











「3本で、全世界を釣る」
2012年に始まった『Dear Monster』という旅。
“Challenge for Activity”(行動力への挑戦)
かつてないレベルで、携行性に優れたタフな竿。
これがあれば大丈夫、という最低限の装備。
「旅(バックパッキング)とは、何を持っていかないか、である」
とするならば、釣り旅の最適解が、この3本だった。

……時流れ10余年。
2025年現在、モンスターキスのロッドのラインナップは40機種に迫る。
うち汎用性の高い『Dear Monster』シリーズの中でも、殊更に守備範囲の強い3本。
「この3本があれば充分」……そう謳った初期三部作には、
いつしか“ディアモン御三家”というニックネームがつけられて、
タフで携行性に優れた竿が当たり前になった現在も再生産を重ねている。

千変万化の大自然、情報の無しで異国の地に飛び込むということ。
情報や道具に“釣らせてもらった”んじゃない、
求めていたのは“自分で釣った”と思える手応え、試行錯誤の余地だった。
“Most adaptable to change”(変化に最も対応できるモノ)
あらためて言語化してみよう。
あの日、『Dear Monster』が目指した“自由”を。

<概要>
『MRX』シリーズは、既存の『MX』シリーズのブランクスをあえてそのまま使用し、小塚拓矢が個人で発売する別注仕様です。生産ペースや販売体制は株式会社モンスターキスが販売する通常モデルとは異なりますのでご注意ください。
<価格>
『MRX-6』・・・54850円(税込)
『MRX-7』・・・54850円(税込)
『MRX-∞』・・・59850円(税込)
※『MRX』シリーズ内で2本目以降の購入には、1本につき1万円お値引きさせていただきます(過去“リピーター割”と呼んでいたサービスになります)。申し込みメールにその旨ご記載ください。
※『MRX』シリーズ以外のロッドとは複数本購入割引(リピーター割)は適応できませんのでご注意ください。
※当ページの写真はプロトモデルを含みます。製品版では若干の細部変更がありますこと、事前にご了承ください。
<購入方法>
2025年10月9日(深夜1時)より、小塚個人のダイレクトメール(kozuka★monsterkiss.co.jp ★を@に変えて送信ください)からのみご予約賜ります。ECサイトや小売店での販売予定はありません。購入希望モデルと、郵便番号、住所、氏名、電話番号を明記の上、お問い合わせください。折り返し、アフターサービスの詳細と、お振り込みに必要な情報を返信させていただきます。
<お支払い・発送・アフターサービス>
お支払いは銀行振り込み(手数料お客様負担)に限定させていただきます。発送は簡易包装(通常モデルの「セミハードケース」は使いません)で、2025年12月中旬以降を予定しています。アフターサービスは通常モデルと同様に行わせていただきますが、詳細は返信メールをお読みいただき、ご納得いただけた場合にのみご入金ください。(ご納得いただけない場合にも、キャンセル料はいただきません)
<その他>
※ブランクスは、通常モデルと同じブランクスを使用しています。用途のイメージはそれぞれ通常モデルのページ(『MX-6』『MX-7』『MX-∞』)をご覧ください。
※通常モデルは今後も生産・販売を継続いたします。モデルチェンジではありません。
※釣り場でのイメージ写真はiPhone15Proオートモードでの撮影です。色調補正はしていませんので、色味の参考になさってください。

2014年発売、「50cm以下仕舞寸統一」「シリーズ共通径(互換機能)」という株式会社モンスターキスの方向性を決定づけた『MX-6』。当時20代だった小塚がこの竿に求めたのは「10kgリフト可能な最柔のブランクス」。何が掛かるかわからない場所、仮に怪魚(1m10kg)が掛かっても取り込めるパワーを有した上で、珍魚(50cm1kg程度)達を愛で戯れられる楽しさ。……時流れ10余年、2025年「原点回帰」をスローガンに40代を迎えた小塚が、セルフカバーした怪魚旅の最柔ロッドが『MRX-6』です。
図らずもブラックバス移入100年。デザインやネーミングの『FOGO』は、自分達が洗礼を受けた90年代の第2次バスブームを熱量を象徴するあの“炎”から(許諾済み)。時代に逆行するソリッドカラーのブランクスに艶有りのトップコート、ラバーエンドは「多少重くなろうが……そういう竿じゃないでしょう?」という、今だから可能な開き直り(軽い竿をお求めの方には『Shinkirow』や『MZ』シリーズをお勧めいたします)。「“正解”があるなら、あえて間違ってみたい」……変わらない“右向け左”のスタンスは、結果として耐久性の向上にも一役買うことになりました。

「モバイルロッド=弱い」が常識だった、あの頃。2012年発売の“始祖のディアモンスター”『MX-71』(仕舞90cm変則4ピース)は、その価格含め問題作になりました。当時3万円台が量産モバイルロッドのハイエンド、4万円台は皆無だった時代に、税込価格54850円。釣り業界では前衛的だったネット限定BtoCの販売体制、象徴的な“リピーター割”含め、全てが非常識な試みでした。「どうせすぐ消えるだろ」と思われていた(と思う)火種は、2014年『MX-7』(仕舞48cm変則6ピース)に延焼、ブランクス径を継承し、それが新たな基準・共通径となって、以降文字通り「ディアモン最初の1本」として、世界へのトビラを灯し続けています。
2012年、当時20代だった小塚がとりあえず形にした「仮に、1本で世界を釣り歩くとしたら?」という究極の理想論。時流れ不惑(40代)を迎えた小塚が、あの日の旅人達をトリビュートした3本の中軸、惑わずイチ推しする超汎用モデルが『MRX-7』です。際限なく増え続ける『Dear Monster』のラインナップ、「3本もあれば充分」と謳った必然的敗北を認め、衿を正す自戒の3本。カネも、コネも、スマホも無しに未知へと飛び込んでいったあの日の彼らのように、今一度この3本で旅に出てみよう。

「あえて言うなら“シーラカンス用ロッド”」。周囲を煙に巻き、2013年に発売された剛竿『MX-8』(仕舞90cm変則4ピース)は、2015年に後継機『MX-∞』で更にパワーアップして、ますます“わけのわからない竿”になりました。「こんな“棒”、何に使うの?」と呆れられながら……当時まだ20代だった小塚が拘ったのは、カーボン素材100%がもたらす硬さ。怪物(2m100kg)を想定したパワーを有しながら、ルアー釣りにも対応できる操作性を有すること。「逆に聞きたい、“〇〇用”と確立された道具がある釣りが、“怪魚”釣りなのか?」と。
2025年、朱夏(40代)を迎えた小塚の「原点回帰」。20年来燃え続ける怪魚への情熱・思想を再結晶させた“初めての土地に持参する最強竿”が『MRX-∞』です。
「何が釣れるかわからないから、釣り(旅)って楽しかったんじゃないの?」
この竿が真に活躍する、そんな旅が続くことを願って。
