多い年では年8万km走行……酒巻的車選びと、車釣行でもDear Monsterを選ぶワケ。

夜も少し冷えてきて夏の終わりを感じて少し寂しくなってきましたね、今年の夏は充実しましたか?

念願だった北海道の利尻島と島根県の隠岐島に行けてホクホクしています、フィールドテスター酒巻です。

利尻島、「MX-6」でクロソイ

さて、今回はどんな車に乗っているの?とよく質問をいただくので、釣りだけでなく様々な生き物を追っている僕なりの答えを紹介をしたいと思います。

ズバリ僕が乗っているのは普通の軽自動車。

2013年から車遠征を開始して最低ラインで年間4万km、多い年だと6〜8万kmを毎年走ってきました。

近年は5万kmにいかない年も出てきましたが、ポイントを見つけるまでの精度が上がっているのかな!?なんて思ったりもしています。

大きい魚よりも、ピンポイントで生息している小さな魚の方が難易度が高いことも。

誘ってもついてきてくれないような生き物探しや、一般的には無茶な遠征が多いためか、ソロ遠征になりがちな僕としては高速代(ETCは軽自動車と普通車で値段が違う)や燃費が良い、カーフェリー代が安いなどなどに魅力を感じています。

税金などの維持費が若干安いのもいいですよね。

カーフェリーで最北端の有人島・北海道の礼文島でウグイ(ライトに行きたいという事で「MX-6」)

片道1300kmドライブ、有明海で「メカジャ」ことミドリシャミセンガイ掘り。

通過は含まず何かしらの用事で降り立ったというカウントで全都道府県各7回以上行っていて現在8周目

全都道府県で魚を釣るチャレンジなるものも達成していたりもしますが、まだまだ薄いエリアもあるので機会があればより深めに行きたいところ。

釣りに限らず、両生類や爬虫類探し、水族館巡りなどもやっていたりするので、アレコレ寄っていたら気づけば結構行っていました。

同時進行でやっている水族施設巡りは250館を越えました。

車旅の良いところは自分のペースで好きに旅をアレンジできるところ。

行きに急遽寄りたい場所に行ったり、目的地で見たいものがアッサリ見れたらいきなり路線を変えて楽しむ事ができたり。

飽きっぽく集団行動ができず衝動的に遠征をしている僕にピッタリだなと思います。

また、生き物にたどり着くまでの行程として自走で行く事によって旅の中の自分の比率が上がって、達成感が増す気がするのも燃えるところであります。

有効利用調査に参加して「MX-7S」でサケ……。

そしてよく言われるのが、山に生き物探し行っているならジムニーに乗ったら?というもの。

地元の山開拓に全力を注いでいるならそれも選択肢だなと思いますが、

土日往復1400km運転や、GWの9連休で7000kmの遠征を経験すると、ある程度の乗り心地も重要だなと感じていて、高速走行を含めて安定して走れる車の方が疲れないというのも強みだと思っています。

イジれば解消されるよ!などと言われる事がありますが、そんなお金があるなら遠征にツッコミたい!!笑

そうなるとハイエースやSUVも遠征向きと言われますが、これは確かに遠征には良さそうですが、逆に山の生き物を探す際に林道流す時に結構不利で、ガードレールのないすれ違えないような細さの山道を30分駆け上がったら崖崩れで行き止まりでした、なんて事も割とあるので、夜中にクッタクタな状態でバックで同じ距離戻れないわ……という技術面の問題でやめています。

というか軽自動車ですら何度も脱輪して立ち往生する経験をしているレベルなので、大きい車は無理だなと確信しました。

春はサンショウウオのシーズン。

2時間睡眠からの仕事→1日普通に寝てまた翌日は2時間睡眠で仕事ってな感じで地元周辺の山を開拓。

だいたい往復3時間以上のポイントの為、翌月のガソリン代に毎年震えています(笑)。

車旅だとパックロッドの必要ある?なんて言われる事も多いんですけど、軽自動車だと車内が狭すぎて、むしろパックロッドが活きてきます。

とりあえずたくさん積んでおいて現地で好きなセッティングに変えられたりもしますし、そんな魅力もディアモンスターシリーズにはあると思います。

パックロッドの利点は飛行機旅だけじゃないぞ!と僕は強く感じています。

普段からやる釣りや探す生き物によって全然変わってくると思いますが、僕の範囲だと今のところ軽自動車がベストという感じになりました。

最後に余談ですが、長距離運転して疲れないの?という質問も多いのでコツをお答えすると、自分の睡眠サイクルを理解しておくというのがかなり重要だと思います。

3時間寝るとこれくらい運転できる、とか、自分の催眠サイクルが何時間なのか把握するだけで、効率よく仮眠をとる時間がわかったりするので、日々それの理解と調整だと思います。

あと渋滞回避能力もかなり重要で、精神を擦り減らす混む時間は諦めて走らず、たくさんの人が動く夕方は寝てしまって、道が空いている時間にフィールド散策しながら帰ってきた方が遥かに有意義だと思います。

会社の出社時間までに会社にいればいい訳ですからね(笑)。

会社務めの人は会社に迷惑をかけない程度に、事故を起こさない程度に無茶して楽しんでいきましょう!!!

関東地方在住。生物飼育好きの引きこもりだったが、小塚が熱帯魚雑誌に寄せたムベンガの釣行記を読んでフィールドワークに開眼、ディアモンスターを手に日本各地を回るようになる。際限がなくなる海外はあえて手をつけず、国内にこだわり、その深みを追求。一般企業の会社員として週末限定ながら、自家用車の年間走行距離は毎年4万kmを超え、定点観測的に訪れる都道府県は毎年30以上。魚の大小問わず、魚以外も両生類や爬虫類などいずれも1匹との感動を大切にして、山頂から深海まで、金曜の夜から月曜の朝まで、フィールドをウロウロしている。