大阪の野村です。
12月の寒波ヤバイですね……。
雪で車の事故が多くなるかと思いますので、年末に遠征予定されてる方は特に注意して下さいね!
さて今回は、タイトルの“ゴーストシーバス”にチャレンジをレポートします!
きっかけは、小塚さんに誘われて行った夏の島根でのボートゲーム。
この時、運良く複数本キャッチしたのがキッカケで、自分のスタイル、ショアでもキャッチしないと気が済まなくなってしまい、以下2つのマイルールを設けた上でチャレンジしました。
マイルール①:ショアから(コレ当然!笑)
マイルール②:地元オンリー(コレ地獄)
確認までに“ゴースト”とはDRTさんのクラッシュゴーストの事です。
重さ:8.8オンス235g程度(ウェイト貼りやセッティング次第で〜250gまで)
全長:330〜360mm(軟質プラスチックのテールを装着したサイズ)
ボディ:255mm(硬質プラスチック部分のサイズ)
一般的にも、ビッグベイトを超えたマグナムベイト、それを更に超えた“ジャイアントベイト”ってサイズ感になるんですかね?
個人的に注目してるのは、重さ(長さはテールで変わるため。重さに関しては、全長よりボディサイズに着目)……これ次第で、ロッドも変わってくる。
このクラス(9オンスクラス)を操作するとなると、使うロッドは結構ヘビーなタックルに限られてきます。
僕がゴーストを使う為に使ったロッドは「MX−8+」。
それより強めな「MX-∞」も勿論OK。
ただ、個人的には「MX-∞」はシーバスには少し硬過ぎる印象で、バイトを弾いたり、フックアップ後もパワーファイトになって、口切れする可能性が有るな〜と島根で感じた為、基本的には「MX−8+」を使っての釣行になりました。
タックルセッティングはこんな感じ。
ロッド:「MX−8+」
リール:エランワイドパワープラス
ライン:PE8号
リーダー:100lb
ルアー:クラッシュゴースト(だけ!笑)
秋はビッグベイトの最大のチャンス。
だがしかし、大阪のメインベイトはここ数年カタクチイワシ……。
まぁそんな事言っててもしょうがないので、コノシロやマイワシ等探してやってこう!
チャレンジ2週間目で初ヒット……を、バラす(笑)
今だから笑えるけど、当時はマジでショック過ぎて立ち直れなかった…。
チャレンジ開始から3ヶ月程が経ち、満身創痍……。
「だけど、行かないとチャンスはゼロ!」
このルーティーンはいつ打破出来るのか……。
考えれば考える程シーバスが見えなくなっていく……辛い……。
ある日、毎日の日課でベイト探しをしてると偶然コノシロの姿を見つけた。
めっちゃ少ないけど(笑)
ずーっと目視してると、突然水柱が!
もう少し様子見てたらもう一発出た。
定点でボイルしてる。
急いでポイントに入る。
が、まだキャストはしない!
多分だけど着水音で逃げる気がした。
……。
……。
……。
タイミングが来ないので1時間程投げずに待機(笑)
少し流れが効いたか?ってタイミングでボイル発生!
「マッテマシター!」
ボイルにダイレクトインしない様に少し外した所(ボイルより奥)に、なるべくサイレントに着水させ、アクションを入れつつボイルしたポイントまで一気に寄せ、コノシロに混ぜ込み最後の入力は少し強めに止めた。
“止めた”と言う表現だが、この時水中でゴーストは数秒間慣性で“止まらない”。
(前回のレポートで説明した「飛ばす」ってヤツですね)
……。
……。
「……ッゴン!」
食ったぁぁあああああ!!!
ファイトは思ったよりパワフルでしたが、ランディングして納得しました。
サイズこそランカーに届かないが、ファットで筋肉質。
感無量!
コレだ!
誰にも伝わらないこの感じ(笑)
それでもいい!!
最高!!
3ヶ月間を棒に振ってまで得たかったこの達成感……引っ込み付かなかっただけだけど(笑)
その後は、クラッシュ9(クラッシュゴーストのルーツになった、同ブランドの代名詞的ルアー。9インチ4オンス)に“サイズダウン”すれば、あっさり釣れた。
何故か70cmに満たないサイズが多く、ほとんど写真にすら残さず素早くリリースしたのを覚えてる。
多分、地元縛りのゴーストシーバスが自分の中で特別過ぎて、感覚が麻痺してたんだと思う。
というわけで、ハイリスクハイリターンと思われがちなジャイアントベイト、実際3ヶ月かかりましたが、その末に出会えた魚は「ヤバ!太っ!」と感動したクオリティフィッシュ。
地域やタイミング(潮位やシーズン等)次第では“修行”ではなく“有効”になる状況もあると思いますので、諦めずにやってみてください!笑
僕はまた新しいルアーを……Go To New World!
それでは、良いお年を!!