雷魚シーズン開幕!「MX-7」と「MX-∞」の使い分け。

中京の伊藤です。

いよいよ春めいてきて、アイツらも動き出しました。

今回は雷魚ゲームでのDear Monster「MX-7」と「MX-∞」の私なりの使い分けについてお話しさせてもらいたいと思います。

まず「MX-7」での雷魚ゲームについて。

足場が低くカバーの無いフィールドや、小さな水路などを、MX-7」は小場所メインで使用します。

小場所では正確なキャストがキモとなるので、操作性重視で「MX-7」を選択します。

フロッグ自体も使い分けております。

MX-7」は私的な感覚ではレギュラーファーストテーパーのロッドで、雷魚だけでなくバスやナマズ、ロックフィッシュまでオールマイティに使えるロッドだと思います。

なので、こと雷魚ゲームに際しては、ライトロッドという位置付けであり、タックルバランスをとる意味で細軸フック(私個人の感覚です)のフロッグを使います。 

今の時期、シーズン初期の春先には甘噛みが多い事もあり、ティップが少し入る「MX-7」の方が掛けやすいと思いますね。

まだ、カバーもそこまで生えていませんし。

同じ「Batrachus」でチューニングした2個をを並べてみましょう。

左の緑が「MX-7」の調子・パワー感に合わせてチューニング開いたフロッグです。

軸径を測ると、2mm弱です。

購入時に標準搭載されているフックもこのくらいですから、そのまま使えます。

一方、右の青い方(2022年新色のSoraカラー)は「MX-∞」専用にチューニングを施したものです。

こちらは軸径2mm強の、太軸フックを合わせてあります。

MX-∞」は普段最も雷魚ゲームで愛用しているロッドで、ロッドのパワーを活かし足場の高い場所やヘビーカバーで使用しています。

バットには文字通り無限大のパワーを秘めつつも、ティップはそこまでガチガチでもないため、10g台の「Batrachus」のような小型フロッグも扱えます。

フックも、細軸(「Batrachus」の標準搭載)から太軸まで幅広く適合する懐の深さを見せますが、太軸フックを使いたい、太軸フックでなきゃだめだ、という状況では「MX-∞」とそれ専用にチューニングしたフロッグの出番となります。

というわけで「MX-7」と「MX-∞」の私なりの使い分けについてお話しさせてもらいました。

前回お話しさせていただいたロックフィッシュゲーム同様、雷魚釣りは事実上フロッグゲーム縛りなので、だからこそロッド選択や、それに合わせたフロッグチューニングなど、突き詰めていく面白さを強く体感できる釣りだと思います。

言い換えれば、Dear Monsterの有用性を強く実感できる釣りだとも言えます。

オーハングの多い池など、更なるキャスタビリティが求められる状況ではディアモンの“お家芸”であるグリップ互換機能を活用。

写真の上側(リールがついている方)のように、「MX-7」のブランクにその標準グリップ(51cm)より約10cm短くなる「MV-65」のグリップ(40cm)を組み合わせ、ショートグリップ&ショートロッドにして、よりタイトに攻めやすくする方法もオススメ。 

まさにこれから夏にかけ、日々状況が良くなっていく雷魚釣り。

私も、今年から新たに「MV-75」も導入して、更なる深みを目指していきたいと思います。

皆さんもぜひ、Dear Monster を手にフィールドに出かけてみてくださいね!

中部地方在住。父の教えによるフナ釣りに始まり、テレビで観たバス釣りをキッカケにルアー釣りに没頭、現在はライギョ釣りとキジハタ釣りをライフワークとする。観賞魚飼育を趣味とし、友人の誘いで行った海外で飼育していた熱帯魚を釣ったことをキッカケに、“怪魚”にまで視野が広がった。雨の日やシーズンオフには、本業である塗装業の技術を活かし、ルアーのリペイントやハンドメイドを楽しむ。とりわけディッピング製法によるフロッグ作りは、自身で「ITO FROG WORKS」を主催し、販売するまでに研究を重ね、そこで得た知見をモンスターキス製のフロッグにもフィードバックしている。