まるで気分はサクラマス?本州河川にて「MX-7」でサケを狙う!

皆さんこんにちわ!

気温もだいぶ下がり、いよいよ冬が始まりましたね。

暑いのが好きな私にとって、冬は一番苦手な季節でもあります。

ただ季節の移り変わりがあるからこそ釣れる魚がいるのも事実。

今回は少し前になりますが、関東から新潟までひとっ走りサケを釣りに行った話を書いていきたいと思います。

通常河川内でサケを釣る事は出来ないが、鮭の有効利用調査が行われている河川がある。

抽選に当たれば参加料を払い、決められたエリア、時間内でサケを釣る事が出来る。

昨年は応募を忘れで参加出来なかった事もあり、前々から非常に楽しみにしていた。

しかし、今年は記録的な不漁らしく遡上数がかなり少ないらしい……。

厳しい戦いになりそうだが、初めての釣りという事でワクワク気分で釣り場に向かった。

仕掛けは20g前後のスプーン+タコベイト+カツオorサンマの切り身が定番。

スプーンをアップ気味にキャストし、ボトム付近をゆっくり漂うわせるイメージ。

まるでサクラマスを狙っているようだ!

底を転がしすぎると根掛かりが多発するので注意が必要!

朝イチに期待し、1時半ほどキャストを続けるも何も起こらない…

やっぱり今年は難しいのかと諦めかけていた時、下流に入っていた友人にヒット!

慎重に寄せてくると銀色のフレッシュなサケが水面に浮いてきた!

魚影は薄そうだが、ポツポツ鮭はいるようだ。

誰かが釣れると一気に釣り人の活性が上がる!笑

ここぞとばかりに集中してキャストを続けていると、ダウンに差し掛かかったあたりでモゾッとした違和感!

「根掛かり?」と半信半疑でラインテンションを掛けるとゆっくり動き始めた。

『魚だ!食った!食った!』

釣り場に一気に緊張が走る。

強い引きをいなしながら慎重に寄せてくると黒い魚影が水面に浮いてきた。

いい感じに渋めの婚姻色が…ってまさかのコイ!笑

しかも95cmとメーターには届かなかったが、自己記録更新のかなりの良型!

そりゃ引くハズだ!

寧ろサケ釣るより嬉しいかも!笑

外道のはずの巨ゴイにすっかり満足し、ゆったり釣りを再開すると対岸の浅瀬でサケの遡上を見つけた!

雨が強く降り始めていたが、思い切って対岸に移動することに。

移動して早々別の友人にヒット……も数秒でフックアウト。

魚はいるようだ!

集中してリトリーブを続けているとモゾっとスプーンが止まった!

スイープ気味に大きくゆっくり合わせを入れると魚が首を振りはじめた。

「今度こそサケだ!」

先ほど巨ゴイとファイトした事もあり、慌てず冷静に魚との距離を詰める。

そして浅瀬に誘導して勝負アリ!

婚姻色の出た念願の綺麗なサケ。

ようやく手にする事ができた。

サクラマスやイトウもそうだが、本流でデカいサケ・マス類の魚を釣るのはロマンがある。

中々釣れないが、その分感動が大きい!

その後キャストを続けるもノーバイトでタイムアップ。

やはりワンチャンスを逃すと厳しいかったようだ……。

オスは持ち帰りが可能だが、私が釣ったのはメスのため没収……泣

尻尾に切り込みが入るのがオスの特徴との事。

献上したサケの代わりに特産品を頂きました!笑

MX-7」など、様々タックルはローテーションしたけれど、スプーンで底を感じるのに適度な張り、そして流れの中で大型のサケの引きをいなしつつ、確実に寄せてくるパワーを踏まえると、河川内でのサケには「MX-7S」が自分としてはベストかなと思う!(今回は諸事情あって手元になかった)

より飛距離が欲しい方は「MX-PROGRESS 15」をはじめ、ブランクを延長するのも良いかと。

今回のメインターゲットはサケだったが、新潟方面に来たら会いに行かなければならないヤツがいる。

そう、ウケクチウグイだ!

3年前に初めて釣ってから、何だかんだ毎年釣りに来ている!笑

新幹線のような流線形の魚体が流れの中からルアーに飛びついてくるのが堪らなく面白い。

今年は「MV-55」で仕留めたウケクチウグイ!

10cm前後の中型ジャークベイトなどを用い、国内で、巨大過ぎないターゲットを狙い撃ちするなら、この竿の出番だ。

最高級のトルザイト&チタンガイドセッティングで、ディアモンのラインナップでも最高位の操作性を誇るモデル。

ご時世柄リングはSiCに変更されたがその分グリップ分割機構が搭載された発展モデル「MX-55」でも同等の仕事がこなせる。

今回は「MX-PROGRESS 15」を追加してレングスを延長して使った。

少し増水していて反応が薄かったが、今年もウケクチウグイに会う事ができた。

おそらく来年も会いに来る事になるだろう!笑

そう思えるくらい私にとって魅力的な魚なのだ。

今回何とか目的のサケを釣り上げる事が出来たが、遡上数が少なくかなり苦戦した。

また来年爆釣を期待してリベンジしたいと思う。

北海道までサケ釣りに行くのは厳しい……という方はぜひ、近年全国的に増えつつある有効利用調査に参加してみて下さい。

苦戦か爆釣か、そこは運次第です!笑

ではまた!

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関東地方在住。大学時代に訪れたタイの釣り堀りをきっかけに海外釣行に開眼。卒業後「働き出したら出来ない釣りと冒険をしよう!」と就職を3年遅らせ、南米、東南アジアをバックパッカーとして釣り歩く。資金捻出にインドネシアで半年間働いた際、現地言語を習得。以後、語学力を武器にジャングルの最奥部まで入り込む様は、名は体を表す“ターザン”(田山)のそれ。自称“華より泥が似合う、茶色系マルチアングラー”として、魚種問わず国内外を駆け巡る。