来たか!? ヘビー級ロッドのファイナルアンサー、2023新作ロッドを携えてバンコクへ!

フィールドテスターの池尻です!

昨年の10月末、3年ぶりの海外釣行でタイを訪れました(レポート前編後編)が、どうやらこれでスイッチがONになったらしく。

その1ヶ月後、まさかの再訪問!(笑)

今回は同行者が初海外ということもあって、バンコクの釣り堀を楽しむのんびりツアーです。



さて、向かったのは巨大魚が釣れる有名な釣り堀、ブンサムラン・フィッシングパーク。

 『どうせブンサムランに行くなら…』と、気になっていたプロトのロッド2本を借りて行きました。

先に言います。

「この2本、ヘビー級ロッドのファイナルアンサー来たかも!!」




まずは、「HUNTERS HT-∞∞」から。
このロッド、フォアグリップを装着するかしないか、という選択ができるのですが、今回は個人的な趣味で”フォアグリップ無し”。


気になるパワーに関しては……ウン、正直20kg~30kg程度のメコンオオナマズでは相手にならん(笑)

しかし、ガチガチながらも「HUNTERS」シリーズ特有の粘りはあって、決して身体が壊れてしまうロッドではないようです。


海・淡水問わず、100kgクラスのリアルモンスターが相手なら、軽量&シャープな「Dear Monster MX-∞」より、グリップのギミックを含めて優秀かも?

あ、対エイなどの持久戦になる場合はフォアグリップ装着がオススメです。

今回、メコンがスレで掛かってしまい手が痛かったので……。


さて、お次は「Dear Monster MGX-∞S」。

古田テスターによりGTやヒラマサなど、オフショアのビッグゲームでテストが重ねられているこのロッド。

船が大型になり足場が高くなる状況や、ロングキャストに対応するための特別設計(これがMGXの”G”の部分)、一見すると「ブランクスの径が共通している」というディアモンの掟が破られているように感じるのですが……なるほど、そうキタか!

赤矢印セクションの径が従来のディアモンスターシリーズの共通径、つまり各種ディアモンシリーズのグリップにぴったりでして、キッチリ“MX-∞S”が完成すると!

例えば「MX-9S」のグリップと組み合わせることで約7フィート、ありそうでなかったショートのヘビースピニングロッドが誕生します。

例えばオフショア釣行で結構あるあるの、キャスティングメインで乗船しても、急きょジギングメインに切り替わる……なんて場合にも荷物(=装備コスト)の増加を最小限に対応可能。

関東のアンダーキャスト限定だったり、後ろに障害物がある状況なんかで、“痒い所に手が届く”ロッドになるかなと。

実際にタイのブンサムランは「背後に屋根がある」という特殊事情ゆえ、ショートロッドが便利でした。

また、巨大ナマズなどを狙う海外の大物ロッドを見ると、ファイトの効率が良い短くて硬いスピニングロッドが多いのも事実。

オフショアも巨大淡水魚もやりたい欲張りな自分にとっては、まさに理想の1本です。

今回は釣り堀という環境で、魚も30kgくらいまでだったので、あくまで”おためし”程度のテストでしたが、どちらのロッドもポテンシャルの高さは実感できました。

……というわけで、一応テスターとしての仕事を果たし、残る時間はブンマーポンドでバラマンディのイレグイを満喫しました。



最大魚の11kgは「Dear Monster MX-6+」&「JOLT(モンスターキスオリカラ・MKトーマン)」で!

同行した海外初チャレンジの友人(ディアモンユーザー)は「MX-7」で。

さまざまタックルを持ち込み、セッティングを変えて遊ぶなんて楽しみ方も、釣り堀ならでは。
もちろん、天然のバラマンディ・フィッシングとは”ベツモノ”ですが、これはこれで日本では決して味わえない世界。
体験してみる価値はあると思います!

で、やっぱりこういうのも好き(笑)

HT-26」だったり、「MX-1」だったり……。



バンコクの街中でドブめぐり!
観光ではスルーしてしまう水溜りに、こんな魚がいるんだから楽しいですよね。

……勢いで、2ヶ月連続で行ってしまいましたが、やっぱり海外釣行は最高です。

2023年も国内外、珍魚・怪魚と節操なく飛び回りますので、よろしくお願いします!

<関連レポート・ページ>

近畿地方在住。2センチのメダカから2メートルのピラルクーまで、そこに魚がいれば竿を出さずにはいられない釣りオタク。大人になり少しばかりの時間とお金を手にしてからは、小学生時代に作った「死ぬまでに釣りたい魚リスト」をコンプリートすべく、南米のピラルクー、北米のキングサーモン、アフリカのナイルパーチなど五大陸を旅する。海外遠征だけでも全21回、14か国を数えた。近年はオオサンショウウオに指を噛まれ、大怪我したのをキッカケに小物釣り(のべ竿)の世界にドハマリ。サイズや数以上に、とにかく「種」に重きを置いたスタイルは、ウルトラライトゲームへと拡大。マイナーすぎて価値が伝わらずとも、未だ見ぬ珍魚を求め釣り歩く。