ビッグベイトでなら小バスでも嬉しい、むしろ小さいなら小さいで感動する……シュウヤです。
以下「前編」の続きになります!
10月になり、今度は東京湾のボートシーバスの撮影にも協力させていただきました。
「今年発売はしないみたいけど、撮影では使って良いみたいだから……ヤバい状況だったら例の“シャイグラ”で絞り出して!」と小塚さん。
出船前、衝撃の事実が判明。
中古屋で形状にビビッときて購入&使ってきたのは180mmでしたが、なんと230mmのマグナムサイズが目の前に!
「釣れない理由が無い」
……朝まずめ、1投目でミッション終了。
上写真は陽が完全に上がってから、再度シャイグラでム釣ったシーバス。
実際の1匹目の写真は残っておらず……まぁ「シャイグラでなら、後でまた釣れる」という確信に近いものがありました。
小塚さんも朝まずめ、「毎度苦戦続き、今回は釣れる時に確実に釣っとく!」とシャイグラで1投目キャッチ……こうして、無事、僕のヒットシーンが使う必要はなくなりました笑(上画像は動画から切り出し)
この日の模様は、既に川合さんの視点でもレポートされているので、ご参考までに。
ロッド的にはオレンジ色繋がりで、HUNTERS縛り。
「HT-∞∞」を軸に、適宜「HT-6/7」で必要な魚を獲る小塚さんと、事実上「HT-6/7」1本でやり切った僕……という感じ。
カメラが回っているにしては比較的高活性だったこの日も、1日の中で“シャイグラ”でもバイトが止まる状況がありました。
そんな時にトモ側にいたスタッフさんが今年日本発売のソフトスイムベイト(3Dギザード大、10ich)で2連続バラシ。
すかさず自分もボックスにあった同ルアーの小サイズ(7ich)を投入して、ドン!
それを受けて小塚さんもギザード小のカラー違いで続く!
レンジなのか、波動なのか、もちろん言い切るまでには至りませんが、確かにシャイグラ(ハード系グライド)ではダメで、それでもギザード(ソフト系グライド)なら食ったタイミングがあったことは間違い無いです!
夕まずめには「カメラマンさん自身も使ってみてくださいよ!」と小塚さんから提案が。
釣り好きカメラマンさんも、シャイグラを投げれば、この笑顔。
最後の最後に川合さんにもシャイグラでドラマがありましたが……既に動画用カメラは片付けた後だった、という良い1日でした笑。
参考までに、視界に入る範囲に浮く他船と連絡を取り合っていた船長の電話が聞こえてきましたが、「◯◯で1チェイスあったよ、そっち(自分たちの船)どう?」と言った、決してイージーな1日ではなかったようです。
僕らの船に関しては、完全にルアー(シャイグラ)がハマっていた印象。
こうして、カメラマンさん自身もノリノリで編集してくださったのだろうなーって動画が、こちら。
刻々と変化する状況の中、“正解”を同船者みんなで協力して探り当てた……ボートゲームならではのチーム戦的な面白さも感じました。
翌週は、LCCのポイント(有効期限間近)を消化すべく北海道へ。
「HT-26」で延べ竿ヒメマス……からの九州へ直行!
網走市を出た次の日には、 鹿児島県にいました(この北海道遠征も濃い時間となったので、 また別の機会でまとめようと思います!)
いよいよ大詰めとなったSAVAGE全国ツアー2023、締めは近年一部で熱狂的なアングラーがいる 「シャークキャスティング」。
文字通り、 ルアーでサメを狙っていくのですが、 ジャイアントベイト以外は見向きもされない世界。
自分は、直前の北海道からの寒暖差に驚きつつ、なれない釣りにひたすら勉強……。
特大ルアーを投げ続け、 疲労が溜まっていく中、 突如サメが現れ水面のソフトスイムベイト(パルステールトラウト)を掻き回す!
この時の様子は、僕も動画に登場しています。
ポイントを休ませる意味で、合間で楽しんだ南方系オフショアの釣りは、 個人的には初めての経験!
ここで手堅く(?)アヒル、曰く「撮影の最低中の最低ラインはクリアしたかな?」と小塚さん。
ここぞと吉田さんもロッドを握り、サベージ製小型スイムベイトで巨大なダツ(オキザヨリ)を追加。
上写真、 モンキスらしくて(?)めちゃくちゃお気に入りです!笑
当日はスチール撮影(写真)担当で乗船していた吉田さん、“得意はないけど苦手が少ない”「MX-7S」で魚が釣れるシーンをアシスト!
自分もこのタイミングでは割と本気で(小さいルアーも使って)魚を獲りに行ったんですが、2人のタイパの良さには勉強させてもらいました。
……以後、巨大なパイク以外マジで投げなかった小塚さん笑。
「明日は風で船出れるかなー」という不安を残しつつ、1日目が終了。
下船後。
「会ってみたい人がいるんだよね」と小塚さん。
「彼は別格。最初に会ったのはもう10年以上前かな、川でビッグベイトだけ投げてる中学生がいて、自分の船に乗って……“覚醒した”って感じだと思う笑」と船長。
その夜は、“彼”を囲んで、みんなで夕飯へ。
“彼”こと、シャークキャスティングのパイオニアにご教授いただいたのは、 「これは釣りなのか?」と固定観念がぶっ飛ぶレベルのタックル、 ライン、 ワイヤー……。
全てが狂気的すぎて、 まるで海外に遠征したような特大インパクトを覚えました。
「パイクも、もう少しアクションが……」
日本未発売にもかかわらず、既に注目・投入済みだった事実にも驚き。
こうして、どうなったか、以下の動画で笑。
“縛りは人を強くする”、小塚さんにとっても新しい閃きに満ちた釣行になったみたいです。
この九州滞在では、 川上テスター(以下、川上さん)と初対面。
貧乏旅話(なかなか書けるようなものでもなかったり?笑)で盛り上がったり、翌日からの熊本・ヤマツリフィッシングフェスを前に新ブランド「Shinkirow」に実際に触れて勉強したり……。
今までの遠征では得ることのできなかった良い緊張感があり、 学びの多い九州行となりました。
総括になりますが、 こうした撮影では“縛り”釣りになる展開がほとんど。
“縛り”があるから釣れない場面もあると思いますが、“縛り”があるからこそブレず、結果として好釣果に恵まれる展開を何度も見ました。
小塚さんが時々口にする、「縛りは人を強くする」をとても実感する経験になりました。
こうして、中古店でのシャイグラとの出会い、SAVAGE GEARとの旅もキッカケに、 今年から本格的にハマり込んだビッグベイト・シーバス……そしてその先に広がっていたジャイアントベイトシーバスの世界。
海外ルアーあるある、サベージギアのルアー全てが日本のフィールドでにベストマッチとは言わないけれど、だからこその試行錯誤の日々が、釣り人を成長させるのは間違いない、かと!
“縛り”は僕を強くした……僕とシーバスの秋2023、詳細は次回レポートします!
<参考ページ・レポート>