しゅうやです!

先月情報公開させてもらった新型『HUNTERS』、周囲の同世代からも良いリアクションがいただけていて、ホッとしています!
今回は昨年秋の韓国遠征でのNEW『HUNTERS』の活躍を紹介していきます。
11月初め、タイリクスズキを求めて、2025年3度目となる韓国を訪れました。

2025年1月と7月、これまで2回遠征の経験からスピニングロッドの必要性を強く感じていました。
理由はシンプルに、ボトムの釣りを展開したかったから。
また、道中タイリクスズキ以外の魚を狙うことも視野に「HT-7×4S」を導入。
結果的に言えば、8割の釣りをこの竿で展開し、ほぼ100%、釣果はこの竿によるものとなりました!


時系列を追いながら、詳しく解説していきます。
まずなにより、個人的にこの製品の恩恵を受けたのは、 持ち運びと取り扱い面での強度。
第一世代「HT-6×4S」(通称“ロクヨン”、左下)から大きくアップデートされた点として、 「HT-7×4S」通称“ナナヨン”(右下)ではガイドがオールダブルフットになり、 いままでネックだったスピニングロッドの大口径ガイドの持ち運びに大きな安心感が生まれました。


All W-Foot Guide Setting(AWF)/オールダブルフットガイドセッティング

「軽量化」と「高感度」、現代フィッシングロッドの2大キーワードに逆行する設計。重視するのは、単純な実釣性能ではなく、そのパフォーマンスを全世界で発揮すること、発揮し続けること。使う前から壊れていては話にならない。実際の使用に際しても、ラフに扱える安心感は、釣り人の潜在ポテンシャルを解放する。
搭載機種:『HUNTERS』、『Dear Monster』(テレスコモデルを除く)、PEAK-HUNT
Since 2012
ガチャっとまとめてバックの限られた空間に捩じ込むパッキングにおいて、 もはや必須条件となるAWF(オールダブルフットガイド)。
釣り旅では竿の重さや繊細さ以前に、 現地で安心して扱える安心感のほうが明らかに必要です。
到着前に折れたり曲がったりなんて、 釣り以前の問題になってしまいますからね!
大切な道具を丁寧に扱うことは、 人として当たり前のことですが、 その感覚は対イレギュラー、 対トラブルのフルコースとなる釣り旅に置いて、 どうしてもカバーしきれない側面があると思います。
まず身を守ることが優先された状況で、 道具の安全まで気を使えますか……?
大袈裟ですが実際そのような場面は、 驚くほど多くなりがちだと思います。
……デザイン・最終仕様の固まったプロトが届いた直後、家族旅行で西表島に行ってくる機会がありました。
釣りがメインでは無いこともあり、 強度テスト(魚をかけての強度ではなく、 持ち運び、 取り扱いでの強度……笑)という名目で、 意図的に雑な扱いをしてみました。


バスや船に持ち込んだり、 背中に紐で縛り付けて沖磯まで泳いだり、 畳んでズボンに挿して山登りしてみたり……暑さでぼーっとしたまま歩き、 ガイドを壁に擦り付けてしまったり、 ぶっ込み中想定外の大型に竿を引きずられたりしても……うん、 大丈夫!笑

国内外問わず、 魚に出会うチャンスをより広げてくれる“強さ”をしっかり備えています。
こういう“ついで”旅で重宝したのは、『HUNTERS』の真骨頂ともいえるキャパの広さ。
荷物の8割は釣り具……にはできない中、こんなルアーを、全て「バックパッカー」これ1本で使っていました。

自身で使ってみた範囲内では、モンスタースライダーやアマペン、ジグミノーなど160mmサイズ50g前後 までを快適に扱える上限とし、時には3gのスプーンやジグヘッド、スピナーなどまで、 “ロッドバランス を変えつつ” 使えます。
そう、この竿の目玉は、 その可変システムの数。
第一世代「HT-6×4S」より始まった4段階変長のレングス幅を拡張、第2世代「HT-7×4S」では最短5’8″ftから最長7’6″ftまでに広がり、加えてグリップ分割&再構築構造(MGC)の搭載され、モード数が最大 12仕様へとブレイクスルー、飛躍的に増えました。

Module Grip Concept(MGC)/モジュールグリップコンセプト

……ここまでだけでも、 釣り旅ロッドの頂点と言えるでしょう笑
ロッドバランスが変われば、 扱う側の感覚も変わり、 このようにとてつもないキャパで、多くのルアーに合わせることができるのです。

具体的な状況にあわせての組み合わせを紹介していきます。
考え方は極めてシンプル。
自分はリールとメインラインはすべて、「アルテグラ C3000HG」「PE1 号」 で統一。
リーダーの太さでルアー&対象魚に適応、太さは8〜40ポンド程度まで様々持ち込みしました(旅の先輩方は3ヒロ程度ずつ5ポンド刻みぐらいで、それぞれジップロックに入れるなりして持ち込んでいます。カートリッジが嵩張ると)
……前置きが長くなりましたが、いよいよ話を韓国遠征へ。
大から小まで様々、こんなルアーを投げるイメージで出発。

「帰ってきた!」とでも言いたいタイリクスズキを狙う大型河川のポイントは、7月段階で大潮の干潮・満潮で下見済みのロックエリアで、場所によっては水深が5m以上の急深ブレイク絡み。
足場は少し高く、ピックアップやランディングでは、手前の大きな石を回避したい状況。
ここでは最長レングスの7’6”ftの(Mode.8)で、飛距離と高い支点を確保。
リーダーは30lbで20g前後のバイブレーションをローテーションしました。
まだ暗いうちに到着しましたが、地形は前回の釣行で把握済み、幸先よくヒット……あれ?斑点がない。

夏には1匹もいなかったマルスズキ(タイリクの血が薄い?)っぽい個体。
太陽が上がってからも、夏にはかすりもしなかったウグイが連発……。

10匹に1匹くらいの割合で明確に斑点の入ったタイリクスズキも混じりましたが、サイズが伸びない。

11月を選んだのは、韓国にも落鮎パターンがあるはずだと……下流域から中流域に移動し、NEW「HT-6/7“Bushman”」に持ち替え2〜4オンスのビッグベイトを投じますが、明確に見かけた鮎は1匹だけ。

後で現地アングラーと答え合わせしたところ、来るのが遅過ぎたようです(汗)

下流に戻ってもウグイにニゴイ……撮影に徹していた小塚さんも、新番手「HT-6X “Explorer”」でお遊び開始……2人して諦めモード。
現地アングラー曰く「ウグイが元気になるほど水温が下がると、スズキはダメ」だそうです。



シジミの名産地、伝説級の大型タイリクスズキの写真を背景にシジミフルコースを食べ、英気を養います。

中流(落鮎)と下流を行ったり来たり……対岸にわたり、潮を変えて数日粘り……カマツカ(?)追加。

ロングキャストでブレイクを逆から攻める……第一世代(ロクヨン)から最長レングスが半フィート伸びた(だから“ナナヨン”)ことで、遠投性も上がっているように感じます。

飽きない程度に“タイリクの血が濃い”タイリクも釣れましたが、概してこのサイズ……目指すメーターオーバーは来シーズンに持ち越すことにし、移動を決めました。

7月には第一世代の「HT-6×4S」、通称“ロクヨン”でソコソコのタイリクスズキをキャッチしたこのポイントと、釣り方。
ロッドのアクションやパワー感はそのまま第2世代「HT-7×4S」に継承されているので、諸々参考にしてみてください(7月はメタルバイブが尽き、安物バイブを現地購入して釣りました)
気持ちを切り替え、訪れたは今回初訪問となるベイエリア。
「この時期、韓国で大型タイリクが“混ざる”としたら……」と現地アングラーに情報をもらったポイント。
いきなり景気良く水面を割ったのは、たぶん日本のスズキと同種のマルスズキ、現地名「ノゴー(ン)」。

オープンエリアで中型ペンシル、ミノーを使い、広範囲に誘っていく展開。
160mmサイズのペンシル、ミノーを中心に、リーダーは40lb。
ルアーの重さで十分な飛距離は確保できる ため、長さは確保しつつも操作性と入力の伝わりやすさを優先し、エクステンションバットを抜いた7’1’’ft(Mode.7)を使用して魚をキャッチしました。

時系列は前後しますが、この7’1’’ft(Mode.7)では、後日、河川オープンエリアでメタルバイブを遠投し、大型のソガリもキャッチしました!

ベイエリア、海がらみの秋スズキとなれば……自分的には6オンスのジャイアント、一応持参した「Shinkirow PEAK-HUNT 81/810XHC」の出番。

ビッグペンシルやジョイクロマグナムでもバイトをもらいましたが……色々ありまして。
「やっぱり『HT-7/8』欲しいなぁ」というマインドを得て、移動!
続いては大河川の中流域。
大型タイリクスズキはいい時期の宿題として、この時期現地アングラーおすすめの、メタルバイブを使ったスカイゲイザー(空に向けた口、の意)ゲームを楽しむことに。

韓国名は「カンジュンチ」。
この時期、深場に溜まる魚を5~7gの小型鉄板バイブをリフト&フォールで狙います。
リーダーは細めの8lb。
フォールの時間を伸ばして細かいアタリを拾うため、 今回も支点を高くするべく7’1″モード(Mode.7)から釣りスタート。

しかし、 どうしても拾いきれないアタリがあり、 ルアーサイズも考慮して#4(ロングブランクスのバットセクション)をアウトし、逆にエクステンションバットを入れた6’1″(Mode.2)へ変更。

この“再構築”が功を無し、連発!
明らかにフォールの感度と操作性が上がりました。
同じ釣り方で、魚種的にはナマズや、ちょっとイカつい印象のフナもキャッチ。


スカイゲイザーのポイント(深み)を探しながら釣り歩いたタイミングでは、ビーフリーズのジャークでバスやハス(コウライハス)もキャッチ。
とにかく魚種数はどんどん伸びていきます……笑。


次は車で移動し、足場の高いロックエリアに到着。
感度重視の6’1″ftのショートレングスはそのまま、7~12gと少しルアーウェイトを上げ、足場も高くなったことで、フロントグリップを上下入れ替え、ダウンロック(Mode.5)へ切り替え。

リールシートが少し(1インチ程度)下がることで、バランスがティップダウンへと変わり、この足場、このルアーウェイとで、ルアーの軌道がより繊細に変化。
リールの位置でロ ッドバランスを整えるイメージです。

毎投のように反応があり、タックルセッティングでアタリを“出す”感じ。
ここまで苦戦してきた分、日本では釣れない魚が、それも連発で釣れるのは最高に楽しい一時でした!
バスのミドストとか、アジングとか好きな方は、絶対ハマる釣りだと思います!

その後、同水系上流域へ移動。
メインターゲットは同じくスカイゲイザー。
しかし釣り方が大きく変わり、 夕まずめのシャローエリアでフィーディングする個体を、 小型ポッパーやペンシルで狙う釣りに。
リーダーは同じく8lbそのまま。
細かい操作を必要とする展開では、 まずは最短となる5’8モード(Mode.1)を使用。
さらにティップを下げての操作では、こと厚着のこの時期、 グリップエンドが少しだけ服に当たるのが気になり、リールシートを上下入れ替えて、5’8″dt(Mode.4)へスイッチ。

同じ5’8″ftの最短レングスでも、Mode.1(ダウンロック、リールを下げ締める意)からMode.4(アップロック、リールを上げ締める意)へと♯6(リールシート)を上下入れ替えることで、リールシートが下がる分、少しだけグリップエンドが短くなります。
いわばMode.4は超操作系モード。

この場所では、3gほどのスプーンやミノーまで使用。
5ft台で扱いやすくなる小型のルアーをローテ、釣りまくりました笑(近く、動画でお見せします)
夕まずめには図らずも同エリアでソガリが連発!
足場の高さや狙いどころ(遠投大事)次第で今一度エクステンションを追加し、6’1″(Mode.5)で今回の遠征を〆くくる……ことなく、翌朝マズメも飛行機の時間ギリギリまでカンジュンチを楽しみました笑

……このように、想定外のエリアを前にする旅先で、水深やベイト、足場、誘い方に合わせて、一本の竿でアジャストできる「HT-7×4S “Backpacker”」。
僕自身はまだ試せていませんが、エクステンションバットをグリップに挟めば(Mode.3/6/9/12)、インショアジギングなどボートからのバーチカル用途にも対応できると思います。

11月の韓国、狙いのタイリクスズキに関してはサイズに不満を残しましたが、それでも終わってみれば、タイリクスズキ(小型)、マルスズキ、ウグイ、ニゴイ、カマツカ、ラージマウスバス、ナマズ、コウライハス、フナ(キベリオフナ?)、ソガリ、スカイゲイザーと、1週間弱の旅で計11種、2桁釣りを達成していました。











ほとんど日本国内で出会えるような顔ぶれですけども笑……毎日美味しい韓国料理を食べながら、“旅”で出会うのは、楽しかったです。

なんらかの理由でメインターゲットがハマらなくとも、こんな竿があることで、これほどの魚に出会える事実。
たとえ国内のよく知るエリア、ホームフィールドでも、その日の水量やベイト、風、時合いなど、刻一刻と変化するフィールドに対応できる強さは、釣り人がいちばんよく知っているはず。








モンキスユーザーさんならお分かりだと思いますが…… 『HUNTERS』は『Dear Monster』と『Shinkirow』のいいとこどりですからね! 笑
軽さや感度を売りにした竿があふれる中で、専用ロッドとは異なる、確かな現場主義が詰め込まれたNEW『HUNTERS』 。
ぜひ携え旅に出て、だれよりも多くの魚に出会ってみてください!

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