)から約2インチ短くなった6フィート10インチ。
リールシートがTCS18番からTCS17番へとコンパクトになり、コルクグリップも細くなります……が、多分、よほどのヘビーユーザーでもない限りパッと見では気付かないでしょう(笑)
ぶっちゃけ見た目はほとんど同じな訳ですが、いざ使うと「おおっ!」と痒いところに手が届いたような気持ち良さ。
MX-8+のグリップエンドに内蔵されたバランサーにより、ティップが下がりにくくなり、フロッグの操作性が向上するんです!
キャスト時の振り抜きも良い……このセッティング、玄人志向にして、絶妙かと!
ウェイトバランスだけでなくグリップエンドが約5センチ短くなることで、アンダーキャスト、ピッチングなどのテクニカルなキャストが必要な小規模エリアでの取り回しが格段に上がります。
さて、ポイントは薔薇の木が多く群生しているエリア。
川の対岸オーバーハング奥の岸側でしか口を使ってはくれない、気難しい魚揃い。
キャスト性能が釣果を左右するシチュエーションで、掛けてもキャッチ出来ない事も多々。
完璧なキャストが出来てもフッキングした瞬間に木や薔薇にラインが絡む……ただキャストを決めるだけでなく、その後の操作とランディングまでを考慮したラインメンディング能力が問われるため、タックルバランスには妥協できないのです。
余裕のあるタックルが推奨される雷魚ゲーム。
カバーの薄いシーズン初期であっても、陸上のベジテーションが繁茂しているエリアでは気を払いたいものです。
その後も80㎝〜70㎝の計3本の魚を手にすることが事ができました(ナマズ1本)
シーズン序盤で良型の80cmを手にできたのは、正直予想外。
釣れても釣れなくても、時間的に釣りができてもできなくても、1分1秒でもフィールドに足を運んだ結果、誰よりも早くフィールドに入れたことがまずあるのかなと。
その上で、タックルのセッティングが仕上がっており、攻め込んだ釣りができたことも大きかったかなと。
近年でこそサイズは落ちましたが、幼少期から……いわば雷魚シーン黄金時代を目にしていた世代の私からすると、雷魚の最大サイズはこんなもんじゃない。
環境さえ整えば1メーターを超えるサイズに成長する魚ですからね。
実際このポイントでそんな人生最大の雷魚を、25年前にキャッチしています。
あの頃からこのポイントも変わっており、藻やアシ等も無くなり、水の透明度も下がって全盛期から比べると魚の数も1/10以下になってきているように感じる……そんな昨今、この日の釣果は、ある意味ホッとするものでした。
ココで私なりのラインシステムをご紹介!
ヘビーカバーを攻めていきたい一方、ラインを無駄に太くしてもキャスタビリティが落ちる……そこで採用しているのがダブルライン×2のクアッドラインシステム。
ダブルラインを更にツイストして4本に、長さは約40センチほどにしてます。
こんな感じでスタートした、私の2022年の雷魚シーズン。
フィールドのコンディションもますます上がっていくでしょうから、ハイシーズンに期待できそうだなと、モチベーション上がる4月のスタートとなりました。
5月は調子も上がり、いよいよ季節は本格シーズン突入の6月へ……今後も積極的にフィールドに足を運ぼうと思ってます!
中京地域でトリガー下に黒い熱収縮チューブを入れたディアモンを振っているライギョアングラーを見かけたら、9割がた私だと思いますから、気軽に声かけて下さいね〜!
<使用Tackle>
Reel CALCUTTA CONQEST 300
Line VARIVAS 雷魚SMP 8号