“巨体”という才能。186cm105kg……旅するギガントピテクス(超大型巨人)・田中善也という男。

皆さまはじめまして。

この度フィールドテスターに就任した田中善也(タナカゼンヤ)と申します。

初回レポートということで、まずは簡単に自己紹介を……。

愛知の田舎で生まれ育った僕は、近所の水路で魚を捕まえてはスケッチを取るような毎日を過ごしていました。

保育園の蔵書の図鑑でペリカンウナギに一目惚れしたり、浅場に打ち上がったサカタザメの死体を拾ったりしてスケッチブックが積みあがっていったのですが、今思えばアレが怪魚との出会いですね。

そういった原体験やたしなむ程度の釣りは携えつつ、その後の学生時代の興味はもっぱらバンド活動にバイク。

良く言えば多情多感(および多動)でした。

……前置きが長くなりましたが、「怪魚」との再度の出会いは大学卒業時。

ちょうど弟の高校卒業と被っていたために、卒業旅行として兄弟ふたりでタイに飛んだのです。

僕らがタイに行ったのは2017年の頭。

メコンオオナマズの釣り堀として最も有名な「ブンサムランフィッシングパーク」が移転の佳境を迎えているタイミングでした。

そんな状況とも知らずにブンサムランに立ち寄った僕らに「金はいい、二人で出せるだけ竿を出していいからとにかく釣りまくれ!」「リアカーが魚でいっぱいになったらトラックまで運んでくれ!」と、とにかくナマズを釣りまくった(釣らされまくった?)僕ら。

釣り堀なので当たり前なのですが、「怪魚って、釣れるんだ……」とそこで何かのスイッチが入ったんだと思います。 

タイ帰国後はすぐに社会人になってしまった僕ですが、新卒で就いたのは偶然長期休みを取りやすい職場。

就職から3年間でコロンビア、ウガンダ、オーストラリア、スペイン、セルビア……等々、Dear Monsterを携え、10か国程で釣りをすることができました(以下レンタルタックル等ディアモン以外の釣果も含みます)

……そんな最中での、世界的なパンデミック。

転職先で、海外出張と怪魚釣りの両立を模索し始めていた僕には大打撃でした。

そんな悶々とする状況で転機をくれたのが、いち早く国内のオフショアビッグゲームに力を入れていた古田テスター

一度しか会ったことのなかった彼と2人で乗合船に乗り、僕はそこで「MX-∞」にアベットという、海外ブッコミで慣れ親しんだ組み合わせで人生初のカツオをキャッチ。

2度目のスイッチが押された瞬間でした。

その後の古田テスターとの遠征頻度はすさまじいもので、GTキャスティング帰りの那覇空港で「じゃ、来週のヒラマサは福岡空港〇時集合で!」なんて会話をすることが当然のようになりました。

そんなこんなでオフショアビッグゲームの経験としてはまだ4年程度ですが、この4年は古田テスターと間違いなく誰よりもフルスピードで突っ走ってきた自負があります。

狙うターゲットも巨大化・難化していく中、現在の僕の体躯は186cm/105kg。

鉄棒をケーブルマシンとギンバルに接続して夜な夜なトレーニングをしたり、ひたすらメシをかっ食らったり。

ルアーやタックルが「巨大化」するユーザーの皆さまやテスターがいる一方、僕は自身の「巨大化」にも努めたいと思います。

そして、現在テストに参加しているのは、大型マグロやカジキ類、ドシャロー激流のGTも見据えたGIGASシリーズの最強モデル。 

仕舞50cm、現時点で130kgクラスをキャッチできてはいますが、竿の性能をフルに引き出せたといえるファイトとは程遠かったため、さらなるテストと研鑽を続けます。

思えば最初の怪魚(メコンオオナマズ)から、GIGAS(パンガシウス・ギガス)でした。

今後、何卒よろしくお願いいたします!

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中京・愛知在住。対象魚の大小(代償)を問わず、日本狭しと飛び回り、フットワーク軽くアマゾンへも釣行。コロナ禍を契機にオフショア・パワーゲームに注力。モンキススタッフ陣とも親交が古く、GIGASシリーズの縁の下の力持ち的存在。身長180cm台後半・0.1トン級の恵まれた体格を活かし、更なる高みを目指し筋トレに勤しむ超大型巨人(ギガントピテクス)。