春から関東在住のの殿河です!
先に見せちゃいますが、近々再販の「MGX-∞S G.T.Gorilla」(以下適宜ゴリラ)で良いキハダキャッチしました!
そんなこんな、今回は4月から7月下旬まで移り行く季節に乗じて、毎週末あちこち走り回ってキャッチした魚たちをレポートしていこうと思います。
まずは「2024上半期・前編」として、4月から5月の2か月について。
学生時代よりも時間は無いはずなのに何故か就職してから釣行日が増加し遠征ペースアップしました。
金曜18時から、月曜午前0時までの「54時間」がフリータイム。
その54時間を有効に使えれば、良い魚に出会える。
さらに言うと、本気で釣りに取り組もうと思えば週末も、終業後も出勤前でも魚は泳いでいるので狙えます。
仕事が忙しいから、平日で疲れているからは言い訳。
平日より過酷な土日を過ごしても、月曜の夜に泥のように寝れば復活。
火曜の晩からコソコソ近所の海へ出掛けて、水曜、木曜に南風が吹けば朝練として磯へ繰り出し、その夜にダッフルバッグへタックルを詰め込む。
金曜ソワソワしながら仕事して定時後に遠征スタート!
休日とは?息抜きとは?自問自答しながら船、車、新幹線に乗り込み、脳と身体を最大限に使って動き回り、魚を追いかける。
社会人になって時間が有限になったおかげ?で、短時間で最大限の釣果を得るためにより一層集中して釣行できていると思います。
多分数年後には流石にペースは落ちるだろうから、後悔しないように今の内にできることを目いっぱいやっておく。
いろいろ経験を積んでおけば、歳取ってから魚探すのには苦労しなくて済む……これをモットーにアクセル全開で動いております。(笑)
……ということで4月。
連日ショアからキハダが上がっているという話を聞きつけ、早速突撃!
半信半疑で船に揺られていましたが……いざフィールドに立ち、キャストすること数投。
スプラッシュを上げながらこちらに向かってくるポッパーの後ろに黄色く長いヒレ……が見えた次の瞬間、水面大爆発!
マジでデカい石投げたみたいな飛沫。
おもいっきりフッキングを叩き込みファイトスタート
幸いこちらに頭が向いた状態で喰ってきたのもあってドラグをほぼ出さずに直線的に寄せて2分ほどで足元へ。
一気に浮かせて空気吸わせて勝負あり。
が、魚影を見て仰天。
デカーイ。
いきなり45キロのキハダをキャッチしました!
ギャフ掛けに走り回って下さった方、快くマグロ解体して下さった宿のご主人ありがとうございました!
ロッドは、「Dear Monster GIGAS MGX-∞S G.T.Gorilla」。
リールはSTELLA18000HGにPE10号、リーダー180lb、ルアーはダックダイブ F230でした。
この魚でスイッチが入り翌週もその翌週も訪れましたが、キハダはヒットせず。
変わりに「KEARSHI 72/77MS」や「MX-9S」でイカやカンパチが遊んでくれました。
現在売り切れ中の上記2本も、9月には再販と聞いてますので、お探しの方はもう少々お待ちください。
……なんとか平日の食料を確保したところで、翌週はお誘い頂き、外房ヒラマサキャスティングへ。
が、船中一本の激渋展開であえなく撃沈。
この釣りは通えば、理解度も深まりそうなのですが、「今自分が注力すべき釣りではないな」と一旦諦めて、やはりキハダが気になるのでその次の週末にリベンジマッチ決定。
やはりショアに拘りたいのです。
宿のご主人に「また来たの!? もうマグロ終わったよー」と、悲しい一言。
その言葉通り、初日は日暮れまで投げ倒すも全くの無反応で終了。
本当に終わったのか?
しかし海流図を見れば、黒潮がブチ当たっているのでマグロいるだろ!
と翌日も暗い内から投げ始めると、ジグをキャストしていた友人にヒット!
20㎏くらいの個体で惜しくも足元でバラシてしまいましたが姿を確認し、やる気MAX!
無心で投げ続けて午前7時ごろ、遥か沖でマグロがトビウオを跳ね飛ばしているのが見えました。
そろそろ来るか?
更に集中してキャストしていると、着水地点から数アクション目で横からルアーを咥えたキハダが「ボフッ!」という異質な音と共に大ジャンプ!
まるでイルカのような魚体が空中でスローに見え、水中に消えたと同時にドラグが引きずり出されてファイトスタート。
ファーストランを凌いだと思ったら、そのままセカンドランへ、魚の重量感は1匹目と同じくらいですが、引きが全然違う。
見事に右に左に引き回されて10分ほどで見えた魚体には口元と胸鰭辺りにフックが掛かっていました。「これは浮かないわ~」と思ったら、そこから更にサードラン(汗)
ビビビッという竿に伝わる振動と共に疾走するキハダへ更に5分ほどプレッシャーをかけて少しずつ距離を詰めていくと、ようやく大きく円を描いて旋回しながら浮いてきました。
足元で暴れる巨体へのギャフ掛けもかなり難しく、苦戦しながらもなんとか掛けてもらい、引き揚げたのは51キロ!
背ビレ、尻ビレの長く伸びたかっこいいキハダでした。
前回の45キロから約一か月で自己記録更新。
釣れているタイミングで畳みかけて遠征して良かったなと、つくづく思いました。
タックルは状況を把握した上で、前回から少しだけ変更。
ロッドはその頃発売になったばかりの「Dear Monster GIGAS MGX-8S King Monkey」(以下適宜モンキー)を使用。
ゴリラからモンキーへの変更で、ややパワー(破談強度)を落としつつも、~100gのルアーを軽快に扱える高弾性ブランクを生かして飛距離アップ!
リール以下はほぼ同じ、STELLA18000HG、PE10号、リーダー170lb、ルアーはダックダイブ F230(フック込み約100g)で使用しての体感に ります。
実際、ヒット地点も着水から数アクション目、50mほど先の潮目が走っている辺りだったので、飛距離アップがしっかりと結果に繋がったように思います。
こちらも宿のご主人に解体して頂き、その後暫く自分の身体はマグロで出来上がっていったのでした(笑)
調子に乗ってその翌週も行きましたが、さすがに終了した模様で、丸2日ノーバイト。
先述した「週末54時間」をぶつけ続けた2024年の上半期のキハダラッシュは、こうして終幕しました。
神出鬼没なキハダが短期間に2本上げられたことは、かなりラッキーだったと思いますが、ファイトの良い練習になったのも事実。
磯から同等のサイズキャッチを目標に、今後も遠征のペースは落とさないようにやっていきます!
マグロの次はタマンへと気持ちが切り替わっていくのですが、それはまた次のレポートで!
2024年8月現在、2匹目51kgをキャッチした「King Monkey」は残数僅か、1匹目45kgをキャッチした、よりトルクフルな「G.T.Gorilla」も9月には再生産を予定しており、先しばらくは選べる状況が見込まれるので、遠征中心のオフショアアングラーの皆さんにはこれを機に検討いだだければと思います。
そして、地磯に両手を空けてエントリーできる大きなメリット、渡船利用時にバズーカ不要、チャカ着け時の荷物受け渡しの時短にもなりますので、是非、僕のようなロックショアアングラーの皆さんにも検討して頂きたいロッドとなっております!
強度は折り紙付き!
実際に、岸からでも、50キロ級のマグロまでしっかりキャッチできました!
従来のロッドと同パワー感覚で使えて、現状唯一無二の6ピース、究極的携行性能を誇るパワースピニング。
一度使うと、マルチピース、モバイルロッド以外は考えられなくなりますよ~(笑)
(「2024上半期・後編」へ続く)
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