ロッドのアビリティを拡張! ディアモンスターのグリップ互換構造について。

「寒い!そしてコロナが落ち着かない!」

そんな2月、いかがお過ごしでしょう?

遠出や外出となると気が引けてしまうコノ世情ですが、

インドアでも試せる、いや試してみて欲しいコトがあります。

コンパクト、タフネスさに続いて、

ディアモンスターを特徴づける機能。

“グリップ&ブランク互換システム”

現在発売中のディアモンスター全機種のグリップ&ブランク接続部分の接続パイプ系を全て統一しています(「MX-0」と「MX-1」を除く)

全てのロッドのグリップとブランクが互換し接続できる。

使っているディアモンスターについて。

ブランクは気に入っているけど、グリップを延長したい、短くしたい。
逆にグリップを短くして、小場所での操作性を上げたい

グリップのバランスは気に入っているけど、ブランクのパワーをもう1段階上げたい、下げたい

なんて希望を形にできる機能。

みなさん試されました?

また試されていない方は是非トライしていただきたい!

その一部と実例をご説明いたします。

〜アマゾンジャーク仕様〜

小塚の2015年ベネズエラ釣行(怪魚マガジンのDVD内に収録)

映像中でも使用していた“V6”セッティング、

MX-6」ブランク&「MV-65」グリップの組み合わせ。

グリップを約4インチ延長、ショートロッドの定番レングス“ゴーテン”(5フィート10インチ)にトランスフォーム。

ロッド全体の重心がグリップ側に移行することで、連続ジャークを行っても疲労感が抑えることができ、エンドグリップの延長は大型の魚とのファイトにも余裕を生み出します。

この後、V6をベースに「MX-6+」が誕生(長くなるのでまたの機会に記事にまとめますね)

〜ド遠投仕様〜

昨年アカメに挑んだ際、広大なポイントを前にし、遠投に特化させる必要があることに気づき組み上げました。

バランスの取れた「MV-75」の特性は生かしつつも、更に遠投を望みたい。

そこで組み合わせたのは

MV-75」ブランク&「MX-∞」グリップ。

MV-75」のブランク性能を生かしつつ、キャスト時にはブランクを更に曲げ込みやすく、

遠投性能を向上。全長はグリップ側へ約2インチ、ブランク側へ約11インチ、トータルで8フィート半のロングロッドにトランスフォーム。

グリップも、リールシートがPTS17からTCS18に変更(なんのことやら?って方は、スルーで。こちらも近々、まとめますね)となるので、大型リールにも相性良し。

このセッティングで60グラムクラスのミノー、100グラムクラスのジョイントルアーをメインにしていました。

加えて、何かとルアーに操作を積極的に入れたい私。

竿先を上げたルアー操作が増えたため、バランサーウェイトを内蔵した「MX-8+」のエンドグリップに交換

約35~7グラムのウェイトアップ、一気に穂先が上がり易く、トップウォーター系のルアーの操作もイージーに!

このようにターゲット、フィールド、そこに対応するためにグリップ互換システムを活用し、タックルセッティングを仕上げていくことで本当の意味で自分の1本に仕上げることが可能。

仕上がったタックルは何より疲れないし、自分の体に馴染むし、キャストの精度から、ファイト時の優位性を上げ、

結果ターゲットへの距離を縮めてくれる。

ディアモンスターは買って終わりじゃ無い、状況にアジャストさせ組み上げることで、

自分の1本を作り上げることができ、そして本数を増やすごとに、その拡張性が益々拡大していく


なお、“MX”シリーズに至っては、フロントグリップとリアグリップを入れ替え、スピニングモードとして使用が可能。

旅先、荷物を増やせない状況も少なくありません。

このセッティングを用いることで、持ち込むロッド数を減らすことが可能。

ただ、2本、3本とディアモンスターを購入するにはコストが障壁になる……って方にこそ試していただきたいのが

オプションパーツの「MX-Grip」と「MX-Grip2」です。

コストを抑えつつグリップ互換システムを楽しむことが可能です。

オフショアゲームにも対応しています。

オススメなのは

MX-Grip」または「MX-Grip2」に「MX-6+」のブランクをセッティング。

ショートレングスのブランクにロンググリップ……の組み合わせから想像つく通り、ジギングに相性がカナリ良い!

MX-6+」ブランクと「MX-Grip2」の組み合わせ、

ジグは150~250グラム程度、スロー気味のジギングでアラをゲット!

更にアップパワーのプロトでは「MX-Grip2」を組み合わせ、タルイカ13キロを手にしました。

私自身、「MX-Grip2」を使ったセッティングが気に入っており、出動頻度が非常に高く、

MX-6+」のブランクをメインに、ルアーウェイトや負荷に応じてブランクを入れ替えることにより

近海の人気ターゲット、タチウオからライトなタイラバ、マイクロジギングまでドンと来い!なのであります。

ご覧の通り、ディアモンでもここまで遊べる!

冒頭の通り、動きづらい状況ですが、

今のウチに自分にとってベストな互換セッティングを作り出してみてはいかがでしょうか?

ディアモンの可能性を拡張できるはずです!

みなさんもぜひトライしてみてください。

もし「コレだ!」ってセッティングを見つけたら、教えてくださいね♪(よろしければこの場で紹介させてください)。

大学時代に小塚と出会い、初めての釣り旅がパプアニューギニアという刺激的すぎる原体験をしてしまう。卒業後は水産会社に勤務し、その後モンスターキスに入社。ほぼ全ての実務を統括し、公式セレクトショップ「Monster BASE」の店長を務める。ジャーキングやトゥイッチなど、ロッドワークを駆使したルアーフィッシングを好み、忍耐を必要とするエサ釣りは苦手。モノ、ガジェット系中毒で、旅で使えるアイテムの検証やリールのカスタムに余念なし。高身長(186cm)ゆえ、大型魚を釣っても写真では小さく見えてしまうのが悩み。