時を遡ることやがて20年前、怪魚シーンの黎明期に強烈なインパクトを残した国産ルアーがありました。
その名は「JOLT」。
本来バス用として、水面でのスローな使用をメインに考え作られたルアーだと思われますが、サブサーフェスの早巻きや、白泡の激流で強波動を放ち続けることができる、類稀なアクションの安定性を有しています。
また、実測95mmでファット形状(高浮力)という絶妙なサイズ感により、重い大型フックの搭載が可能で、その場合もアクションが大きく変化(弱化)することはなく、サイズ感以上のアピール力で、これまで数々の“怪魚”たちを狂わせてきました。
一時市場から消えた時には、バスアングラーはもちろん、“怪魚”指向のアングラーからも探し求める声が絶えなかった、いわば“元祖・怪魚ルアー”とも呼べる名作です。
小塚拓矢(当時大学生)が、2006年のモンゴル遠征で手にした当時の日本人記録と思われる巨大タイメン136cmも「JOLT」による釣果。
2019年、10年以上ぶりの再訪でも、旅のメモリアルフィッシュを連れてきたのはやっぱり「JOLT」。
……2022年、蒙古(モンゴル)とタイメンにそのような少なからぬ縁があって、MonsterKissオリジナルカラー「蒙古タイメン」を発売します!
カラーだけではありません。
フックはカルティバ社のSTBL-66、スプリットリングはバリバス社のパワーリング100LBSを装着し、2006年の小塚のモンゴル遠征時の仕様(下写真)を再現しました。
ハードテールは標準搭載しており、そのままの状態(下写真、2006年にパプアンバスの50lbクラスIGFAワールドレコードを樹立した仕様)でお使いいただけます。
取り外せばウォブリングが強化され、泳ぎの安定性も向上します(136cmのタイメンの仕様)。
ワンランク上の強波動、激流での安定性、牙や岩にも耐える強靭なボディ(肉厚)、規格外に太いアイ、固定重心とは思えない飛距離……でありながら、嵩張らないコンパクトさ。
その全てが“怪魚”向き、国内ではとりわけ北海道のイトウ(タイメンと近種)に実績が高いです。
「蒙古タイメン」カラーに限っても、北海道でのテスト時より好反応を得られております。
最近、モンゴルに遠征されたモンキスユーザー様に試し釣りをお願いしましたが、早々に嬉しい報告をいただきました。
たかが色、されど色。
「これが釣れる」以上に、「これで釣りたい」と投げ続けられるルアーこそ、“怪魚ルアー”として夢への道標になると考えます。
本日より公式セレクトショップMonster BASEで受注開始、発送は9月中を予定しております。