あの日のパプアニューギニア釣行記。-Dear Monster黎明期の旅-(中編)

こんにちは、広島の津田です。

以下、2015年のパプアニューギニア釣行レポートの「中編」です!

2部作の予定が3部作になってしまいました……(笑)

↓「前編」を未読の方はこちらを先にどうぞ!↓


……日本出発から3日目、ようやく釣りを出来ることになりました。

(とは言え、これはかなり順調な方ですが)


岸際には上の写真のように植物が覆い被さっていたり、倒木が入っていたりします。

パプアンバスはその植物の影や倒木等のストラクチャーに付いている事が多く、故にファイト中にストラクチャーに巻かれる事も多くある魚です。

前編でも紹介しましたが改めて、今回のタックルを。

【タックルデータ】

メイン(ルアーキャスティング)

Rod:「Dear Monster MV-65

Reel+Line:Abu POWER CRANK + PE 4+50LB/SHIMANO スピードマスター201+PE6+60LB

河口・海(トローリング含む)

Rod:「Dear Monster MX-71」(仕舞寸90cmの「MX-7」最初期仕様)

Reel+Line:SHIMANO スピードマスター201+PE6/SHIMANO カルカッタコンクエスト401+PE8+80-100LB


メインとなるルアーはこのあたりです。


ボートが進むスピードに合わせて、「MV-65」で岸際にビーフリーズ100SPを打ち込んでいきます。

すると……「ガンッ」と1発目のバイト!

これまで体感した事のないタイプの突っ込みに少し焦りながらなんとか船まで寄せて来たファーストフィッシュは、縦縞がはっきり残る小型のパプアンバスでした。


パプアンバス/「MV-65


このサイズでも口の中にはしっかり牙が。

幸先の良いスタートにココロを踊らせ、同じようなポイントにルアーを入れていきます。

すると……。


マングローブジャック/「MV-65


ハタ系の魚/「MV-65

このハタは、日本での和名など正確な種類までは分かりませんが、シャローで良く釣れました。

飽きる事なく魚からの反応はありますが、なかなか本命は続かず。

1日目はそのまま終了となりました。

釣った魚は村へ持ち帰り、芋とセットで晩飯になります。

この地域では芋・米・魚など全てをココナッツオイルで煮た「だけ」で食べます。

食べれるだけで有難いんだけど……炎天下で釣りをして疲れた体には塩分が欲しい……。

塩を持参して正解でした(笑

この国に限らずですが、奥地へ遠征される際には塩を持っていく事をおススメします。

翌日は大型に狙いを絞り、初日とは別の川の河口の広いエリアでトローリングも織り交ぜた釣りをする事に。

タックルは必然的に「MX-71」(「MX-7」最初期仕様)に変わります。


ハタ/「MX-71」(「MX-7」最初期仕様)

この日もハタは高活性。


GT/「MX-71」(「MX-7」最初期仕様)

そして小型のGT(ロウニンアジ)も!

実はこのGTを獲るまでに少し大きい個体にルアー2個破壊されてます。

針・ルアー・ライン・ロッドの中でリストラップのリップ部分が一番弱くなってしまったんですね。

後悔しない為にも補強必須です。

「さあここから!」と息巻いたのも束の間、そこから反応が全く無くなりガソリンも底を付いた為、早めに上がってガソリンを買いに街まで戻る事に。

その道中、パンクで立ち往生し、同乗のシンナー中毒者に絡まれ、アジアとはまた違うダルさを満喫して釣り2日目が終了。

そして3日目は特に変わり映え無く、4日目に。

ここでの釣りはこの日が最終日です。

ここまで、パプアンバスは5~8ポンドの小型がアベレージでした。

最終日ももちろん大型に狙いを定めて出船。

1日目と同じ川の更に上流を目指しました。

この4日間でタックルは、

MV-65」+スピードマスター201(PE6)に絞られていました。

マングローブジャック/「MV-65

まずはジャックからスタート。

その後、何本か小型のパプアンバスを追加して日も高くなった頃、

リストラップに明らかに今までより重たいバイトが……!

MV-65」でファーストランを何とか耐え、適度にプレッシャーを掛けながら魚をシャローから深場へ誘導し、ゆっくりボートへ寄せて……。

ボガでキャッチ!!!

パプアンバス/「MV-65

この旅最大の13ポンドのグッドサイズでした!

マックスサイズと比べるとまだまだ小さな魚ですが、自分にとっては納得の1匹!

ガチガチタックルだともう少し魚が暴れたかもしれませんが、「MV-65」は曲げて獲るイメージで魚をコントロール出来ていると感じました。

リストラップにはしっかりと歯形が。

この魚を最後に、ファーストアタックは終了。

翌日に拠点の村から街へ戻りましたーーー。


……以上「中編」はここまで!

次回「後編」ではパプアンバスとは別のターゲットを狙います。

それではまた!

<関連ページ・レポート>

中国・四国地方在住。釣りは幼少期から始め、小中高とシーバスやショアジギングに明け暮れる。20歳から海外遠征を始め、アジア諸国・オーストラリア・パプアニューギニアなどに釣行を重ねる。魚のみならず生き物全般が好きで、初めてのターゲットとの出会いは、そこに至るまでの過程を大切にする。アカメを手にするまで9年間高知へ通い続け、紆余曲折を経て巡り会った初めての1匹が、135cmであった。趣味はキャンプ。釣りがオフになる冬の週末は、山に籠っていることが多い。「考えるより感じろ」がモットー。