2024年一気語り。現行モンキスモバイルロッドで狙ってみたヒラスズキ。

関東の殿河です!

今回は今年タマンと並行して力を入れた磯ヒラゲームについてレポート!

モンキスロッドに磯ヒラでベストな竿あったっけ?

答えは……笑

ですが、「Shinkirow AITHRIA 88/92MHS」を中心にDear Monsterの「MX-7S」と「MX-9S」を使い分けて一年間やり通しました(時々他社製ロングロッドも使用し、使用感の確認も行いました)。

調子や硬度はある程度なんとかなりますが、物理的限界になるのはレングスの差。

こと磯からの釣りに関して、短が長を兼ねることは無い。

……モンキス・モバイルロッドの現行モデルの中から上記長尺モデル選んで使用、もちろん“ベスト”な選択ではありませんでしたが、それぞれ“ベター”なシチュエーションは存在していました。

この経験を元にモンキスロッドに磯ヒラベストなレングスのロッドがラインナップされるかも?

イベントでもロングレングスが欲しいという声は多数お聞きするし……。

とりあえず今ある現状の中で模索し続けた僕の磯ヒラYEARご覧ください。

2月は、以前のレポートにもあるように五島でAITHRIAとMX-9SL(MX-9SグリップにMX-7Sブランクを合わせたもの)を使用し、満足の釣果を得ることができました。


ここでの使い分けとして足場の低い磯では「AITHRIA」の92ロングモード 抜き上げが必要な場所では“9SL”(「MX-7S」ブランクに「MX-9S」グリップ)を使いました。

パワー的には「AITHRIA」の方が上ですが、磯という環境上、シングルフットガイドには不安を感じる場面もあるので激磯が想定される場合は“9SL”を選択しました。

そんなこんなで2月は70㎝くらいまでを8本キャッチし、続いて3月。

関東に引っ越して新エリアでの磯ヒラ開拓。

身近な三浦半島と伊豆半島をうろつき、なんとか1本50㎝くらいのをキャッチしました。

この個体、ほぼ自分の力で開拓し、前日同じシモリでバラシていたこともあって、完全に読み通したタイミングでキャッチできたこともあってサイズに関係なくとても嬉しく記憶に残っています。

そして4月5月6月はヒラスズキのハイシーズンですがほかの魚も続々とシーズンイン。

キハダマグロ&タマンに集中し、毎週末離島遠征に行っていたこともあり、ヒラはノーキャッチ。

気を取り直して7月。

関東の釣りにも慣れてきたので、ここらで一発大型回遊魚を狙って沖磯でも行ってみようかと、伊豆へ。

が、予報以上の風で足元には濃いサラシが。

脳内がヒラスズキに占領されているので、本来の狙いを忘れてそそくさとサラシ撃ち。

ここでは、事前に足場が高いことと、魚のサイズが大きいことを聞いていたので、「MX-PROGRESS 15」を追加して9.1ftにした「MX-9S」で。

ティップはヒラスズキには硬く、軽いルアーも飛びませんが、魚は足元のサラシでヒットするので有無を言わせず3回ほど追い合わせを入れて、速攻でブチ抜き御用。

70㎝ほどの太い個体を2本キャッチしました!

やはり外洋の魚はパワーも重量もそれなりなので、強靭なバットも必要ですね。

その後、他社製の2ピース11ftも使ってみて小型ながらキャッチ。

分かってはいたものの、やはり長いロッドはそれだけで安心感が違いました(磯際に立たなくて良い、ラインメンディングがしやすい、ルアーの飛距離などなど)

そんなこんなで7月は3本。

ちなみに使っているルアーは12㎝~14㎝のミノー中心のヒラスズキど真ん中セレクト。

サスケ烈波、チョビー、X-80マグナム、TKLM120などなど。

だいたい20g前後で、偶にスピンテールやジグヘッドなど30g前後のルアーも使用します。

続いて8月。

さすがに水温高くて厳しいか?という感じでしたが、台風発生とのニュース。

まだ距離は遠いし、適度なウネリは入るな。誰も降りない磯なら魚は残ってるかも?

考え、気付けばロープで崖を下っていました……笑

所為激磯ではロッククライミングさながらのアップダウンがあるので、両手を空けてのエントリーは絶対条件。

となるとマルチピースロッドも絶対条件。


航空写真から磯の足場は低いことが予想されたので、セミハードケースで「AITHRIA」を保護しつつ、水とリール、ルアーを防水のバックパックに入れて向かいました。

が、やはり夏。

磯の歩いて行ける範囲のサラシは片っ端から探りましたが、ノーバイト。

もう帰ろうかなと、諦めかけていると足元でムーンサルト。

これまたかわいいサイズでしたが、夏でも釣れるのは大きな収穫でした(暑い時期は魚が弱りやすいのでなるべく水から出さずに撮影してます)。

そしてそろそろ活気が戻ってくる9月。

ここからは「AITHRIA」メインで。

春に開拓したポイントを巡り、小型ながらぽつぽつとキャッチ。

なかなか爆発しない状況でしたが、青物混じりで65㎝頭に3本キャッチ。

10月になっても水温が高く、サラシにショゴがついておりなかなかヒラスズキに辿りつかず、2本で終了。

11月、時折良い南風が吹き出して、水温もやや下がり三浦や伊豆でも良い感じになって来た?家の近くでも割とコンディションの良いのが釣れたし。

と思っていたら海の中はまだ夏のようで……。

それに加えて出張も重なりなかなか磯に立てずに11月後半に。

現状19本(メバル狙いでのラッキーヒットは除く)。

もともと年間で50本くらい釣る予定だったしデカくて太いヒラスズキが釣りたいなぁ。

ここらで九州遠征でも組んじゃうか!

と急遽、対馬行きが決定したのでした。笑

次回は、こちらの遠征を中心にレポートしたいと思います!

それでは!

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関西地方在住。幼少期より磯釣り好きの父・祖父の影響を受け成長した、国内外を飛び回るロックショアマン。大学院では近年関西で増殖する外来魚を研究、日本の釣りの未来に想い馳せる知的一面も持ち併せる。バイクや車弄りの趣味が昂じて、車中泊仕様にカスタムしたマニュアル軽バンで釣りに調査に走り回る日々。「MX-9S」「MX-7S」を軸とするスピニングタックルメインのスタイルで、「ロックショアをもっと安全に楽しめるよう、マルチピースロッドを未来の主流に!」と情熱を燃やす。