“瀬戸内ターポン”で実感、「HT-6x4S」は最高のバーサタイルロッド!

フィールドテスターの池尻です!

3年ぶりの行動制限がない夏!
いつも通りのマルチな釣りを楽しんでいましたが、そこでメインロッドとなったのが「HUNTERS HT-6x4S」。

どんな魚を相手にしていたかと言えば……。

おかっぱりのバスや淀川のキビレ、餌ブッコミのタニガワナマズ、ボートからのロックフィッシュに、先日レポートした“カマクラ”(カマツカクランキング)……居住する関西圏の車釣行で当たり前に活躍。

その上で、飛行機で行く沖縄ではマルチピースロッドの本領を発揮!

“琉球タライロン”ことホシマダラハゼ(日本最大級のハゼ)をゲット!

……そんな、今ではすっかり愛棒となった「HUNTERS HT-6x4S」ですが、実は初めて手にしたときはネガティブな印象でした。
「スピニングにしては少しだるい、よね」と。

実際、ブランクスはグラスコンポジット&かなりのパワー(強度)を持たせたセッティングなので、
イマドキのバスロッドを使いなれた者からすると、重いしだるい、です。
開発時には、この価格設定の中で強度を確保するためにグラス素材を投入したと聞いています。
(逆にフルカーボンで強度を出したのがDearMonster)。
なので、ライトリグでワームだけをやるなら素直にバスロッドを使うべき……だが、しかし!


ここ数年はコロナ禍でぼんやりしちゃってますが、そもそもこのロッドは荷物が限られたり、どんな状況でどんなターゲットを狙うかも想定できない遠征でこそ真価を発揮するロッド。
そして、僕のように釣りの幅が広すぎて、いちいち専用ロッドを買ってられんわ!って人が持つべきロッドなんです。

ウリとなっている4レングス変長はもちろんですが、使い込んでみて、グラスコンポジットのパワーブランクスがベイトロッドではなくスピニングロッドに搭載されていること。
むしろ、それ自体が最強のバーサタイル性能だということに気づいてしまったわけです。

これを具体的に実感できたのが「ヒラ」でした。
ターポンに似ていることから有明ターポンとも呼ばれるヒラですが、今回は瀬戸内で釣ったので瀬戸内ターポン?(笑)

まあ、呼び名はどうでもいいんですけど、この釣り、2gほどの軽いジグヘッドを使ってフォール中のコンっというバイトを掛けるアジングみたいな釣り。
で、いざ掛けると、予想以上にデカイし(60cmアップ)、跳ねるわ走るわと力強いファイトを見せてくれます。
しかも、口内が硬いので刺さりにくく、膜の部分に掛かると身切れを起こし、とにかくよくバレます……という、なかなか厄介な相手!

なので理想のロッドは?となると、食わせ=アジングロッド、フッキング=硬めのバスロッド、ファイト=よく曲がる磯竿。
となるんですが、こんなムチャな要求を「ベターのベスト」で背負ってくれたのが「HUNTERS HT-6x4S」。
同行者がバラシを連発する中、キャッチ率がとても高かった!


硬い口にしっかりと掛けられるパワーがある反面、トリッキーに暴れる魚への追従がハンパないのです。
この部分は完全にグラスコンポジットの強みでしょう。
かと言って曲がりっぱなしではなく、最終的にはバットパワーでキッチリ浮かせてくれました。

さて、9月7日からいよいよ日本帰国時のPCR検査が条件付きで廃止になります。
(休みが限られる社会人としては、これが唯一のネックだった)

日本は日本で楽しかった、でも……

Go To New World!

最強のバーサタイルロッドを携えて新世界へ旅立つ日が、本当に楽しみだ!

<追伸>

HT-6×4S」を含むHUNTERSシリーズのロッドは、オフィシャルオンラインストアおよび公式セレクトショップMonster BASEではSOLD OUTになっておりますが、ショップリストに掲載中の取引先店舗様には店頭在庫をお持ちの可能性があります。お探しの方は各店までお問い合わせください。(株式会社モンスターキス・販売担当)

近畿地方在住。2センチのメダカから2メートルのピラルクーまで、そこに魚がいれば竿を出さずにはいられない釣りオタク。大人になり少しばかりの時間とお金を手にしてからは、小学生時代に作った「死ぬまでに釣りたい魚リスト」をコンプリートすべく、南米のピラルクー、北米のキングサーモン、アフリカのナイルパーチなど五大陸を旅する。海外遠征だけでも全21回、14か国を数えた。近年はオオサンショウウオに指を噛まれ、大怪我したのをキッカケに小物釣り(のべ竿)の世界にドハマリ。サイズや数以上に、とにかく「種」に重きを置いたスタイルは、ウルトラライトゲームへと拡大。マイナーすぎて価値が伝わらずとも、未だ見ぬ珍魚を求め釣り歩く。