こんにちはテスターの竹内です。
北海道は秋が深まり、あっという間に雪虫が飛び交う季節となりました。
この時期になると毎年、「渓流の大岩魚も狙いつつ、巨大舞茸も発見する!」という目標を立て、渓流という大きなフィールドで楽しませてもらっています。
秋の深まりに伴い、前回レポートで触れた松茸(舞茸より少し時期が早い)とセットで採れることも……。
これからデカ岩魚目指して釣りに本気モード、というタイミングでのデカ松茸に遭遇……まぁ良きかな。
このように、僕と同じく川釣りプラス、アンモナイト(化石)採集だったり、野鳥観察、砂金掘りなど、魚プラスアルファとして、釣りとセットで川を歩いている方も少なくないと思います。
一度の釣行で両者とも思い通りの成果が出ることは稀ですが、自分なりの渓流の楽しみ方とでも言いますか、その季節ならではの“セット釣行”というスタイルを楽しんでいます。
秋の川沿いは茸の発生にとても良い環境で、多くの種類の茸が目に止まります。
中でもこの時期に多いのがナラタケやヌメリツバタケ、ユキノシタなどが多いです。
釣りを通して茸にも興味を持った方も良く聞きます。
茸のハンドブックを片手に渓流へ出向くのも良いでしょう。
山深い渓流には原始林も多く残され、川岸には樹齢300年を超える大きなミズナラも目に付きます。
今回のターゲットはそんな巨木の根元に発生している舞茸。
渓流で岩魚を釣り上がりながら、周囲の巨木の根元を確認しながら……という「一つの事しなさいや!笑」と自虐したくなるような、なんとも忙しい行動を繰り返し行います。
体力は普段の釣行の2倍以上消耗するので、根気と体力勝負になります。
「今日こそ大岩魚を!」と意気込んで釣り上がるけれど、いつの間にか、片手に納まるサイズの岩魚でもその綺麗な魚体で心が満たされていく…。
ロッドはプロトの渓流ベイトフィネス系ロッドに、メインルアーはセルビア製のマトルアー。
ロッドはまだプロト段階ではありますが、張りの具合が絶妙で小型ルアーの操作性が良く、渓流から源流域まで効率良く攻略するのに重宝しています。
半日釣り歩いた終点ポイント近く、これまで見て回った中で特に大きなミズナラを発見!
道中、何度も期待しては肩を落としてきましたが、「今度こそ!」と願いを込めて巨木(生木)に近寄ると、やっと待ち望んでいた光景に辿り着くことができました。
計4株の舞茸を収穫。
岩魚は川によってその姿、模様、色など異なることと同様に、舞茸も発生する木によって一つ一つ形態が異なります。
舞茸と岩魚、似ていますね。
双方、奥深い魅力を感じます。
舞茸は採取のタイミングがとても難しく、良い状態が保たれている期間は僅かで、まだ未熟であったり、すでに古くなった舞茸を目にする事も多いですが、今回の釣行では良い状態の舞茸を採ることができました。
釣行の終点ではリールを外しショートロッドを畳み、「ロッドソックス450」(写真は旧タイプ)へ。
険しい山の斜面を舞茸を担いで降りたり、長時間かかる帰路では両手が空くことで体の負担が軽減され安全に帰ることができます。
今回のような釣行では、タフで、かつコンパクトに持ち運べるパックロッドが必要不可欠で、ハードな山行であればあるほど、DearMonsterシリーズの良さを感じることができます。
今年の北海道の秋はとにかく茸が良く発生し、舞茸に限らず沢山の恵みをもたらせてくれました。
茸に深追いし少々茸に重点を置いてしまいましたが、茸の季節(10月以降)に渓流のトラウトが禁漁にならないのは、北海道ならでは。
本州の方からは羨ましがられるこのような渓流行、北海道在住である地の利を活かした釣りスタイルを、今後とも磨いて行きたいと思います。
さてさて。
晩秋に突入し、釣りもニジマス狙いのエリアへシフト……幸先の良い一本目は、「DearMonster MX-7S」で獲った、秋色深まる体高ある雄。
これから寒波も入り河川の釣りは厳しくなる一方、これからより深みへ移動するトラウトには的が絞りやすくチャンスが増える場合もあります。
「MX-7S」はビッグトラウトにも十二分に対応できますので、北海道および釣りが可能な河川では是非、チャレンジしてみて下さい。
それでは!!