フルパワーゲームスペシャル「MGX-∞S」で挑むコモドの海(実釣前編)

怪魚ポエマーの古田です。

MGX-∞S」はおかげさまで直営サイトでの受注を満了致しました。

現在、デリバリー準備中で発送9月25日を予定しています。

今後、取り扱い店舗様への納品分は店頭購入可能ですので、ショップリストをご確認の上、お問い合わせください(予約をお勧めします)。

ご購入頂いた皆様に厚く御礼を申し上げます!

……さて、今回のレポート(プロローグ編)の続き、コモド遠征の実釣前編です。

日本を出て丸一日かけてたどり着いたコモド島。

今回の仲間は4人。

古くからのディアモンユーザーを中心にお声がけさせて頂きました。

ユーザー同士の顔が見えやすいのも「Dear Monster」を使う魅力です。

“怪魚”や“旅”というキーワードで、すぐに仲良くなれる、同じ趣向を持つ仲間たち。


いま思えば、こうした仲間の輪を広げたいと感じたのがMGX(オフショア系モバイルロッド)を発案するに至った理由の一つでした。

翌日に早速、海に出て釣りをすることに。


GTキャスティングの日本での一般的な釣り方は、船のエンジンを止めて潮や風で船を流しながらポイントにアプローチしていく「ドテラ流し」という方法です。

一方、コモドでは船を低速で走らせながら島沿いにルアーをキャストしていく、自分には未体験のスタイル。

船の向きによっては竿がさばきにくく、ルアーをイメージ通りに動かせない場面もありましたが、こういう時、図らずもMGXのショートティップモードが生きました。

ショートレングスの取り回しを活かし、ポッパーをリーリング主体で動かすことで対応しました。

学生時代は万事行き当たりばったりでしたが、衣食住やボートを事前手配して向かった“オトナ”の遠征でも、こと海外となるとやっぱり、どんな釣りになるかは現地に行くまではわからない。

ボートも、釣り専用ではなく、ダイビング兼用で、上写真のように足場が高く、そして狭く、お世辞にも投げやすいとはいえない……となれば、適宜、ロングモードにスイッチ等々。

臨機応変の対応できたMGX、ディアモンの拡張性の強みを感じた遠征でした。

憧れの海に向かってルアーを投げ込んでいると、さっそく仲間が良型のGTをキャッチ。


モンキスのヨシダさんもナイスキャッチ!

ぼくはというと、何度かバイトがあるもののルアーには触ってもらえず……。

たまに顔なじみの外道たちが冷やかしにやってきます。

ちなみに、船長のオススメは何時いかなる時も大口型ポッパー!

強気のルアーセレクトを推されます(笑)


船長を信じて投げ続けていると2匹の魚がポッパーを猛チェイスし飛び出したのが、今旅初のGTでした。


10kgに満たない魚ではありましたが、自身、海外初GTに大興奮

なにがそうさせているのか、GTはサイズに関係なく何匹釣っても感動が薄れていかない貴重な魚です。

……帰ってきて気が付きましたが、驚いたのは大型のフックが潰れるように曲がっていたこと。

こんなサイズでも噛みつく力は強いことを再認識し、フックやスプリッドリングなどを見直すいいキッカケとなりました。


たくさん投げて、気がつけばもう陽が沈む時間。

「帰るぞ」とジェスチャーを送る船長に大きく頷いて返すと、港へ向かう船は徐々にスピードを上げていきました。

(実釣編後半へ続く)



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高校時代に小塚の著書「怪物狩り」を読み、それきっかけに大学進学後は南米アマゾンのジャングルや、アフリカの大地溝帯、果ては中東イスラム圏まで、計7ヵ国を旅する。学生時代の9回の釣り旅はすべて、行き当たりばったりの“旅的”スタイル(個人釣行)にこだわった。大学卒業後は一般企業に就職。ライフスタイルの変化に対応し、オフショアに目を向け、GTやヒラマサのキャスティングゲームに没頭。直感的に行動した結果、報われてこなかった半生を反省し、「感じるな、考えるんだ」と竿を振る。