“貝魚ハンター”が行く! 台湾・韓国・そして中国へ……海外タナゴ旅の現在地2026。

モンスターキス、のべ竿担当(?)“貝魚ハンター”の池尻です!

まずは、改めて国内で釣り上げたタナゴ達がコチラ。

釣っても良い在来種が13種(セボシタビラとゼニタナゴは規制前に釣獲)と定着している外来種が2種。

こんな感じで国内をコンプリートしたうえで、現在ハマっているのが海外のタナゴ釣りです。

過去の釣行はこちらからどうぞ!

というわけで、台湾、韓国、中国と、数えてみれば7回も遠征を重ねていることを知って今まさに震えています(笑)

その甲斐あって、かなり経験値も上がり多くの種を手にすることが出来たので、現時点の成果をまとめてみました。

これから海外タナゴに挑戦する方へのヒントも少しだけ!

ちなみに海外タナゴ旅の前提条件として、ポイントに関してはガイド無しの自力探索スタイルが基本。

目の前にいれば食わせるのは難しくない(そうじゃない場合もあるけど)タナゴ釣り、

「居場所を探す」という一番オイシイ部分を最大限に味わうスタイルで攻めています。

台湾(全3種)

海外タナゴ旅の入門編として、オススメはズバリ台湾!

なぜかと言えば3種類しかいない。

これならヤル気が出るでしょ?

レンタカー使用の場合は基本的に左ハンドル・右側通行。
ただし、国際免許証ではなく、日本の免許証+中国語翻訳文(JAFで発行)が必要なので要注意です。
都市部は強気なバイクが多いので運転はちょっとコワイ…お気をつけて。
そして、旅をする上で親日国というのはありがたいところです。
民家近くに車を停める場合でも日本人だとわかるとOKしてくれたりと、とても動きやすい国です。

さて、そんな台湾にはどんなタナゴがいるのか?

タイワンタナゴ

台湾のタナゴと言えばコレ。

アクセス良好な都市部の電車圏内で十分に狙えます。

難易度は低めですが日本にはいないアジアンカラーが素晴らしいタナゴです。

自身も最初の1尾は仕事出張の合間、1時間足らずでポイントに辿り着いて釣り上げました。 

キビレタイワンタナゴ


ノーマルのタイワンタナゴから一気に難易度アップ!

かなり限られた水系にしかいないと思われますが、意外に台北から1時間圏内で狙えます。

中国のキビレと同じものとされていましたが、最近めでたく独立した模様です。

台湾産タイリクバラタナゴ

ホントどこにでもいるな、この子……。

在来か移入か、諸説あるようです。

台北近郊でタイワンタナゴを狙っていると釣れてくれます。

台湾は南国ということもありタナゴの種類は少なめ。

しかも、北部だけでコンプリートできるので、モチベーション高めでチャレンジできる国ではないでしょうか!

韓国(全16種)

車は台湾と同様、左ハンドルの右側通行、こちらは国際免許証で運転OKです。

韓国は、Hi-Pass(韓国版ETC)のついていないレンタカーが多く、高速の料金所で困ることがよくあります(いまだに正解がわからん……)。

しかし、バイクが少ないぶん運転は快適、高速代が激安というのもポイント!

ただし、保険適用の都合上、年齢制限付きのレンタカーもあるので要チェック。

また、基本的にGoogleマップは動作が怪しいので、ポイント調査やナビにはNEVERマップが便利です。

さて、韓国の場合、北から南まであらゆる場所にタナゴが生息。

用水路のようなシチュエーションは少なく、写真のような川での釣りがメインとなります。

日本だとピンと来ない本流戦なんかもありますが、韓国の水辺は豊かで、エリアさえ合っていれば岸際に魚影が確認できるはず。

現在、種として認定されているのは16種。

ですが、今後新種になりそうなものもチラホラと……。

ウエキゼニタナゴ

韓国ではオーソドックスなタナゴで出会える確率は最も高いです。

とは言え、日本にはいないので最初の1尾は感動……するけど、やがてどこにでもいる事実に気づいてしまうタナゴ(笑)

チョウセンイチモンジタナゴ

韓国には3種類のイチモンジタナゴが生息。

中でもこの種は比較的多くのエリアで見られ、なおかつ大型で美しい。

そして何より食いが良い!(めっちゃ重要)

何回釣ってもまた釣りたくなってしまう、そんなタナゴです。

オオイチモンジタナゴ


レア度、サイズ感、美しさと、総合的に見て韓国のラスボスと言ってもよいタナゴです。

写真の魚はまだまだ小さいですが、大型の婚姻色個体はめちゃくちゃゴージャス!

しかし、バチバチのオスは、なかなか釣るのが難しいんですな、これが。

チョウセンボテ

この風格、ヤバイ!

韓国にいるアブラボテの仲間は4種。

中でもチョウセンボテは体高があってヒレも大きく、個人的にはアブラボテの頂(ヌシ)だなと思っています。

見つけてから釣り上げるまでに6時間ぐらいかかった……。

コウライボテ

このあたり同定が怪しくなります(笑)

有識者の方、間違っていたらご指摘くださいね。

このコウライボテもかなり大型になる印象。 

赤みが強い個体は「ファイヤータイプ」と呼ばれる火属性のアブラボテ。

こういうノリ、キライじゃないぞ。

ラクトウボテ    

もはや日本のアブラボテと見分けがつかないんですが……。

なので釣れた時の感動とかはあまりなく、洛東江水系なら広範囲にいそうなイメージです。

性格も日本のボテにそっくりかな?

ニセヨーロッパタナゴ

ニセモノでも何でもなく唯一無二のステキなタナゴです。

なんで、この和名になってしまったのか……。

地味な体色ながら青いピンストライプがオシャレすぎる玄人好みのタナゴです。

カラゼニタナゴ

見た目は日本のカゼトゲタナゴを細身にした感じで、そう、まんまスイゲンゼニタナゴです。

そもそもスイゲンって韓国の地名ですからね。

現在は別種となっていますが過去は混同されていたのでしょう。

韓国産ヤリタナゴ

日本のものと同種とされていて、見た目は確かにヤリタナゴ。

ですが、日本国内でさえ細分化できるのでは?という話がある中、今後どうなるかわからないなというのが個人的な意見です。

韓国産オオタナゴ

これも韓国では普通種だと思いますが、もちろんネイティブ!

まだ真剣には攻めていませんが、ライギョと生息地が被っていそうなので箸休め的な感じで狙いたいかも。

韓国産タイリクバラタナゴ

韓国北部で釣れた純血タイバラです。

日本の移入タイバラとも雰囲気が違い、さらに韓国北部と南部で少し系統が違うという意見もあります。

この他、カネヒラも日本と同じ種とされていますが果たして……。

いずれにしろ、釣れたら写真は残しておきましょう!

その他、未釣獲のタナゴとしては、チョウセントゲタナゴやクムガンイチモンジがいます。

さらに、生息地が限られ、そして見分けも難しいというレア種ソムジンボテ。

最近になっていきなり新種認定された通称・韓国タビラなどなど……。

近そうで遠い(と思う)韓国タナゴ・コンプリート、来年は何としても!

中国(40種以上)

いよいよ本丸!

Googleマップが使い物にならず、レンタカーも国際免許では運転できないなど制限が多い中国。

ネットで探した資料によると40種類ほどのタナゴが記載されていました。

おそらく今後も研究が進めば進むほど増えていくと思われ、コンプリートアングル的には底なし沼の国。

間違いなくタナゴ釣りのラストフロンティアです。

国土の広さも相まって開拓難易度は最も高いと思われますが、モノは試しと、まずはアクセス良好な上海へ行ってみました。

印象としてはタナゴの魚影がやたらと濃い!

街中の公園で、水路で、タナゴ以外の魚を釣る方が難しいぐらいでした。

話によく聞く中国の汚染問題ってなんだ?って感じ。

ハッキリ言って日本の方がヤバイです……。

カラバラタナゴ

上海で釣れた種は韓国とも被るのでサクっと行きましょう。

これは韓国のウエキゼニタナゴと同種。

めちゃくちゃいます!

中国産タイリクバラタナゴ

カラバラが多すぎて逆に釣るのが難しい大陸のタイバラです。

中国産オオタナゴ

オオタナゴは水質の違いか色のトーンが濃く素晴らしかった!

20センチ級もいるとかで、ランカー狙いも楽しそうです。

コウガイタナゴ

そして、韓国ではまだ釣れていないコウガイタナゴ(チョウセントゲタナゴ)もキャッチできました。

しかも、これら4種、すべて同じポイントで撃ちどころを変えただけというボーナスステージ。

上海だけかもしれないけど、中国はまさにタナゴ天国!

ひとまず来年以降は韓国のコンプリートを目標に中国で釣りたいタナゴ3種を『DearMonster』の0系統シリーズ(のべ竿シリーズ)とともに追いかけてみたいなと考えています。

ちなみにタナゴはロシアやモンゴル、ベトナム、ヨーロッパにも生息し、どんどん新種が登場してしまうという状況。

先人達によって「未知」だったり「日本人初」が無くなりつつある怪魚枠

ですが、タナゴならまだまだイケる。

魚は小さくても、自力開拓で釣れた喜びはデカイよ!

<関連ページ・レポート>

近畿地方在住。2センチのメダカから2メートルのピラルクーまで、そこに魚がいれば竿を出さずにはいられない釣りオタク。大人になり少しばかりの時間とお金を手にしてからは、小学生時代に作った「死ぬまでに釣りたい魚リスト」をコンプリートすべく、南米のピラルクー、北米のキングサーモン、アフリカのナイルパーチなど五大陸を旅する。海外遠征だけでも全21回、14か国を数えた。近年はオオサンショウウオに指を噛まれ、大怪我したのをキッカケに小物釣り(のべ竿)の世界にドハマリ。サイズや数以上に、とにかく「種」に重きを置いたスタイルは、ウルトラライトゲームへと拡大。マイナーすぎて価値が伝わらずとも、未だ見ぬ珍魚を求め釣り歩く。