マルチライトゲーマー垂涎の1本を目指して。「MX-5S」吉田のトリセツ2023。

先日のレポートで小塚&川上テスターが手にしていたプロトモデル

7月の琵琶湖CAMPでプロトモデルを展示していたプロトモデル…

時たまSNSに現れており、問い合わせをいただいていたニューモデル、いよいよ情報解禁です!

DearMonster MX-5S

MX-7S」や「HT-6×4S」より更にライトな5.4ftのスピニングモデル。

自分自身かなり欲しいレングス&パワーレンジでした。

勿論、ディアモンスター共通のグリップ互換システム、ダブルフット&ダブルラッピング、全並継構造を踏襲。

タフネスさ、拡張性、バーサタイル性能を兼ね備えつつもライトなスピニングゲームに対応する1本です。

さて、実際自分ならどう使う?ってトコロだけど

渓流や海外でのバグ(虫)イーター相手の虫ルアーなどが一番使っていきたいところではあるのだけど、国内ならばモンキス的にはトラウトもいいけど、ハスだったりミキューかな!

そして使っている中でヨシダ的にマサにここだ!ってのが、SLJ(スーパーライトジギング)

“使える”ではなくて“適して”いると言えるレベルのロッドに仕上がった。

それだけ自信ある1本なので紹介させていただきます。

以前のレポートでも「MV-55」を中心にライトジギングについて触れましたが、

それ以上にライトな30~50g程度をメインにジグを水中で“叩いて暴れさせる”イメージ。

適度な操作感を持つも、魚のファイトに対応して一気に曲がり込む様子は兄貴分の「MX-7S」に通じるものがあります。

ティップでラインスラックのコントロールとロッドに出るアタリを取り、バットの強さを生かしてフッキングを叩き込む!

ファイト中は主にべリーの弾性で魚をリフトアップ、ドラグを適切に入れていって魚をコントロールするイメージ。

つまりロッドはこんでもかと曲がる、曲がる!

つまりは一回掛けたらそうそうバラさない、5ft前半のロッドではあるけど、その強みを活かせばこの通り。

魚は居る(魚探で確認済み)しかし、アタリが取れない……。

そんな繊細な釣りにも十分以上にそのポテンシャルを発揮してくれました。

実際にシーズン初期のタチウオなんかでは、他を寄せ付けない釣果を発揮!

私自身びっくりしたけど、実際まばらにヒットするかどうかの船団中で一人連発で掛け続けた。

富山湾の潮の流れの緩さにも相まって、このタックルで水深15~60m程度までであれば、キャストしてドテラ気味に流し、テンポよく探っていきます。

リアグリップには「MX-Grip(Casting)」を組み替えて使用し、全体のタックルバランスを整えていました。

<タックルデータ>

ロッド:「Dear Monster MX-5S」/「MX -Grip(Casting)」のリアグリップ

リール:エクスセンスC3000MHG

ライン:バリバスアバニSLJマックスパワーX8 0.6号

リーダー:バリバス Ti-NICS  3号

ジグ:ネコメタル50g、チビウロコ40g、TGムサシ30gなど

フック:自作orバリバスアバニリトルモンスターなど

かかってからのやりとりも楽しく、操作中もジグの形状や素材、アシストフックのセッティングやラインテンションなど、セッティングによってアクションが変わっていく様を体感できる、懐深いロッドです。

「この1本でディアモンの多様性がまた一つ拡大したぞ!」とウキウキしている私は、既に来年狙いたいターゲットが数種……どのタイミングで向かおうか、2023年の遠征を計画中です。

実際のキャスティングゲーム、海外での使用感については、既に川上テスターのインドネシア釣行レポートにも出てきたり、小塚自身も臭わせていますが、彼からの詳細レポート、トリセツを待つとしましょうか!

「PRODUCT」コンテンツ内の詳細ページには、国内外複数の釣果写真がアップされていますので、併せてイメージを膨らませてみてください。

それでは!

ヨシダ

大学時代に小塚と出会い、初めての釣り旅がパプアニューギニアという刺激的すぎる原体験をしてしまう。卒業後は水産会社に勤務し、その後モンスターキスに入社。ほぼ全ての実務を統括し、公式セレクトショップ「Monster BASE」の店長を務める。ジャーキングやトゥイッチなど、ロッドワークを駆使したルアーフィッシングを好み、忍耐を必要とするエサ釣りは苦手。モノ、ガジェット系中毒で、旅で使えるアイテムの検証やリールのカスタムに余念なし。高身長(186cm)ゆえ、大型魚を釣っても写真では小さく見えてしまうのが悩み。