みなさんこんにちは!
テスター宮尾です。
長くて短い5年間の大学生活が終わり、感傷に耽っている卒業式翌日、何故か僕はリュック1つを携えて関西空港にいました…

ということで今回は3月末にタイを訪れた際のレポートになります。
後々お話ししますが、諸事情により今回のレポートは写真がとても少なくなっております。
ご了承ください。
昨年の夏以来の海外釣行、前回と違い今回は完全に1人での釣行ということで不安要素だらけですが、ワクワクしながら飛行機でタイへ。
今回の釣行ではメインターゲットは決まっていないものの、昨夏フィリピンで釣ったトーマンの在来生息域ということもあり、現地でのトーマン(チャドー)を主軸にコイ、ナマズなどの淡水魚を色々狙おうと思い、飛行機に乗り込みました。
関西空港から、バンコクのスワンナプーム国際空港へ降り立ち、国内線を乗り継ぎタイ北部のチェンマイ国際空港へ向かう予定だったのですが、なんと空港を間違えるという……チェンマイまでの国内線は、同じバンコクでもドンムアン空港発だったのです。
気づいたタイミングが遅く、今から向かっても間に合わないため、一旦空港で仮眠をとりつつ今後のプランを考えることにしました。

<DAY1>
悩んだ挙句、電車とバスを乗り継ぎ少し北上したアユタヤで、バイクを借りることにし、そこから先は完全ノープランでランガンをすることにしました。
バイクを借り、特にあてもなく北上をはじめ、数時間走り日没が近づいてきたタイミングで、竿を出すも魚からの反応は全く得られず。
所々でプラーチョンが呼吸している姿は見えているので、必死になって狙うもノーバイト。

宿も決まってない状態で日が暮れてしまったため、初日の釣りは終了しました。
Googleマップで宿らしきものを探したのですが、観光客がほとんど来ないような田舎のため営業していなかったり、当日の夜に飛び込みで来た日本人を泊めてくれる宿が見つけられず……陸橋の下でうずくまり夜を明かすことに。
狂犬病をはじめワクチンは接種していたので、「死ぬことはないだろう」という楽観的な考えのもと異国の地でホームレスになりました。
<DAY2>
移動疲れもあったのか、ぐっすり眠れたので朝イチからバイクを走らせひたすらランガンを繰り返しました。
色々なポイントを回ってみるも、とにかく魚からの反応が得られず、時間だけが過ぎていきます。
魚が釣れないという焦りに身を任せてとにかくバイクを走らせます。

コンクリ舗装されていない道をひたすら走り続け、ポイントを探すものの不発続き。
ちょうど訪れていたタイミングが雨季と乾季の間にあるただひたすらに暑い暑季だったため体力も気力も奪われ、ルアーを投げるのが億劫になっていきました。
とにかく魚の顔が見たくなり、延べ竿「MX-02」にサヨリ針をつけて小魚を狙うと……。

待望のタイ初フィッシュが釣れました。
この小さな魚を餌に、ナマズでも釣れないかなとぶっ込み釣りをするも、何も起きず。
魚は釣れたもののなんだか虚しくなり、さらに移動を続ける。
結局2日目もルアーには完全にノーバイトで終了しました。

この日の宿はこちらです。
案の定ホームレス生活になりました。
近くに宿どころか民家すら無い場所だったため、パーカーに包まり就寝。
幸いなことに夜も寒く無い上に雨が降らないので安眠できました。
<DAY3>
あいも変わらずこの日も移動を繰り返します。

今更ですが今回持ち込んだタックルを紹介します。
ロッドは『HUNTERS』の3本柱、可変長構造(VLS:バリアブルレングスシステム)を搭載した「HT-7×4S」「HT-6/7」「HT-∞∞」の3モデルと、延べ竿「MX-02」と、計4本です。



Variable Length System(VLS)/バリアブルレングスシステム

リール竿3本に対し、持参したリールは2個。
信頼を置いている18バンタムMGLにPE3号、17ツインパワーXDにPE1号を巻いて持っていきました(なぜ竿よりリールが1個少ないかは後に触れます)。
……午前中に見つけたポイントでバズバイトを投げていると、突如「ボフッ!」
フッキングに至らなかったもののルアーの後ろでチャドーらしき魚がバイトしてきました。
実釣3日目にしてやっと魚からの反応を得られ、その後も手を変え品を変え狙いますが、それ以降何も反応はありません。
ここ数日間モバイルバッテリー3個でなんとかスマホを使っていましたが、いよいよ充電がなくなりそうだったため、昼過ぎからホテルを探して移動を始めました。
安そうな宿を何軒か当たったものの泊めてもらえず、道路沿いにあった大きめのホテルに飛び込みでお願いしたところ、部屋に空きがあったようで、泊めてもらえることになりました。

タイ3日目にしてやっとシャワーを浴び、布団に寝転がることができました。
日没まであと2時間ほどあったので、釣りに行く予定でしたが気絶するように眠ってしまい、気づいたら翌早朝。
<DAY4>
昨日は気づいたら寝てしまっていたため、モバイルバッテリーは充電できていませんが、なんとかなるだろうと朝早くに宿を出発しました。
この判断のせいで後々困ることになるのですが……。
昨日魚からの反応があった環境に似たエリアを探し回り釣りをするものの相変わらず何もうまくいきません。

釣りができる時間も残り2日となり、焦りが止まらなくなり、近くのポンド(釣り堀)にでも行ってみようかななどと思い始めました。
そこでふと思い出したことが……。
今回の釣行に際し、小塚さんには「ポンドに行く予定もないし『ゲームチェンジャー』はいりません」と伝えていたにも関わらず、『行きたくなるかもしれないから(ニヤニヤ)』と、半ば無理やり持たされたということです。
「ゲームチェンジャー」を受け取った際には特に深く考えていませんでしたが……もしかして小塚さんはこうなることも想定していたのか?
前回のフィリピンは友人(旅慣れた先輩)と訪れていたこともあり、数も型もしっかりと釣ることができたので、今回も、行き当たりばったりとはいえある程度は釣れるだろうと思っていた節もありました。
既にメンタルにかなりのダメージを負っていますが……ここで小塚さんの思惑通りポンドに行くのはあまりにも『逃げ』の選択肢なのでは?
言葉を選ばずに言うのであれば、大人(小塚さん)の思った通りの結果は腹が立つ!
帰国した後に、「やっぱりゲーチェン必要だったでしょ?」って笑われることが嫌だったため、悔しさを原動力にナニクソ精神でネイティブの魚にこだわることに決めました。
そんなこんなで移動しながら釣りをしていると頼みの綱のスマホがバッテリー切れで連絡手段すらなくなってしまいました。

インスタからの引用ですが、この画像の内容から分かるようにここから2日はタイでホームレス生活が確定したのです。
なぜか色々吹っ切れて意地になって魚を探し続け……ロコアングラーが釣りをしていたので眺めていると、プラーチョン?らしき魚を釣り上げているのを見てしまったため、近くで竿を出すことに。
ロコが小さなジャンピングフロッグを使っていたため、真似して小さなフロッグを投げると……。
プラーチョンが釣れました!
数日間投げ続けて何も釣れなかったのに、わずか数投で……色々な感情が入り混じって涙が出そうでした。

小さなフロッグを扱うためにスピニングロッドを使いたいが、水草が多く「バックパッカー」では釣りがしにくかったため、バックパッカーのグリップに硬調の「ブッシュマン」のブランクを互換挿入。
いうなれば“ブッシュパッカー”を作りだし、パワーフィネススタイルで釣り上げることができました(が充電切れで魚の写真はありません)。

Interchangeable System D12(ICS-D12)/インターチェンジャブルシステム D12

ポイントを少し変え、同じような狙い方で再びプラーチョンを釣ることができました(が写真はありません)。
ロコの少年が簡単に釣り上げている魚を釣って、こんなにもこみ上げて来るものがあるとは思いもしませんでした。
2匹の小さなプラーチョンを釣ることができたものの、後が続かなかったため、ここで再びの移動を。
見知らぬ土地をバイクで右往左往するのももう慣れたものです。
たまーにある商店で飲み物を買い込み、バイクのシート下収納パンパンにねじ込み、40℃を超える灼熱のタイを耐え抜いていました。
暑期ということもあり、雨が降らず小さな川はかなり減水しているようでした。
この日も橋の下でパーカーに包まり眠りにつきました。
<DAY5>
昨日目星をつけていたポイントに朝イチで入ろうとすると、水辺からドスドスと大きなトカゲが走ってきて腰を抜かしました。
ワニかと見間違えるほど大きなミズオオトカゲでした……。
水辺に立つと、プラーチョンらしき魚の呼吸が見えたため、昨日のバックパッカーグリップ×ブッシュマンブランクのセッティングのまま釣りを開始しました。
小さなフロッグを投げていると浮草の影から魚が飛び出してきました!
昨日の小さなプラーチョンでは出ることのなかったドラグが出されたので、良型のプラーチョンかな?なんて思いながらファイトしていると、足元に寄って来た魚はプラーチョンよりも太く、まさかと思いながら丁寧にランディングすると、まさかのチャドーでした。
フィリピンで釣ったサイズとは比べ物にならないほど小さく、模様も地味ではあったものの、元来の生息域で念願の“チャドー”(タイでの呼び方)を釣ることができました!
本当はバスバイトでド派手に釣りたかったけれど、とにかく嬉しい1尾となりました(が写真はありません)。
その後小さな移動を繰り返しながら、「バックパッカー」でスピナーを投げコイ科の小さな淡水魚をぽろぽろと拾うことができました。
レッドフィンバルブのような魚や、カスープのような魚も釣れましたが、どれもサイズは小さいものばかりでした。
……明日の夕方にはアユタヤにバイクを返しに行かないと行けないため、昼頃に釣りを切り上げてアユタヤに向けて南下を始めました。
ポイントを探すために移動している時間は楽しいから良かったものの、帰るための移動となると何故か苦痛に感じてしまい、移動を繰り返したことを恨みながらバイクを走らせました。
スマホが使えず、大通りにある看板と中学生並みの英語でなんとかアユタヤ方面へ向かい、アユタヤまである程度近づいたところで再び野宿をしました。
<DAY6>
翌朝も少しだけ竿を出すものの案の定何も釣れず、失意の中アユタヤに到着しました。
バイクを返却する際に、借りた時にはついていなかったオイル交換のランプが点灯していたため、バイク屋のおばちゃんに怒られてしまいました。
どうやらアユタヤ近辺の観光で使うためのレンタルバイクだったらしく、どこまで行ったんだとGoogle翻訳を使いながらかなり説教をされました。
そんなこんなでアユタヤ駅から電車に乗りバンコクへ。
バンコクのバス停が多すぎて、バンコクから空港までのバスが分からず、カタコトの英語でなんとかバス停へ。
本当はバンコクで釣具屋などを見てみたかったものの、そんな余裕もなく空港に着いたらあたりは真っ暗になっていました。
空港でやっとスマホを充電することができ、ついに現代人としての矜持を取り戻すことができました。
綺麗な空港で、数日間風呂に入っていない最高に臭い状態で食べたバーガーキングの味は当分忘れられそうにありません。

帰りの飛行機を待っている際に、日本人の大学生グループが「バンコクのあの店の女の子が~」なんて話をしてる中で、ほぼ一文なしの臭い自分とのギャップになぜか虚しくなりました。
初めての単独海外釣行はうまくいかないことばかりでしたが、とりあえず魚は釣ることができました。
来月からは社会人になるということを不意に思い出しながら、ブルーな気分で帰国しました。
写真が少なく、読みにくいレポートでしたが最後まで読んでいただきありがとうございました!

追伸:「ドブネズミ……というよりはカピバラみたいな男だけども、“写真には映らない美しさ”があるレポートだなぁ」と、このレポートからAIで生成してみました。サムネイル画像も同(小塚)。
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