「HUNTERS HT-6×4S」で“ビッグベイト・メバル”。富山のホタルイカパターンを再構築。

こんにちは!テスターの川合です。「HUNTERS HT-6×4S」で富山の春の風物詩、ホタルイカパターンのレポートです。

2月~5月頃にかけて、富山湾では地元で“身投げ”と呼ばれるホタルイカの大量接岸が起こります。

新月大潮で気温が高く、南風が強く吹く日。

そんな条件が揃う日、ソワソワするのは僕だけではないはず。

ホタルイカパターンのターゲットになる魚種はメインのクロダイをはじめ、メバル、シーバス、キジハタ、マダイなどなど……この時期はフィシュイーターの種類がとにかく豊富。

モンキスのロッドでは「HT-6×4S」がこの釣りに対応でき、4段階マルチレングスの中でも最長レングスの7フィートモードで使用することが多いです。

昨年2021年は4月段階でクロダイ2桁を達成。その後は”釣り方”に拘ってみました。

ルアーは、ホタルイカにマッチザベイトの7~9cm、10g前後のシンペン系が定番です。

やり込み、慣れ親しんだ釣りではありますが、ややマンネリ感も否めず……昨年は新しい可能性の検証に、少し違った角度からも釣りを展開してみました。

“ホタルイカの群れ”を意識して、1、2、3……4連結は、ウナギ型の4連結プラグでいいんじゃないかと。

まずはホタルイカ型ルアーの2連結から。やはり単体と比べてバイト数は落ちるものの……ここぞというピンでアベレージサイズより一回り大きいメバルがヒット!

個人的にいつも気にしている掛かり所は、2連結では後ろでした。単体だとフロントフックに掛かることの多いメバルですが、2連結にすることによって新たな発見が生まれ、バイトゾーンやカラーなど考えることが増えて……釣り自体が楽しくなりました。

その後も釣行を重ね、歳なしに迫るクロダイをキャッチ!フックの掛かり所は前回のメバルと全く同じ、襲ったのは後ろ側。

予想より早い段階で目標の“ビッグベイト・メバル”(&クロダイ)が達成できたため、3連結を飛ばし、以後4セクションのジョイントルアー(23センチ・28グラム)を意識的に多用してみました。

結果……カサゴは好反応。

ルアーを何だと思ってバイトしてきてるのか……やはり群れとしてアタってくるとしか、口に入りきらない、自分より大きな23センチのルアーにヒットする理由が説明つきません。

状況によって、写真のケミホタルを付けることによってバイト数やバイトの出方が劇的に増えたり減ったりしました。

掛かり所は、前だったり、後ろだったり様々。

メバルやチヌ以外も、この時期の富山の魚は高活性。ホタルイカをたらふく食べ、肥えたシーバスがヒットすることも。

春の富山の魚はホタルイカをたらふく食べているので、コンディションが良い魚種・個体が多く、ロッドは「ちょっと強いかな?」くらいが、想定外の大物がヒットした際に悔しい想いをしなくて済みます。

その点でも「HT-6×4S」なら安心で、結果的にキャスト重量も40グラム前後まで背負うことができるようになるため、釣りの幅が広がり、こういった遊びも可能になるのです。

〆は僕が地元で1番思い入れのあるキジハタ!この魚も、アベレージを大きく上回るサイズでした。

釣れた魚を振り返ると、意識的に大型ルアーを使用することで、サイズを選べたような……今後も継続的に検証を重ねたいと思います。

気づけば「HUNTERS HT-6×4S」による“ビッグベイト・メバル”の延長線上に、クロダイ・カサゴ・シーバス・キジハタを加え、“ビッグベイト・ライトソルト”で5目釣りを達成していました。

昨年はショアからの釣りが多く、7フィートモードを基本にしていましたが、今年はアプローチ方法を増やし、マルチレングスをフル活用して楽しみたいと思います。

春はもうすぐそこ。

数、サイズ、そして”釣り方”……全て楽しめたらなぁと思います。

次回、ホタルイカパターンの更新は今年の魚でレポートします!

1996年、富山生まれ。小学2年生で釣りを始める。程なくルアーフィッシングに目覚め、国内外に視野を拡大。19歳の時、職場での事故で右手を大怪我。利き手でロッド操作ができなくなるハンディを背負うが、釣りへの情熱を失うことなく、むしろ”労災怪魚ハンター”と開き直って、繰り返される手術の合間に世界を釣り歩いた。社会復帰後はほぼ毎日、「HUNTERS」を手に地元の海に”キトキト”の(旬の)魚を追いかけながら、遠征ペースも落とさない釣りジャンキー。 2022年現在、海外だけで計10回、9か国に釣行。好きな怪魚はラテス属(アカメ属)。