柔らかくてもしっかりディアモン。「MX-5S」で色々釣ってみた!2024(淡水編)

こんにちは!大学生テスターの禾です。

今回は、Dear Monsterシリーズの「ミディアムライト 」スピニングロッド、「MX-5S」を国内の色々な釣りで試してみたので、その様子をお届けします!

この竿を、国内の遠征の様々な場面で使ってみて、強く感じたのは「懐の広さ」でした。

MX-5S」が属する「ライトスピニング」というジャンルは、どうしてもフィネス特化なイメージを持ってしまいます。

しかし、流石はDear Monster。

遠征先で必ず遭遇する、想定以上にヘビー(もしくは想定以上にフィネス)な釣りでも「なんとかする」ことができる、非常に「旅的」な竿だなと思いました。

現に、一本の竿で源流イワナから中型ヒラアジまで、無事釣りあげることができました。

今回の記事では、ひとまずライト目な淡水での釣りの様子をお届けします。

まずは、バス釣りでの使用感です。

ハイプレッシャーなダムにて陸っぱり。

この日は連日の雨の影響でかなり濁りが入っていました。

友人に高比重ワームを用いたボトムジャークの釣りを教わり、見様見真似でやってみると、良型がヒット!

約一年ぶりのバス釣りでしたが、ビギナーズラックがリセットされていたみたいで、自己記録更新の52.5cmでした。

PEセッティングも相まって、「もぞもぞっ」というバイトが明確に伝わってきました。

高弾性カーボンを用いたShinkirowシリーズには流石に劣りますが、実釣に十分な感度があると感じました。

最近はあまり細糸の繊細な釣りをやっていなかったので、いつものゴリ巻きスタイルで魚を一気に寄せちゃいましたが、普段からバス釣りをメインでやっている友人は「それでよくバラさなかったね」と驚いていました。

パリッパリの高弾性ロッドよりも、「MX-5S」ぐらい魚に追従してくれてバラシやブレイクを軽減してくれるロッドの方が、僕みたいな雑な人間にとってはありがたいです(笑)

次は、渓流での釣果。

今年は少しだけ源流イワナ探しに手を出してみました。

1.6グラムのスピナーから5グラムのミノーまで用いました。

流石に渓流専用のロッドに比べるとパワーが強い印象を受けますが、見た目以上にティップが柔らかいので軽量ルアーもピンキャスト可能でした。

個人的には3グラム〜のミノーが扱いやすかったです。

中流域では可愛いサイズのアマゴがヒット。

登っていくと、イワナが増えていきます。

沢によって全く違う模様が現れるのが、本当に魅力的ですね。

イワナ探しにハマってしまう人が多いのも納得です。

友人のガイドのもと、ハードスタイルな源流イワナにもチャレンジ。

入渓点までの長い山歩きや藪漕ぎをする上で、パックロッドはもはや必須な感じでした。

入渓後もかなりハードな道のりで、たびたび竿先を岩や木に当ててしまいましたが、やはりこういうラフな場面を想定して設計されたディアモンを使っていると安心感があります。

この沢では、赤系の岩肌に染められた、かっこいいイワナたちに出会えました。

自作ミノーで良型が釣れたのもあって、とても嬉しかったです。

最後に、近畿地方で採取した、こちらの個体。

今シーズンの個人的ベストイワナです。砂地の沢が生み出した、メタリックな白色系でした。

この沢は川幅が50cm程度とかなり狭かったですが、これほど資源が少なそうな水域でも細々と命を繋いでいるイワナたちに感服しました。

下山後、着替えてみると、僕も友人もヒルにやられていて絶叫しました(笑)

以上、MX-5Sを用いたライトな釣りの紹介でした。

後編では、「MX-5S」を用いたもう少しヘビーなソルトの釣りをご紹介します。

ぜひご覧ください!

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大学入学時に3Dプリンターを購入、以後3年間ルアー設計に明け暮れてきた頭脳派ルアークリエイター。都心への通学に際しモバイルロッドを導入、机上の空論ではなく、日々のアーバンフィッシングでトライ&エラーを繰り返す。2023年、講義中に閃いた構造アイディアを検証するため、ビッグベイトシーバスの世界へ。先入観に囚われない柔軟な発想と、自ら生み出したルアーの力で、初年度から高実績を重ねている。長期休暇は離島へのロックショア釣行など日本全国へ遠征、在学中に海外への挑戦も計画中。