タコ“も”なら「MX-7」、タコ“を”なら「MX-∞」。

なっつです。

最近は春の陽気でとても暖かくなってきました。

釣りに行かれる方も増えてきているなぁと釣り場に行く度に実感します。

SNSはInstagramのみを行なっていますがフォロワーさんから頂く質問の中にタコ釣りに関する質問を多々見かけます。

そんなわけで、今月は私が好きなタコ釣りに関して、私なりのハウツーを紹介します。

まず私がよく釣りをしているのは、基本的には最寄りの釣具店で紹介されている近場の漁港がメインです。

波止や、足元に組まれている石積みの駆け上がりを狙います。

中でも、海藻が絡んだり牡蠣などの貝類が多数付着している所は、より丁寧に探ります。

使用するルアーの重さは30g~40gが多いです。

私はタコ釣りにおいて底をしっかり取る事を意識しているので、割と重たいものを好んでいます。

使用するラインはPE4号~6号、ショックリーダーは80lb~100lb。

上の写真のような駆け上がりでは、PE直結では擦る事があるのでリーダーを組み、それも割と太い番手を使用しています。

リールは、ドラグ力があり、ハイギアのものが使いやすいと思います。

ハイギアのリールだと、「タコ、乗ったな?」とアタリがわかるようになれば、張り付かれる前に底から掻っ攫う事ができます。

ロッドは、私の場合はDear Monsterの「MX-7」と「MX-∞」を使用しています。

この2本は比較的大きめのガイドセッティングなので、太ラインのFGノットの通りがいいのも、好んで使う理由です。

これからタコ釣りを始めるなら、守備範囲が広い「MX-7」が私のオススメになります。

MX-7」だと私は昼はバスを釣り、日が暮れてからその帰りにナマズを釣り、最後は海に寄ってシーバスやタコ釣り……と、様々な釣りを1本で堪能できる竿だと思っています。

MX-7」でのタコ釣りは、遠くに投げたり、広範囲を数多くキャストして探る時、波止の上から底を叩くシチュエーションで多用します。

重さ30g前後のルアーで、ラインがPE4号、リーダー80lbのセッティングが多いです。

MX-7」は適度に曲がる竿なので、楽にキャストできる上に、タコが乗っても違和感を与え難いかなと感じます。

張り付かれる前や穴に持ち込まれる前にアワせると底から攫いやすいです。

……さて、ここから少し踏み込んで行きますが、タコを釣るようになると色々なシチュエーションを経験していくと思います。

多いと思うのが「タコが張り付いて取れない」というシチュエーションです。

タコのアタリは根掛かりと区別しにくく、「根掛かりかな?」と確かめている間にタコが違和感を感じて張り付くことが多々あります。

対応策としては、まずは張らず緩めず、タコの動向を感じ取れるテンションを保ちながら、動き出したタイミングで一気に剥がす……これが今までの経験上、1番キャッチ率が高いです。

それでダメなら、次は無理矢理タコを剥がしにかかります。

ある程度のサイズであれば剥がせますが、1kg超級は張り付かれたら殆ど勝ち目がないです。

そんな大型のタコが多い時期やポイントでは、メインは「MX-∞」。

使用するラインもPE6号以上、リーダーは100lbで、ルアーの重さは40g以上を使っています。

MX-∞」のブランクのバット部は力があるので、結構な数のタコを無理矢理剥がしてくれています。

私が狙う波止や石や岩などの駆け上がりは、タコが潜みやすいと同時に、引っ付きやすくもあり、穴に逃げ込みやすくもあります。

太いラインシステムと「MX-∞」があれば、安心してやり取りできるのです。

そして、私が「MX-∞」をタコ釣りにオススメする理由は、ブランクのパワーだけではありません。

約250g、このパワークラスの竿としては突出した軽さが、大きな武器になっています。

一般的なボトムパンピングのみならず、時には底を取りながら竿先をシェイクさせ、ルアーを揺らし誘いながら巻きの釣りを展開する状況もあるのですが、そんな時でもとにかく竿が軽いためシェイクしやすく、疲れない。

グリップエンドは脇に挟める長めの設計で、それによるバランサー的効果もシェイクの疲労軽減に一役買っていると思うのですが、脇に挟んだままの体勢で、そのまま思いっきり合わせることができます。

長めのグリップエンドは、タコを剥がす際にも力が入りやすく、やり取りしやすいです。

波止の上から下に落として底を叩く際も、「MX-∞」はそのバットパワーに対して、意外なほどティップが入るため、違和感も与えにくい印象です。

“硬い”というより、“強い”というイメージ。

大型のタコに、とても力を発揮してくれます。

タコは底から攫われないように周りに張り付いて抵抗し、その際に沈んでいる木や落ちてるワイヤ石などを抱えて上がってくることもありますが、タコの重量プラスアルファのものを引き上げる際にも、ロッドは強い方が有利になります。

今の時期は海藻が多いので、タコを探るのに底を引いているとルアーに海藻が絡まって重くなることもあります。

その時も「MX-∞」ならティップで海藻をちぎれるパワーがあるので、手返しが良くなります。

MX-7」だとティップがグッと入ってしまうので、この辺は使い分けですね!

1本でタコ釣り“も”やってみたい方は「MX-7」で問題ないと思いますし、タコ釣りにおいて1本でさまざまなシチュエーション攻略したい方、より大型のタコを釣りたい方には「MX-∞」がおススメです

タコ釣りで外道は多くありませんが、たまにはこんなゲストも(笑)

夜釣りだとまだまだ冷え込む日もありますので、「Dear Monster パーカー」など、暖かい格好でお出かけくださいね!

バスフィッシング好きの母の影響で釣りを始め、幼少期からサビキ釣りなど手軽な釣りはもちろん、乗合の船釣りも経験する。学生時代に参加した国際交流サークル活動では留学生達との異文化交流を通して、釣った魚を食べる楽しみにも気づく。サークル仲間と軽自動車をカーシェアして移動することが多く、混み合う車内での快適性を求め、様々なパックロッドを模索する過程で「ディアモンスター」に出会う。メインターゲットはライギョ・ナマズ・タコ。釣り以外の趣味は読書、映画鑑賞、キンギョやライギョやナマズなどの飼育。